花見川現地調査報告5
V字谷形成前の浅い谷地形の発見
東岸の台地上の広い緩斜面の存在は空中写真実体視でわかっていたのですが、現地を歩いて対岸(最成病院付近)にも同様の緩斜面が広がっていることを確認しました。
早速空中写真を見ると、樹木の存在に騙されて、緩斜面の存在を見落としていたようです。
この調査結果を地形分類図(予察図)に反映させてみました。
地形分類図(予察図を一部修正)
断面図
その分布から両岸に広がる緩斜面は、V字谷形成前の古柏井川の浅い谷であると考えました。
下総台地が形成されて最初に刻まれた谷地形(古柏井川)が、化石のように残っていたものと考えられます。
同様の緩斜面は東岸の北400m(柏井ポンプ場付近)にもあり、さらに北の西岸にも分布しています。
古柏井川の浅い谷地形
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