2018年5月2日水曜日

大型貯蔵土坑の空間分析 その1

大膳野南貝塚後期集落 土坑の再検討 35

大型貯蔵土坑の空間分布図を作成しました。

概算容量2㎥以上の土坑

概算容量1㎥以上2㎥未満(タンブラー状)の土坑

概算容量1㎥以上2㎥未満(鍋状)の土坑

断面図及び時期、二次利用について分布図として眺めてみると分布図を作成しなければ決してわからない集落の様子が浮かび上がってきています。
上記3枚の分析図を使って大型貯蔵土坑の分析を次の項目等について順次行います。
●南貝層・北貝層・西貝層に対応するかのような土坑分布と貝層の存在しない南西隅の土坑分布がみられること。
●土坑形状(土坑内部の仕上がり詳細)の違いが分布の違いと対応しているようにみえる箇所があること。
●時期の違い(称名寺式期と堀之内1式期)と分布の違いに対応があるように見えること。
●二次利用(送り場、廃土坑墓)が集中している区域があるように見えること。

0 件のコメント:

コメントを投稿