2024年1月30日火曜日

加曽利EⅢ式土器(043)(芝山町古宿・上谷遺跡) 観察記録3Dモデル

 Kasori EⅢ style pottery (043) (Shibayama Town,Hurujuku/Kamisaku Site) Observation record 3D model


I created a Observation record 3D model of Kasori EⅢ style pottery (043), which is on display at the Kasori Shell Mound Museum special exhibition "That's also E... Sotobo Area Edition". 

This pottery is a Horizontal cooperation arc line pottery.


加曽利貝塚博物館企画展「あれもE... 外房地域編」で展示されている加曽利EⅢ式土器(043)の観察録3Dモデルを作成しました。この土器は横位連携弧線文土器です。

1 加曽利EⅢ式土器(043)(芝山町古宿・上谷遺跡) 観察記録3Dモデル

加曽利EⅢ式土器(043)(芝山町古宿・上谷遺跡) 観察記録3Dモデル

撮影場所:加曽利貝塚博物館令和5年度企画展「あれもEこれもE加曽利E式土器 -外房地域編-」

撮影月日:2023.12.19


展示の様子

ガラスショーケース越し撮影

3DF Zephyr v7.511 processing 116 images


3Dモデルの画像


3Dモデルの動画

2 GigaMesh Software Frameworkによる展開


GigaMesh Software Frameworkによる展開

3 メモ

展示ではつぎのような説明がされています。

「加曽利EⅢ式土器の変容

加曽利EⅢ式では、口縁部文様帯+胴部文様の構成が崩壊し、新たな土器が生まれます。横位連携弧線文土器は、胴部懸垂文が伸びて口縁部文様帯と連携する、連弧文土器の影響のもと成立する土器です。

意匠充填系土器は、胴部にも配置される渦巻文と隆線の隙間に縄文を充填する手法が特徴で、大木式の影響のもと成立する土器です。」

043土器は横位連携弧線文土器です。


043土器の特徴

4 参考

古宿・上谷遺跡の読み(フルジュク・カミサク)を確認するためにweb検索している時に、次の論文をみつけ、おもしろいので、時間をわすれて読み通しました。

加納実「山武郡芝山町古宿・上谷遺跡の再検討-小規模集落の分析にむけて-」(千葉県教育振興財団 文化財センター 研究連絡誌82号、令和2年3月)





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