2023年9月25日月曜日

遺物台帳からメッシュ別遺物数データ(オリジナル)を取得する

 Obtain the number of relics by mesh data (original) from the relic ledger


I obtained data on the number of relics by mesh from the relic ledger of the shell layer on the north slope of Ariyoshi Kita Shell Mound. The acquisition of original data to deepen my understanding of the excavation report has finally begun. At a glance, the distribution of pottery and the distribution of the number of relics are different, and my interest deepens anew.


有吉北貝塚北斜面貝層の遺物台帳からメッシュ別遺物数データを取得しました。発掘調査報告書理解を深めるためのオリジナルデータ取得がいよいよ始まりました。一瞥して、土器分布と遺物数分布の山が異なり、興味が新たに深まります。

1 メッシュ別遺物数棒グラフ3Dモデル(予察検討のための資料)

メッシュ別遺物数棒グラフ3Dモデル(予察検討のための資料)

この3Dは次の資料から構成されています。

1 メッシュ別遺物数棒グラフ(最小1、最大2704)

2 メッシュ図(貝層分布図)

3 北斜面貝層の地山地形と付近の地形

1、2、3は平面位置は正確ですが、高さ関係は任意です。


メッシュ別遺物数棒グラフ3Dモデル(予察検討のための資料)画像1


メッシュ別遺物数棒グラフ3Dモデル(予察検討のための資料)画像2


メッシュ別遺物数棒グラフ3Dモデル(予察検討のための資料)画像3


メッシュ別遺物数棒グラフ3Dモデル(予察検討のための資料)動画

2 メモ

2-1 メッシュ別遺物数順位グラフ


メッシュ別遺物数順位グラフ

メッシュ(2m×2m)別にみると、遺物数は最大2704、最小1、平均457、メッシュ数140となります。遺物総数は63930です。なお、ここで言う遺物数とは正確には遺物番号数です。完形土器が押しつぶされてバラバラになって一カ所から出土する場合、その遺物番号は1つになります。また遺物番号を個々に与えるだけの価値のない土器小片などはメッシュ単位で適宜集めて「一括」や「清掃」として1つの遺物番号が与えられます。

2-2 メッシュ別遺物数分布の特性

メッシュ別遺物数棒グラフ3Dモデル(予察検討のための資料)から一瞥して、発掘調査報告書掲載土器破片分布と遺物数分布はその山が異なります。土器投棄と全遺物の投棄原理が異なる、つまり土器投棄と土器以外遺物投棄の投棄原理が異なる可能性が予感できて、きわめて興味深い情報です。今後どのようにその分析をするか、じっくり検討していくことにします。


土器分布の山とは異なる遺物分布の山

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