2022年12月31日土曜日

2022年の趣味活動をふりかえる

 Looking back on 2022 hobby activities


Despite the pandemic, I was able to maintain and develop my hobby activities in 2022 and enjoyed it a lot.

I would like to express my sincere gratitude to all the people inside and outside of Japan who I met face-to-face and on Blog, Twitter, Facebook, YouTube, Sketchfab, etc. I have summarized the activities in 2022.


2022年の大晦日となりました。

コロナウィルスパンデミックも3年目を過ぎ、ようやく出口が見えてきました。コロナワクチン接種が5回におよぶとは考えてもみなかったことです。コロナ感染もなく、いわんや重症化、死亡という最悪事態もなくこの1年を過ごせたことは自分の人生の中でラッキーだったと考えたいと思います。

こうした状況の中で、趣味活動はこの1年間皆様のおかげで大いに楽しみ、発展させることができました。

対面でお会いし、ご指導やご厚情をいただいた皆さま、Blog、Twitter、Facebook、YouTube、Sketchfabなどwebでお会いし、いいね・コメント・情報・アドバイス・ご指摘などをいただいた内外皆様に心から感謝申し上げます。2022年の1年間まことにありがとうございました。

この記事では2022年趣味活動で特段に印象に残った活動を反芻して楽しむことにします。

同時に年初に作成した「2022年のささやかな夢リスト」の実現状況をチェックしたいと思います。

1 2022年趣味活動で楽しかった出来事

1-1 やまだこーじさん提供干渉色変換ツールで遊ぶ

年初からやまだこーじさん提供の干渉色変換ツールを風景写真、考古遺物3Dモデルなどに適用して楽しむとともに、その分析有用性について検討しました。干渉色変換ツールは色塗りツールとして判りずらい画像を明瞭な色で可視化できるとても有用なツールです。


干渉色変換の例

1-2 千葉達朗先生から赤色立体画像作成方法を直接ご指導していただく

千葉達朗先生が発明された赤色立体画像の作成方法を先生からzoomで直接ご指導していただきました。幸運です。千葉達朗先生に感謝します。おかげで考古遺物3Dモデルの表現方法のレパートリーが増えました。同時にPhotoshop機能についての理解を深めることができました。


赤色立体画像の例

1-3 「優品展」展示遺物の3Dモデル作成を楽しむ

千葉市立郷土博物館と千葉市埋蔵文化財調査センターで開催された「千葉市出土考古資料優品展」の展示遺物多数について3Dモデルを作成して学習し、楽しみました。

人面付土版(千葉市内野第1遺跡)

1-4 「あれもE…」企画展展示土器の3Dモデル作成を楽しむ

加曽利貝塚博物館令和3年度企画展「あれもE これもE 加曽利E式土器 千葉市編2 -加曽利EⅣ式土器とその末裔たち-」で展示された土器多数について3Dモデルを作成して分析・学習を深め、楽しみました。

加曽利EⅤ式深鉢(No.39)(千葉市六通貝塚) 観察記録3Dモデル

1-5 「人面・土偶装飾付土器」企画展展示土器の3Dモデル作成を楽しむ

山梨県立考古博物館令和4年度春季企画展「心を描く縄文人 -人面・土偶装飾付土器の世界-」で展示された土器多数について3Dモデルを作成し、学習を深め、楽しみました。いつも見慣れた加曽利E式土器とうってかわり、自分にとっては異形・異様な土器群であり、強い刺激を満喫しました。

出産文土器複製(北杜市津金御所前遺跡) 観察記録3Dモデル

1-6 土器や遺構の実測図から3Dモデル作成を楽しむ(Blender習熟に熱中)

実測図から3Dモデルをつくりたいという欲がつのり、無謀にもその活動に3ヵ月ほど熱中しました。活動実態はBlender操作技術の習熟活動そのものです。計画してそうなったのではありませんが、このBlender操作習熟があったため、結果として次の有吉北貝塚北斜面貝層のBlender3D空間分析が可能となりました。

屋外漆喰炉基底微地形・出土遺物(千葉市大膳野南貝塚)3Dモデル

1-7 有吉北貝塚北斜面貝層の3D空間における土器分布分析を楽しむ(Blender熱中)

最初は無謀であり、途中挫折が予感された膨大な作業、つまり700点以上の土器破片オブジェクト作成・3D空間プロット作業が根気よく取組む中で完遂できました。これをキッカケにして次々と膨大作業を実施しました。遺物の3Dモデルではなく、土器分布の3Dモデル作成という分析作業にBlenderを使ったことは自分にとって画期的な出来事です。

有吉北貝塚北斜面貝層 加曽利EⅡ式土器(第10・11群土器)の3D分布モデル

1-8 おゆみ野歴史愛好会における話題提供交流を楽しむ

おゆみ野歴史愛好会で自分の趣味活動について話し会員皆様と交流しました。お互いに大いに学習刺激を受けました。

1-9 千葉市埋蔵文化財調査センター所長西野雅人さんから直接ご指導を賜る

千葉市埋蔵文化財調査センター所長西野雅人さんから有吉北貝塚北斜面貝層学習について直接ご指導を賜りました。今後の学習活動を進める上で貴重なアドバイスをいただくとともに、発掘調査報告書の土器編年分類が全く新たに更改されているなど最新情報をいただき、共同して今後の作業を進めることになりました。西野雅人さんに感謝します。この取組で考古学習におけいるBlender3D技術活用が一段と進めることができそうです。

2 「2022年のささやかな夢リスト」の実現状況をチェック

2022.01.15記事「ブログ開設11周年通過にあたって」でメモした「2022年のささやかな夢リスト」の実現状況をチェックしたいと思います。

◎ 夢を大いに実現した

〇 夢の部分を実現した

△ 夢が実現する方向に向かった

× 夢の実現は持ち越された

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2-1 縄文社会消長分析学習の継続深化

2-1-1 有吉北貝塚学習の継続発展→◎

2-1-2 祭祀に関わる遺物の観察→×

2-2 展示施設の展示物3Dモデル観察の継続→◎

2-3 観察分析技術の向上

・3Dモデル作成・操作・表現技術の向上→〇

・GIS技術、DB技術の向上→△

・著作物表現技術の向上→〇

・webメディアの操作技術→△

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夢の実現という観点でふりかえると有吉北貝塚の継続発展が◎となり、今後さらに発展できる可能性が生まれてきたので、うれしい1年であったことになります。

3 趣味活動の味の付け方

2022年活動における成果の一つに、自分の趣味活動におけるコアコンピタンスは考古学習における3D技術の積極活用であることに気が付いたことです。趣味活動における味付けは3D技術で行い、その技術レベルはすぐには真似できない程度のハイレベルにもっていきたいと意識しだしました。

4 花見川に関する取組み

2022年12月に花見川に関するある取組の機会に直面しました。私の活動は元来花見川がフィールドですから、この新たな機会を利用して花見川回帰のキッカケにしようと思います。

5 2023年の活動

上記1~4の2022年ふりかえりを踏まえて、2023年の活動を年始にじっくり考え、2023年1月15日記事「ブログ12周年通過記念記事」(予定)でまとめることにします。


皆様、良いお年をお迎えください。


2022年全237記事(この記事を除く)のサムネイル

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2021.12.31記事「2021年の趣味活動をふりかえる

2020.12.31記事「2020年の趣味活動をふりかえる

2019.12.31記事「2019年の趣味活動をふりかえる

2018.12.31記事「2018年の趣味活動をふりかえる

2017.12.31記事「2017年の趣味活動をふりかえる

2016.12.31記事「2016年の趣味活動をふりかえる

2015.12.31記事「2015年をふりかえる

2014.12.31記事「1年をふりかえる

2013.12.31記事「大晦日の夜に1年をふりかえる



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