2017年7月2日日曜日

大膳野南貝塚学習方法の調整

大膳野南貝塚の発掘調査報告書のなかの後期集落に関連する「まとめ」記述の学習を進めています。
集落(竪穴住居)に関する学習に引き続き、土坑に関する学習に入るところまできましたが、学習環境が変化しましたので、学習方法を調整します。

6月に入り学習作業ツールとして使っていたGISソフトを地図太郎PLUSからQGISに乗り換えしました。
この結果、自分でも予想外の解析高機能性、高操作性、高能率性、高データ整理性、高データ格納性等を獲得することができました。

発掘調査報告書に掲載されている表情報を全てQGISに結合して分布図にすることの手間が飛躍的に短縮しました。
この結果これまで以上に多量の情報を学習で扱うことができるようになりました。

例えば後期土坑について次の項目をQGISに結合しました。

後期土坑に関するQGIS結合データ

このうち平面形タイプ(4区分)を分布図に表現すると次のようになります。

後期土坑 平面形タイプ(4区分)の分布図

この分布図を一覧して考察するだけでも大いに意味がありますが、もっと詳しく平面形タイプを観察したくなります。

平面形タイプをそれぞれ分布図にすることは容易にできますから、次の4葉の分布図を作成して考察できます。

後期土坑 平面形タイプ別分布図

更に方形型とその他型の分布になにか関連がありそうだとか、いろいろな発想が浮かびそれに対応した解析をすることになります。

平面形タイプだけでもいろいろな観察、考察が生じます。
さらに、推定平面積、深さ、体積、時期タイプ、…もそれぞれ多様な観察、考察の対象となり、興味が深まります。
さらにさらに、それらの項目間関連にも興味が…、
さらにさらにさらに、土坑と別の対象との関連にも興味が…、
…、
いっそうのこと多変量解析…。

QGISをメイン学習ツールにしたことにより、データ処理の自由を獲得したので観察と考察が急激に増えることになりました。
従って、ブログを活用した縄文時代学習を次のように調整することにしました。

・旧来の学習方法に拘泥しないで、考えられる(データ作成できる)より広い範囲の項目や関連について考察する。
・作業考察の単位を適切に区切って、立ち止まり思考を繰り返す。(思考を伴わない形で、延々と多項目作業を継続しない。)
・適切な小単位作業結果をブログ記事にする。(ブログは作業思考を実況中継するために活用する。)

従って、これからは1日にブログ記事1編といういつの間にかできたペースを廃棄し、作業・考察の状況に応じて1日に多数記事掲載もありということにします。

大膳野南貝塚、西根遺跡および他の興味を含めて趣味活動における作業・考察の状況をブログで実況中継することにし、1日にブログ記事1編という自分の中に隠れて存在していた心理的縛りを廃棄します。

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