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2024年10月7日月曜日

石棒(飯田市平畑遺跡)観察記録3Dモデル

 Stone rod (Hirahata site, Iida city) Observation record 3D model


During my study of rituals, I developed a concern about stone rods, so I made a 3D model of the observation record of a stone rod for the first time in a long time. This stone rod was excavated from a pit. It may be related to burial.


儀礼学習の中で石棒に対する自分の問題意識が開発されたので、久しぶりに石棒の観察記録3Dモデルをつくりました。この石棒は土坑から出土しています。埋葬と関係あるのかもしれません。

1 石棒(飯田市平畑遺跡)観察記録3Dモデル

石棒(飯田市平畑遺跡)観察記録3Dモデル

縄文中期後葉

撮影場所:飯田市考古博物館

撮影月日:2024.10.03


展示の様子

3DF Zephyr v7.531 processing 86 images


3Dモデル画像


3Dモデル動画

2 メモ

儀礼学習(2024.10.01記事「祖霊観念と石棒儀礼」)で自分の石棒に対する問題意識が開発されました。というか疑問が深まりました。石棒に関して強い疑問を持てたので、学習はそれなりに進展すると、自分のことながら期待しています。

この石棒について、全国遺跡報告総覧で発掘調査報告書(「平畑遺跡・八幡原遺跡」)をダウンロードして確認しました。

縄文中期後葉の土器が出土する土坑4(南北1.7m×東西2m、深さ67cm)の抗底から打製石器などとともに下部の欠けた石棒が横倒して検出されたことが書かれています。石棒の長さは35cm・最大12cmの大きさで、頭部は綺麗に磨き上げたものであることが書かれています。

もしこの土坑が墓坑であれば、この石棒を所持し、この石棒で儀礼を取り仕切ってきたシャーマンが死亡し、この墓坑に埋葬されたと考えます。死亡したシャーマンがあの世でも石棒を使った儀礼活動を行えるように、この石棒も遺体と一緒に埋納した(あの世にシャーマン魂と一緒に石棒も送った)ということかもしれません。


石棒出土状況

「平畑遺跡・八幡原遺跡」(1988.3 長野県下伊那郡上郷町役場産業課・長野県下伊那郡上郷町教育委員会)から引用

なお、「この土坑の周囲にはピット5個が検出されているが、位置的には土坑4に属するようにみられるが確たることはいえない。」と発掘調査報告書にかかれていて、上記写真にも写っています。もしかしたら、墓坑の建屋(あるいは墓坑を覆う墓標のようなもの)があったのかもしれません。



2024年4月20日土曜日

埋甕(飯田市平畑遺跡)観察記録3Dモデル

 Buried jar (Iida City,Hirahata site) observation record 3D model


I enjoyed creating a 3D model of the buried jar (Iida City,Hirahata site) displayed at the Iida City Archaeological Museum. This is a large pottery with a height of 70cm. The photo published in the excavation report, which was excavated in an inverted position, is impressive. Are the subtle differences in the repeating patterns intentional?


飯田市考古博物館に展示されている埋甕(飯田市平畑遺跡)の観察記録3Dモデル作成を楽しみました。器高70㎝の大型土器です。逆位で出土した発掘調査報告書掲載写真が印象的です。繰り返し文様の微妙な差異は意図したものでしょうか?

1 埋甕(飯田市平畑遺跡)観察記録3Dモデル

埋甕(飯田市平畑遺跡)観察記録3Dモデル

縄文時代中期後葉

高さ:70㎝

撮影場所:飯田市考古博物館常設展示

撮影月日:2024.03.24


展示の様子

3DF Zephyr v7.517 processing 273 images


3Dモデルの画像


3Dモデルの動画

2 GigaMesh Software Frameworkによる展開


GigaMesh Software Frameworkによる展開

3 メモ


実測図

発掘調査報告書※から引用


出土状況

発掘調査報告書※から引用

※ 「平畑遺跡八幡原遺跡 -農村基盤総合整備事業上黒田東部地区に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書-」(1988.3、長野県下伊那郡上郷町役場産業課 長野県下伊那郡上郷町教育委員会)

この埋甕は逆位で出土しています。また、2024.04.18記事「台付土器(飯田市平畑遺跡)観察記録3Dモデル」で紹介した台付土器と同じ竪穴住居覆土から出土しています。

この土器の正面と考えられる面が展示では壁側に位置し、観察することができません。

発掘調査報告書では口縁部に存在していた6個のやや退化傾向の角状突起が発掘運搬作業中に削り取られたとのことです。

発掘調査報告書ではこの土器は諏訪地方の曽利Ⅰ式土器に比定されると記述されています。



2024年4月18日木曜日

台付土器(飯田市平畑遺跡)観察記録3Dモデル

 Pottery with stand (Iida City,Hirahata site) Observation record 3D model


I enjoyed creating a 3D model of pottery with stand (Iida City,Hirahata site) displayed at the Iida City Archaeological Museum. It is valuable as a nearly complete piece of pottery with stand. I understand that pottery with stand is a container for offering offerings to an altar.


飯田市考古博物館に展示されている台付土器(飯田市平畑遺跡)の観察記録3Dモデル作成を楽しみました。ほぼ完形の台付土器として貴重なものです。台付土器とは祭壇にお供えモノを捧げる容器であると理解します。

1 台付土器(飯田市平畑遺跡)観察記録3Dモデル

台付土器(飯田市平畑遺跡)観察記録3Dモデル

縄文時代中期後葉

高さ:20㎝

撮影場所:飯田市考古博物館常設展示

撮影月日:2024.03.24


展示の様子

3DF Zephyr v7.517 processing 118 images


3Dモデルの画像


3Dモデルの動画

2 GigaMesh Software Frameworkによる展開


GigaMesh Software Frameworkによる展開

3 実測図


実測図

発掘調査報告書※から引用

※ 「平畑遺跡八幡原遺跡 -農村基盤総合整備事業上黒田東部地区に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書-」(1988.3、長野県下伊那郡上郷町役場産業課 長野県下伊那郡上郷町教育委員会)

「ほぼ完形の台付土器として貴重」(飯田市考古博物館ホームページより)です。

4 感想

台付土器とは祭壇にお供えモノを捧げる容器ということだと理解しておきます。