2022年5月26日木曜日

過去4年間の縄文土器学習

 Jomon pottery learning for the past 4 years


Under the name of "Jomon pottery learning record from February to May 2022", I decided to divide the Jomon pottery learning from February this year onward. "Jomon pottery learning for the past 4 years", which is a part of this record summary, has been posted.


「2022年2月~5月の縄文土器学習記録」と銘打って今年2月以降の縄文土器学習をまとめていったん区切ることにしました。この記録は次のような目次を予定しています。メインはあくまでも「3 令和3年度企画展「あれもE…」と学習活動」です。

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1 はじめに

2 これまでに開催された企画展「あれもE…」と学習の概要

2-1 平成30年度企画展と加曽利E式土器学習

2-2 令和元年度企画展と加曽利E式土器学習

2-3 令和2年度企画展と加曽利E式土器学習

2-4 令和3年度企画展と加曽利E式土器学習

2-5 参考 これまでに作成した加曽利E式土器3Dモデル

3 令和3年度企画展「あれもE…」と学習活動

3-1 展示土器の3Dモデル作成と観察

3-2 3Dモデル分析

3-3 興味を覚えたテーマ

3-4 習得した3Dモデル関連技術

4 今後の学習について

4-1 令和4年度企画展開催までの学習活動

4-2 令和4年度企画展にかかる学習活動

…………………

この記事では1と2について掲載します。

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2022年2月~5月の縄文土器学習記録

1 はじめに

加曽利貝塚博物館で毎年恒例となっている企画展「あれもE これもE -加曽利E式土器-」が令和3年度も2021年11月~2022年3月に開催されました。この恒例企画展の展示土器を素材に、私は縄文土器学習を毎年行ってきています。今回も2月~5月に縄文土器学習を実施しました。

この学習をするなかで、学習しっぱなしでは自分の中に蓄積するものが少ないような気がするとともに、学習の楽しさを極大化させたいという自分の目標に照らして、なにかもったいないような気がしています。そこで一つの試みとして、今回の学習記録をまとめることにしました。この学習記録とりまとめの中で、学習の楽しみの具体点を確認するとともに、今後の学習の在り方を考え、今年度開催予定企画展「あれもE…」学習に備えることにしました。

2 これまでに開催された企画展「あれもE…」と学習の概要

2-1 平成30年度企画展と加曽利E式土器学習

企画展名称:あれもE これもE -加曽利E式土器(千葉市内編)-

開催期間:2018年11月~2019年3月


平成30年度企画展の様子


平成30年度企画展のパンフレット

企画展を5回観覧しました。この企画展に刺激を受けて縄文土器学習を継続的に行うことを決意して、学習結果を随時ブログ記事にすることにし、加曽利E式土器の観察結果記事多数をブログに掲載しました。また展示土器を3Dモデルにすることに興味を持ち、フォトグラメトリソフト3DF Zephyr Liteを購入して使いだしました。さらに加曽利E式土器に関する加曽利貝塚博物館主催研究講座が数回開催されましたので、積極的に聴講しました。

2-2 令和元年度企画展と加曽利E式土器学習

企画展名称:あれもE これもE -加曽利E式土器(印旛地域編)-

開催期間:2019年11月~2020年3月


令和元年度企画展の様子


令和元年度企画展のパンフレット


配布資料「考古学を勉強する皆様へ 本展示における加曽利E式土器の細分と表記について」

企画展を3回観覧しました。企画展展示加曽利E式土器多数について観察記録3Dモデルを作成しました。3Dモデルは3Dモデル公表サイトSketchfabにすべて掲載するようにし、現在も継続しています。また3Dモデルを平面に展開するソフトGigaMesh Software Framework(フリーソフト)の存在を知り、それを使って土器文様全体像を観察考察できるようになりました。これらの結果を多数記事にしてブログに掲載しました。さらに、加曽利E式土器に関する加曽利貝塚博物館主催研究講座が数回開催されましたので聴講しました。なお、配布資料「考古学を勉強する皆様へ 本展示における加曽利E式土器の細分と表記について」で加曽利E式土器の研究者間の細分や表記の対応が明らかになったことはユーザー(市民・学習者)にとって画期であると考えました。

2-3 令和2年度企画展と加曽利E式土器学習 
企画展名称:あれもE これもE -加曽利E式土器(北西部地域編)-

開催期間:2020年11月~2021年3月


令和2年度企画展の様子


令和2年度企画展のパンフレット

配布資料「考古学を勉強する皆様へ 本展示における加曽利E式土器の細分と表記について」

企画展を5回観覧しました。企画展展示加曽利E式土器多数について観察記録3Dモデルを作成しさらにGigaMesh Software Frameworkで展開して詳しく観察しました。観察結果多数を記事にしてブログに掲載しました。加曽利E式土器・中峠式土器に関する加曽利貝塚博物館主催研究講座を数回聴講しました。この展示では中峠式土器の標識となる土器が14点展示されました。このようにまとまった展示はほとんどないとのことで貴重な観察機会となりました。

2-4 令和3年度企画展と加曽利E式土器学習

企画展名称:あれもE これもE 加曽利E式土器 千葉市編2 -加曽利EⅣ式土器とその末裔たち-

開催期間:2021年11月~2022年3月


令和3年度企画展の様子


令和3年度企画展のパンフレット

コロナ禍のために企画展終了直前にやっと連続3回観覧しました。企画展展示加曽利E式土器多数について観察記録3Dモデルを作成しました。また作成した3DモデルはGigaMesh Software Frameworkで展開して詳しく観察しました。さらに3Dモデルから土器の大きさや容量を計測して土器を分類しました。観察結果は記事にしてブログに掲載しています。なお、加曽利E式土器に関する加曽利貝塚博物館主催研究講座を2回聴講しました。

2-5 参考 これまでに作成した加曽利E式土器3Dモデル

企画展「あれもE…」展示土器を主な対象として、これまで多数の加曽利E式土器と関連土器の3Dモデルを作成し、Sketchfabに投稿してきました。それらの一覧を掲載します。なお重複や集成モデルが含まれています。(2022.05.26現在)


中峠式土器 Sketchfab投稿サムネイル


加曽利EⅠ式土器 Sketchfab投稿サムネイル


加曽利EⅡ式土器 Sketchfab投稿サムネイル


加曽利EⅢ式土器 Sketchfab投稿サムネイル


加曽利EⅣ式土器 Sketchfab投稿サムネイル


加曽利EⅤ式土器 Sketchfab投稿サムネイル


称名寺式土器 Sketchfab投稿サムネイル


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