2023年2月14日火曜日

トルコの地震被害

 Earthquake Damage in Turkey


An article about earthquake damage in Turkey was posted on NASA's earth observatory site. Image information from JAXA's ALOS-2 is used.


NASAのearth observatoryサイトにトルコの地震被害の記事が掲載されました。日本JAXAのALOS-2の画像情報が活用されています。

https://earthobservatory.nasa.gov/images/150949/earthquake-damage-in-turkiye

地震被害の程度を赤、オレンジ、黄で表現していて1ピクセルが30m×30mを表現しています。

赤…建物、家屋、インフラストラクチャに深刻な損害が発生したり、景観が変化したりする可能性が高い地域

オレンジ…中程度の被害を受けている可能性が高い地域

黄色…部分的に被害を受けてている可能性が高い地域


2023.02.08


2023.02.08

このデータ作成について記事中で次のような説明がなされています。

「このマップは、2023 年 2 月 8 日に宇宙航空研究開発機構(JAXA)陸域観測衛星 2 号(ALOS-2) のPALSAR-2レーダー装置によって収集されたデータに基づいています。衛星は、パルスを発信する合成開口レーダーを搭載しています。地球の表面に向かってマイクロ波を発信し、それらの波の反射をリッスンして、建物を含む風景をマッピングします。2 月 8 日のデータを地震前 (2021 年 4 月 7 日と 2022 年 4 月 6 日) に同じ衛星によって行われた観測と比較することにより、科学者は変化を追跡し、被害を受けた地域を特定し始めました。JAXA の ALOS-2 データはSentinel Asiaから提供され、シンガポール地球観測所 - NASA のジェット推進研究所およびカリフォルニア工科大学と共同でのリモート センシング ラボ。」(Google Translate)

なんと日本の衛星情報が活用されています。NASAのearth observatoryサイト記事の中で日本JAXAのALOSデータ利用記事がこの1~2年でかなり増大しているように感じます。一般市民である自分はあまり気が付きませんが、日本の衛星情報収集力はなかり高度になっていて、国際的にみても価値のある存在になっているようです。

なお、上記マップに関して、植生地域に関する次の注意事項が記事に書かれています。

「ALOS-2 取得間の時間間隔は最大で 1 年離れていることに注意してください。そのため、季節変動により、山などの植生地域では被害プロキシ マップの精度が低くなる可能性があります。植生地域で被害を受けたとマークされている地域の一部は被害を受けていない可能性があり、植生地域で被害が見られない一部の地域は被害を受けている可能性があります。」(Google Translate)

トルコ地震被害に関して自分自身ができることは限られますが、復旧等の支援活動を応援したいと思います。


グーグルマップ Nurdağiの検索画面


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