2022年7月1日金曜日

人面装飾付深鉢形土器(山梨市上コブケ遺跡) 観察記録3Dモデル

 Human face decoration pottery (Kamikobuke Site,Yamanashi City) Observation record 3D model


I used a 3D model to observe the human face decoration pottery (Kamikobuke Site, Yamanashi City) displayed in the "End of Human Face Decoration" corner. It is explained that the abstraction of the human face has progressed and the story has become incomprehensible.


「人面装飾の終焉」コーナーに展示されている人面装飾付深鉢形土器(山梨市上コブケ遺跡)を3Dモデルで観察しました。人面の抽象化が進み、物語がわからない形になっていった旨説明されています。

1 人面装飾付深鉢形土器(山梨市上コブケ遺跡) 観察記録3Dモデル

人面装飾付深鉢形土器(山梨市上コブケ遺跡) 観察記録3Dモデル

縄文時代中期後葉

展示説明:「上コブケ遺跡出土の深鉢形土器は、胴体に表された顔面と思しきものは、それまでの写実的なものより抽象化が進んでいます。」

撮影場所:山梨県立考古博物館令和4年度春季企画展「心を描く縄文人 -人面・土偶装飾付土器の世界-」

撮影月日:2022.06.01


展示の様子

ガラスショーケース越し撮影

3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v6.506 processing 137 images

Human face decoration pottery (Kamikobuke Site,Yamanashi City) Observation record 3D model

Late-Middle Jomon period

Location: Yamanashi Prefectural Archaeological Museum Reiwa 4th Spring Exhibition “Jomon people who draw their hearts-The world of pottery with human face and clay figurines-“

Shooting date: 2022.06.01

Shooting through a glass showcase

Generated with 3D model photogrammetry software 3DF Zephyr v6.506 processing 137 image


3Dモデルの動画

2 GigaMesh Software Frameworkによる展開


GigaMesh Software Frameworkによる展開

3 メモ

3-1 「人面装飾の終焉」コーナー説明

「縄文時代中期の後葉、曽利式の時代に入ると、それまで深鉢形土器などの上で、わかりやすく描かれていた人面表現は、急激に姿を消していきます。この時期に入ると土器や土偶なども簡素になっていくことから、人面装飾も衰退していくことが推測されます。その後も、後期・晩期などにも人面装飾などが付くものがありますが、中部高地での表現は少なくなり、東北が中心となるようです。中期後葉は、山梨県内でも一気に住居数などが減少する時期であるため、土器や土偶に留まらない社会の縮減が想定され、それに伴い土器を用いて語られた物語なども、急速にわからない形になっていくものと思われます。」

3-2 「人面装飾の終焉」コーナー 「読まなくてもよい小話」

「上コブケ遺跡の発掘調査時、調査の担当をしていた職員は、曽利式土器に「顔」が付いていることを当時の埋蔵文化財センター所長に報告したところ、「お前は、物を知らない」などと言われて傷ついた記憶があるようです。それぐらい曽利式期の顔面表現は稀で、一緒に描かれていたヘビやイノシシなども一斉に姿を消していきます。こうした造形面に現れた変化には、社会の大幅な変化が想定されます。」

3-3 感想


人面装飾拡大

・元祖ろくろ首のような異形の造形で、誇張された首を短くすれば、通常の人(神)になるのでしょうか?

・あるいはヘビの胴と人面を組み合わせた合成図像としての神像(ヘビ神様)でしょうか?

・頭上のチョキのような形も気になります。何を表現しているのでしょうか?


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