2014年11月1日土曜日

30年ぶりスキャン小技復活

図書の図版をスキャンしてその画像をブログに引用させていただくことがあります。
その際、スキャンすると裏ページの印刷も一緒に画像として取り込んでしまい、見栄えがあまり良くありません。

スキャンで裏ページの印刷を一緒に取り込んでしまった画像
「千葉県の歴史 通史編 原始・考古1」(千葉県発行)から引用

最近まで裏ページを一緒に取り込むのは仕方がないことだとあきらめていて、時間のある時は目立つところをPhotoshopで修整していました。白色で塗りつぶしていたのです。しかし、それでは時間がかかるし、みっともないところは細部に沢山残ります。表と裏が細かい図像だと修整は不可能です。
上記例に示したようなアミに裏ページ図像が写る場合では、修整は不可能です。

ところが、1週間程前、ふと、この嫌な忌々しい現象を、以前の自分がごく普通に回避していたことを思い出しました。

恐らく30年くらい前のこと(昭和時代のこと)だと思います。その当時は資料をコピー機でコピーして、ハサミで切り取り、糊で台紙に貼って、それを原稿にするという方法が知的生産技術の基本でした。
その当時、コピー機で図書をコピーする時はページ裏に黒色の紙を挟んでコピーしていました。そうすると裏ページの印刷が写りませんでした。

糊とハサミとコピー機という時代からスキャナーとパソコンとプリンターという時代に変化して、その際いつの間にか知的生産の小技を失念してしまっていたのです。

早速100円ショップで子ども用学用品売り場にある黒色の色画用紙を購入して、それをページ裏に挟んでスキャンしてみました。

ページ裏の印刷図像が全く写らないので、我ながら感心しました。30年前の知的生産技術がよみがえりました。

ページ裏に黒色画用紙を挟んでスキャンした画像
「千葉県の歴史 通史編 原始・考古1」(千葉県発行)から引用

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