2022年3月22日火曜日

実測図風線分による3Dモデル表現

 3D model representation by actual measurement line segment


Taking the Yamagata clay figurine 3D model as an example, I tried to express a 3D model using actual measurement line segments. In the past, I've technically longed for Hugh's handwritten 3D model, but I'm happy to get a little closer to it.


山形土偶3Dモデルを例に実測図風線分による3Dモデル表現を試行しました。過去に、Hugh氏手書き3Dモデルに技術的にあこがれましたが、それに少し近づいてうれしくなりました。

1 実測図風線分による3Dモデル

山形土偶3Dモデルを例に実測図風線分による3Dモデル表現を試行しました。

実測図風線分による山形土偶3Dモデル


実測図風線分による山形土偶3Dモデルの動画


3Dモデルと実測図

作り方のプロセス概要は次の通りです。

・山形土偶の周回撮影(この場合展示土偶をガラス面越し撮影)

・フォトグラメトリーソフト(3DF Zephyr Lite)によるメッシュモデル作成→Wabefront(.obj)ファイル出力(Aファイル….obj .mtl の2ファイル)

・BlenderにAファイルインポート→UV展開→Wabefront(.obj)ファイルエクスポート(Bファイル…2ファイル)

・3DF Zephyr LiteにBファイルを「UVマップ付きメッシュを入力」で入力→テクスチャ付メッシュ作成→Wabefront(.obj)出力(Cファイル…3ファイル)

・PhotoshopでCファイルのテクスチャ画像(.png)を開く→編集(線分書き込み、写真画像の不透過率0%)→画像保存(Dファイル….png)

・Cファイルの.obj .mtlとDファイル.pngのセット(Eファイル)が「実測図風線分だけの3Dモデル」です。

2 技術的あこがれに少し近づく


Hugh氏の3Dモデル“Illustrated Paleolithic Handaxe” Sketchfab画面

3年前にフォトグラメトリーを始めた頃、Hugh氏の3Dモデル“Illustrated Paleolithic Handaxe”を見て、この手書き3Dモデルにあこがれました。そして、このような3Dモデルをいつかぜひとも作りたいと思いました。その時は発掘調査報告書実測図だけから、近似的に3Dモデルをつくれないだろうかと思案している時でした。

この度「実測図風線分による山形土偶3Dモデル」を作ってみると、Hugh氏の3Dモデル作成方法が少しわかったような気がします。3年前のあこがれに少しだけ近づいたことに気が付き、うれしくなりました。

3 参考 透明な「実測図風線分だけの3Dモデル」作成

実測図風書き込みをした山形土偶3Dモデル(透明モデル)

3Dモデルの透明化はBlenderでできます。またSketchfabでもできます。

なお、3DF Zephyr Liteはフォトグラメトリーソフト(写真から3Dモデルをつくる測量ソフト)であり、3Dモデルの高度表現ソフトではないことから、透明表現には対応していないことを知りました。

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ブログ花見川流域を歩く番外編2022.03.20記事「3Dモデルテクスチャ画像の書き込み



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