2017年5月20日土曜日

西根遺跡 集中地点別器種組成

集中地点別に器種組成グラフをつくり、並べてみました。

西根遺跡 集中地点別器種組成

集中地点別最多器種

集中地点によって器種組成がダイナミックに変化している様子が判ります。
第1集中地点と第2集中地点は最多器種がA2bですが第3集中地点から第7集中地点までB2aが最多器種になります。
また随伴する主な器種からみると第1と第2が似ています。また第4と第5が似ています。
第3は第1第2と第4第5の中間のような様相を呈しています。
従って、器種組成からみると第1第2グループ、第3グループ、第4第5グループの3つのグループに分けることができ、その順番で組成が変化しているように観察できます。

この上流から下流に向かう組成変化はそのまま時間変化に対応していると考えられます。

この器種組成変化情報を使って西根遺跡の意義をどのように論じることができるのか、今後学習を深めることにします。

この記事では、眩暈のするような精細な土器分類結果を少しずつ自分が理解できるデータに引き寄せている状況をメモしました。

参考 西根遺跡 縄文土器組成


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