2024年1月26日金曜日

38年前遺物台帳(63000遺物)電子化日誌(2024.01.25)

 38 years ago relics ledger (63000 relics) Digitized diary (2024.01.25)


I have begun work on digitizing the 38 years ago relics ledger (Ariyoshi Kita Shell Mound north slope shell layer, 63,000 relics). After testing and analyzing the processed data, issues regarding data accuracy emerged.


38年前遺物台帳(有吉北貝塚北斜面貝層、63000遺物)の電子化作業を進めています。作業済データでテスト分析したところ、データ精度に関する課題が浮かび上がりました。

1 電子化作業進捗状況


電子化作業進捗 2024.01.25


遺物台帳電子化割合 2024.01.25

2 電子化済区域の種別遺物数


電子化済区域の種別遺物数 2024.01.25

3 3D分析検討のためのテスト表示(2024.01.25)

電子化作業済データを使って、メッシュ別遺物標高分布棒グラフを3D空間に表示してみました。メッシュ(2m×2m)別に遺物出土標高最高点と最低点を棒グラフで表現したものです。

3D分析検討のためのテスト表示(2024.01.25)


3Dモデルの画像


3Dモデルの画像


3Dモデルの画像

このテスト表示をする中で、データ精度に関する次の課題が浮かび上がりました。

1 遺物台帳入力作業チェックの必要性

作業済みデータの中に自分の入力ミスが幾つか見つかりました。今後電子化作業において、作業済データチェック作業工程を組み入れることにして、入力作業ミスの根絶を目指します。

2 遺物台帳ケアレスミスチェックの強化

遺物台帳電子化活動のなかで、ケアレスミス(標高計算間違いなど)を発見し訂正する活動を意識して行っていますが、より一層注意して電子化作業を進めたいとおもいます。38年前の作業では遺物出土標高の計算を電卓を使いつつ暗算併用で行っていたと考えられ、ケアレスミスが存在します。

3 現場調査時点におけるミス疑義想定

Ⅱ-32メッシュとⅡ-29メッシュでは周囲とくらべて遺物出土最低標高が突出して低くなっています。今後地山標高図などと対比して検討する必要がありますが、現場調査時点における測量ミスの可能性を排除できません。このような現場調査ミス疑義(異常データ)をメモしておき、分析活動で参考データとして活用することにします。


3D分析のためのテスト表示を実施したことによる課題抽出


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