2022年7月28日木曜日

発掘調査各種実測図の3Dモデル化

 3D modeling of various actual measurements of archaeological excavation


I will make 3D models of various actual measurements published in the excavation report and use them as learning tools. I've created some rudimentary 3D models so far, but I want to be able to create better 3D models, so for the time being I'm familiar with Blender's features.


発掘調査報告書に掲載されている各種実測図を3Dモデル化して学習ツールとして活用することにします。これまで初歩的な3Dモデルを幾つか作成してきました。しかしこの度は、趣旨は同じ簡易3Dモデルでももう少しマシな3Dモデルをつくれるになりたいと思い、8月の自分の趣味活動メインテーマにしたいと思います。当座はBlenderの諸機能に精通して、それでできる範囲の簡易3Dモデルをつくってみることにします。

1 遺跡地形3Dモデル

1-1 既作成例


発掘前地形復元3Dモデル

QGIS(GRASS)機能で旧版都市図等高線から地形を3Dモデル化し、遺構配置図とオーバーレイしたモデル。


貝層基底面高度分布図3Dモデル

貝層断面図高度データで作成した等高線から作成した仮想地形3Dモデル

1-2 課題

BlenderのBsurfaces機能等を使い、紙等高線などから、より簡易的に地形3Dモデルを作成できるようにします。

2 貝層3Dモデル

2-1 既作成例


貝層断面図の3D配置モデル

多数貝層断面図を3D空間に正しく配置したモデル。

2-2 課題

断面図情報をつなぎ合わせて、簡易的推察的ではあるが、貝層が3D実体として表現されたモデル作成を目指すこととします。正確な3D座標を有していて、貝層と出土遺物の精細な空間相関分析を可能ならしめたいと思います。

3 竪穴住居、土坑、炉穴、陥穴、炉等の3Dモデル

3-1 既作成例


炉の3Dモデル

炉の断面図、平面図を3D空間に配置し、土器を置いたモデル。

3-2 課題

Blenderの平面プロポーショナル編集で次のようなモデルを、実測図をなぞるような作業でかなり正確につくることができます。簡易的なモデルならばこの機能をメインにしてある程度使えそうなものが出来そうです。


Blenderの平面プロポーショナル編集例


炉の3Dモデルにプロポーショナル編集を加えた例

4 土器、石器等出土遺物

4-1 既作成例


回転体に実測図を貼り付けた3Dモデル


回転体

4-2 課題

BlenderのBsurfaces機能で単純(正円)回転体ではない「いびつ」な(自由な)回転体様立体をつくることができます。また把手などは別につくり、付加することも可能です。実測図だけの情報から簡易的ではあるが、訴求力もある遺物3Dモデル作成を目指すことにします。


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