2024年1月3日水曜日

変容した勝坂式土器等4点 展示状況素3Dモデル

 4 items including transformed Katsusaka-style pottery, exhibition status 3D model


I created a 3D model of the four exhibits, including the transformed Katsusaka-style pottery that is on display at the Kasori Shell Mound Museum special exhibition "That's also E... Sotobo Area Edition".  In the exhibition explanation, the 085 pottery and the 086 pottery mouth rim are modeled on "faces".


加曽利貝塚博物館企画展「あれもE... 外房地域編」で展示されている変容した勝坂式土器等4点の展示状況素3Dモデルを作成しました。展示説明では085土器と086土器口縁部を「顔」に模して説明しています。

1 変容した勝坂式土器等4点 展示状況素3Dモデル

変容した勝坂式土器等4点 展示状況素3Dモデル

撮影場所:加曽利貝塚博物館令和5年度企画展「あれもEこれもE加曽利E式土器 -外房地域編-」

撮影月日:2023.12.19


展示の様子

展示土器のキャプション

085 変容した勝坂式土器(東金市・大網白里市養安寺遺跡)

083 御霊前類型(大木式の影響を受けた北関東の土器)(東金市・大網白里市養安寺遺跡)

086 中峠類型(東金市・大網白里市養安寺遺跡)

082 大木式と阿玉台式の要素を持つ土器(東金市・大網白里市養安寺遺跡)

ガラスショーケース越し撮影

3DF Zephyr v7.511 processing 171 images


3Dモデル画像


3Dモデル動画

2 展示説明

「なにの顔にみえますか?

この二つの土器(085、086)は、見る角度によっては何かの顔のようにもみえてきます。

左の写真(085)の土器は、右目の十字マークや屈折する底部は勝坂的な、アンバランスな額や首から垂れる隆帯は阿玉台的な要素です。

右の写真(086)の土器は、左頬には交互刺突文が、右頬に区画文が配置されており、非対称な文様配置は揺籃期の多様性を物語ります。」


展示写真

3 感想

●「何かの顔のようにも見えてきます」という展示説明について、もっとその意味を説明してもらいたくなります。

・展示説明文は、土器の見ため(各部分の特徴が構成する全体像の印象)を顔に模して表現しているだけの一般的表現ではなく、人面が表現されている可能性を踏まえて、「顔」をつかっているような表現になっています。そのような可能性「人面表現土器」の可能性があるならば、興味が深まります。

・一方、子どもなどに興味をもってもらうために、人面とは無関係だけれども、一見人面的なので、「顔」表現を使っているだけなのかもしれません。


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