ChizuLer
I am enjoying reading by purchasing the books "ChizuLer" Nos. 1 to 5 published by "ChizuLer no Kai" by Mr. Koji Yamada and Mr. Junichi Ogawa on Facebook.
Facebookやまだこーじさん、小川順一さん達の「地図ラーの会」発行図書「地図ラー」1号~5号を購入し楽しんでいます。
地図マニアや街歩き・地理好きの人々が、地図に自分の興味を仮託して論説や写真集、紀行などの興味深い記事を書いています。
地図・街歩き・地理に興味のある方にお薦めの図書です。
写真が豊富で印刷がとてもとてもきれいな冊子です。
地図ラー4号表紙
地図ラー5号表紙
1 地図ラーの意味
地図ラーの意味が何が何だか判りませんでした。「地図+ラー」であることは判りますが、「ラー」の意味がわかりません。エジプトの太陽神ラーとも思えないし・・・。
「地図ラー」4号を見て、その意味が判りました。「「ラー」は、その前に置かれる名詞を愛してやまない人を表す接尾語。アムラー、マヨラー、シャネラーのような使い方をします。」とのことです。
「ラー」という接尾語があるとは思えませんが、和製英語 パネラー「panel+er」の「ラー」みたいなものを無理矢理「地図」に付けたと考えればなんとなく判ります。
一言でいえば「地図ラー」は地図マニアによる強引な造語固有名詞です。表題から地図マニアック度満開で、地図に興味がある人々にとっては図書内容に期待が持てるものになっています。
「地図ラー」の意味がなんとなくわかると、そのイントネーションが例えば「地図ラーニング」のものではなく、「パネラー」のパネを地図に置き換えたものであることがわかります。イントネーションが変わっただけで、「地図ラー」に対する親しみが大いに増しました。
2 地図ラー5号の内容
地図ラー5号には地図とか、街歩きとか、地理とかのマニアックで変態的な興味ばかりの9記事が掲載されています。
2-1 夜の通勤路 高輪編Ⅱ 稲垣憲太郎
夜の散歩の写真集ですから相当怪しい雰囲気かと思いきや、夜景で見る街の不思議や独特な雰囲気が印象的にまとめられています。
2-2 旧国境をめぐる両国橋図鑑 山口泰輝
両国橋という名称の橋を近畿から九州の6橋抽出して、現地踏査・分析しています。対象を見つめる視点がとてもマニアックです。
2-3 千葉県外房沖の海難事故 菅谷祐輔
副題が「上総奥津における仙台藩穀宿について」となっている記事で、古文書解読と現場踏査による学術性のある小論文です。
2-4 菅原道真、大宰府までの道のり天満宮ツアー 旅のはじまり編 川原さえこ
菅原道真が九州に左遷される旅の様子を現場検証的に書いている記事で興味が深まります。個人的には、最近NHKBS「英雄たちの選択 悲運の天才・菅原道真〜なぜ怨霊は神となったのか〜」の再放送をみたので、この記事に否が応でも興味が深まります。また旅の様子という視点もマニアックで共感します。
2-5 地図アートの作り方~干渉色標高図のご紹介~ やまだこーじ
論説最初ページ
地図ラーを知ったのはFacebookやまだこーじさんの干渉色標高図を知ったからです。干渉色標高図にはとても興味があります。マニアックであるとともに技術的に高度でまた作成する地図も美しく芸術性があります。この論説では干渉色標高図の作成の仕方を具体的に説明しています。この論説に基づいて自分自身が干渉色標高図3Dモデルを作成しましたので、追って別記事で説明します。
2-6 池コレ 小川順一
表題「池コレ」が当方高齢者には意味が判然とません。「池だよ、コレが」というような雰囲気でしょうか?強度変態的雰囲気が出ています。千葉市にある池を現地踏査して紹介しています。自分が学習したことがある「長沼池」(今は地名だけ残る)も出てくるので、共感が深まります。
2-7 大学の歴史地理学 東寿浩
大学で教える歴史地理学と思いきや、大学施設立地の歴史と地理が内容でした。意表を突くテーマです。
2-8 さつきが丘
千葉市花見川区さつきが丘の魅力紹介地図と説明とウォークイベント記録です。
2-9 ヘンタイ図書
ヘンタイ図書といえるような図書の紹介ページで「お写ん歩ノート」シリーズと「地理感覚」シリーズが紹介されています。
3 地図ラーの入手方法
次のサイトで地図ラーを購入できます。
地図ラーの会サイトは次です。
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