2011年8月17日水曜日

花見川流域界の検討

花見川流域界図

花見川流域のイメージと感想2 花見川流域界の検討

私は、花見川流域そのものにも興味を抱いているのですが、対象となる花見川流域を地図上の空間として把握したくなるのは当然のことです。
特にGISで流域情報を整理分析しようと思っているので、なおさら正確な流域界線が必要です。

ところが、花見川流域界を空間的に把握しようとすると、様々な困難が出現し、すっきりと問題が解決しないことがわかりました。しかたなく、行政上の花見川流域界線を諸資料から個人的に集成・復元・編集してつくり、このブログで使っています。この経緯はこのブログのページ「流域界」に詳しく書いてあります。

その後、様々なブログ記事を書くたびに、花見川流域界の把握について検討しなければ花見川流域についての認識が深まらないと痛感するようになっています。
そこで、花見川流域界の把握にかかわる感想(問題意識)をメモします。

1 行政が使っている公式情報としての花見川流域界の把握
・改めて河川管理者(千葉県)に花見川流域界について問い合わせし、行政が使っている花見川流域界線の情報を入手し、その精度等について知りたいと思います。また、このブログで使う花見川流域界線補正の参考資料にしたいと思います。

2 地形上の流域界の検討
2-1 自然地形の流域界
・戦後の地形改変は著しいものがあるので、それ以前の地形図(例 大正6年測量旧版1万分の1地形図)を基に、花見川流域界を正確に把握検討する必要性を感じています。
・作業は情報を電子化してGIS上で分析して行う予定です。
・検討すべき問題点として次の事柄は既に抽出しています。
ア 台地平坦部の流域振り分け不明部分の取り扱い。(按分比例的考えでどこまでも強引に振り分けられるのか?その意味があるのか?)
イ 台地平坦部の凹地の取り扱い。(周辺流域に含めることができるのか?独立集水域になるのか?)
ウ 流域界付近の水関連事象の把握(谷津谷頭、湿地、泉、池、河川等)

2-2 現在地形の流域界
・現在の地形上の流域界を2-1と同じ方法で行います。
・1/2500地形図(6市DMデータ)を活用してGIS上で分析して行う予定です。

2-3 自然地形流域界と現在地形流域界、行政流域界の対比
・自然地形流域界と現在地形流域界を対比し、その変化について検討する予定です。
・同時に地形流域界と行政流域界を対比してその関連を検討します。
・ページ「流域界」では次のような問題意識を書いています。このような問題意識が適切であるかどうか検討していきたいと思います。
「行政資料による流域界(行政資料流域界)と自然地形による流域界(自然地形流域界)を比較すると、ほぼ一致する部分とかなりずれる部分があることに気がつきます。
なぜ、このようなことになったのか?大いに疑問が生まれます。大きくずれる場所は、埋立地部分を除くと、いずれも自然地形流域界より内側に行政資料流域界が移動しています。これは地形的要因に起因する排水施設整備工事のしやすさに伴い、その結果として生じた、ほとんど意識されないミクロな流域変更の積み重ねではないかと想像することもできます。
このように、自然地形流域界と行政資料流域界を比較してみると、そこにずれがあり、それは都市開発に伴いミクロな流域変更が行われたことを示しています。」

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