ラベル 日誌 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 日誌 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2025年9月21日日曜日

有吉北貝塚北斜面貝層の遺物分布図座標入力作業日誌(2025.09.21)

 Coordinate input log for artifact distribution maps of the shell layer on the north slope of the Ariyoshi Kita Shell Mound (September 21, 2025)


I have written a log of the activities to acquire 3D coordinates for all artifacts in the shell layer on the north slope of the Ariyoshi Kita Shell Mound. There are now 54,059 3D spatial plot artifacts, leaving only scattered artifacts on the downstream edge. While inputting artifacts, I also considered how to manage over 50,000 artifacts in 3D space, and realized that entity (cube) management is an outdated technology that places unnecessary strain on computers.


有吉北貝塚北斜面貝層の全遺物3D座標取得活動の日誌をメモしました。3D空間プロット遺物は54059となり、残りは下流縁辺部の散在遺物だけとなりました。入力作業と同時に5万以上遺物の3D空間における管理方法について検討し、実体(CUBE)管理することがパソコンに不必要な高負荷をかける後進技術であることに気が付きました。

1 有吉北貝塚北斜面貝層の遺物分布図データ(2025.09.21現在)

有吉北貝塚北斜面貝層の遺物分布図データ(2025.09.21現在)

54059遺物データ

遺物は5㎝×5㎝×5㎝のCUBEで表示

3DF Zephyr v8.023でアップロード


3Dモデルの動画


3Dモデルの画像


3Dモデルの画像(上から、オルソ投影)

2 メモ

入力作業と同時にBlenderにおける5万以上遺物の管理方法について検討し、実体(CUBEなどのオブジェクト)管理することがパソコンに不必要な高負荷をかける後進技術であることに気が付きました。確かにパソコンが重くなり、軽快な操作ができなくなります。

座標入力作業を全部終えて、そのチェックも終えた段階で、正式な遺物3D空間プロットをしますが、その時は遺物を頂点(頂点一つだけのオブジェクト)としてプロットし、実体化はgeometry nodesで行うことにします。遺物に関わる多数の情報(各種分類区分など)は頂点の属性を多数設定して情報付加します。


今回入力作業分の頂点表示(Blender画面)


今回入力作業分の頂点表示(Blender画面)

オブジェクトモードで頂点(頂点一つだけのオブジェクト)は緑色で表示されます。遠近に関係なく同じ大きさで表示されます。



2025年9月12日金曜日

有吉北貝塚北斜面貝層の遺物分布図座標入力作業日誌(2025.09.12)

 Logbook for inputting coordinates into the artifact distribution map of the shell layer on the northern slope of the Ariyoshi Kita Shell Mound (September 12, 2025)


I have written a logbook for the activity of acquiring 3D coordinates for all artifacts in the shell layer on the northern slope of the Ariyoshi Kita Shell Mound. The number of 3D spatial plot artifacts has reached 50,666. It feels like we've overcome the hurdle of the work. Even inside the artifact concentration area, it is difficult to understand the distribution characteristics. This has led to the need to develop new observation techniques.


有吉北貝塚北斜面貝層の全遺物3D座標取得活動の日誌をメモしました。3D空間プロット遺物は50666となり、作業の山場は越えたようです。3D空間内部の遺物集中域には顕著な分布特性があります。しかし自分の視点を3D空間の中に入れた観察しても、遺物数が多すぎて総観的分布特性把握は困難です。そのため、人体断層撮影のような、遺物分布3Dモデルの新観察技法開発の必要性が浮上してきました。

1 有吉北貝塚北斜面貝層の遺物分布図データ(2025.09.12現在)

有吉北貝塚北斜面貝層の遺物分布図データ(2025.09.12現在)

50666遺物データ

3DF Zephyr v8.023でアップロード


3Dモデルの動画


3Dモデルの画像


3Dモデルの画像(上から、オルソ投影)

2 メモ

2-1 今回作業


Blender画面(50666オブジェクトがプロットされている様子)


今回作業分の様子


今回作業分の様子(上から、オルソ投影)

参考:12422遺物(csvファイル、ID,X,Y,Z)をBlenderにプロットするのにかかった時間は86分でした。

2-2 遺物3D分布特性を把握する新観察技法の必要性

人体断層撮影のような、遺物分布3Dモデルの新観察技法の開発が必要です。

2-3 3D分布分析技法の開発

3D空間における分布特性を把握するための遺物密集度など各種指標を開発することが必要です。

R及びPythonを活用して、ChatGPT支援のもとに、3D分布分析技法の開発に着手します。

3D分布分析技法の開発は海外事例も大いに参考することにします。


2025年8月18日月曜日

有吉北貝塚北斜面貝層の遺物分布図座標入力作業日誌(2025.08.18)

 Log of the work to input coordinates for artifact distribution maps of the shell layer on the northern slope of the Ariyoshi Kita Shell Mound (August 18, 2025)


I have written a log of the work to acquire 3D coordinates for all artifacts in the shell layer on the northern slope of the Ariyoshi Kita Shell Mound. With 38,245 artifacts plotted in 3D space, the overall picture is beginning to emerge, albeit vaguely. Analysis will begin once all artifacts are plotted, but it is time to consider an analysis plan tailored to the actual data situation.


有吉北貝塚北斜面貝層の全遺物3D座標取得活動の日誌をメモしました。3D空間にプロットした遺物は38245となり、全体像がおぼろげながら見えてきました。分析活動は全遺物プロット後に開始しますが、そろそろデータ実情に合わせた分析活動計画を検討することにします。

1 有吉北貝塚北斜面貝層の遺物分布図データ(2025.08.18現在)

有吉北貝塚北斜面貝層の遺物分布図データ(2025.08.18現在)

38245遺物データ

3DF Zephyr v8.017でアップロード


3Dモデルの動画


3Dモデルの画像


3Dモデルの画像(上から、オルソ投影)

2 メモ 1

原票(遺物分布図)からの座標読取活動とその後のデータ調整は、慣れと諸段階におけるPythonを活用した自動化により、効率化が加速しています。

3D空間にプロットできる遺物の約7割についてプロットが済んだようです。

毎日午前中は入力作業に集中し、ノルマ(最低600件入力/1日)達成は事情の有無によらず自分に義務化しています。体調の良い日には1500件ほど入力できたこともありました。


Blender画面(38245オブジェクトがプロットされている様子)

3 メモ 2

遺物平面座標入力後の活動イメージ

1 分析用データ作成

1-1 データ確認作業

入力作業の確認作業(遺物台帳、遺物分布図、グリッド別)

分析用データ整備

1-2 グリッド別基本統計作成(数値表、必要に応じグリッド別平面分布図)

グリッド別の全遺物数及び種別遺物数

グリッド別の3D空間プロット遺物数、3D空間プロット種別遺物数

2 基本分析

2-1 種別遺物分布分析

北斜面貝層全体を対象に種別遺物分布図を作成して、種別間の分布特性の違いを分析する。

2-2 地山地形と貝層区分分析

地山地形と貝層区分分布について分析し、流動特性を踏まえて、オリジナル貝層と流動貝層の違いなどについて分析する。

2-3 2-1と2-2の相関分析

流動特性を踏まえた貝層区分に基づいて、種別遺物分布特性を分析する。同じく、種別間の分布特性の違いを分析する。

3 基本分析の次のステップ 土器遺物データと土器型式の対応調査

土器遺物データ現物(遺物番号に対応する土器片)の土器型式を調査し、その結果を貝層区分に反映させることによって出土遺物と土器型式との関係を把握する。(貝層と出土遺物のおおよその年代を知る。)


2025年7月27日日曜日

有吉北貝塚北斜面貝層の遺物分布図座標入力作業日誌(2025.07.27)

 Log of inputting coordinates for artifact distribution map of shell layer on north slope of Ariyoshi Kita Shell Mound (2025.07.27)


We are promoting the activity of acquiring 3D coordinates for all artifacts in the shell layer on the north slope of Ariyoshi Kita Shell Mound. So far, the 3D distribution of 21,760 artifacts has been clarified. Several disposal (burial) flow routes of artifacts have emerged. We look forward to the further information and analysis in the future.


有吉北貝塚北斜面貝層の全遺物3D座標取得活動を推進しています。これまでに21760遺物の3D分布が明らかとなりました。遺物の投棄(埋納)流動ルートが幾つか浮かび上がってきました。今後の情報充実とその分析が楽しみです。

1 有吉北貝塚北斜面貝層の遺物分布図データ(2025.07.27現在)

有吉北貝塚北斜面貝層の遺物分布図データ(2025.07.27現在)

21760遺物データ

3DF Zephyr v8.017でアップロード


3Dモデリングの動画


3Dモデリングの画像


3Dモデリングの画像

2 メモ

遺物分布図データをみると、遺物の投棄(埋納)流動ルートが幾つか浮かび上がってきました。今後の情報充実とその分析が楽しみです。

3 技術メモ

これまでに作業対象とした遺物は全部で25653遺物(全体の40%)で、そのうち3D座標が揃った遺物は21760遺物です。これまでのところでは、遺物の約85%について3D座標を取得できています。残りの15%遺物は、その多くが遺物台帳で「一括」として扱われ、高さ情報(Z座標)はありますが、平面座標(XY座標)はありません。

将来の検討課題として、「一括」扱い遺物の3D座標仮想付与があると考えています。発掘活動のなかで、ある一定活動(一区切りの活動)の結果得た後、その活動で生まれた「個別記録に値しない遺物群」を「一括」扱いで記録しています。従って「一括」扱いの遺物群はそれが記録される前の「一定活動」に対応しています。その「一定活動」は当該「一括」扱いの前の「一括」遺物群以降の活動であることが判ります。一方、遺物台帳から、「一括」に対応する「一定活動」の遺物範囲が判ります。従って、「一括」遺物のXY座標範囲をかなり絞り込むことができます。

「一括」遺物群のドンピシャの位置は判りませんが、ある程度の誤差を容認すれば、「一括」遺物のXY座標の仮想付与が可能であると考えます。分析内容によっては「一括」遺物の仮想3D座標を含んだデータを分析に使うことも有効であると考えます。


2025年7月23日水曜日

縄文遺構の3Dモデリング基礎取組み日誌(2025.07.23)

 Basic Initiative Diary for 3D Modeling of Jomon Remains (2025.07.23)


I am working on mastering the basic techniques for 3D modeling of Jomon remains. I attempted to do a rough 3D modeling of a part of a case that was difficult for me.


縄文遺構の3Dモデリング基礎技術の習熟に取組んでいます。自分にとって難易度の高い事例の部分について概略3Dモデリングを試みました。

1 有吉北貝塚土坑SK657A/B/C/D部分の概略3Dモデリング


有吉北貝塚土坑SK657A/B/C/D実測図の検討図をBlenderにプロットした画面


有吉北貝塚土坑SK657A/B/C/D実測図の検討図をBlenderにプロットした画面(部分3Dモデリング結果表示)


3Dモデリングのために描画したべジェ曲線

Blenderで、3Dモデリングのために描画したべジェ曲線は全部で6本です。このべジェ曲線をコピー(Shift+D)して、高さを変化させるなどして使いまわして、3Dモデリングを作成しました。


作成した3Dモデル


作成した3Dモデル


作成した3Dモデル


作成した3Dモデル

2 感想

2-1 空間識の虚弱さは場数を踏むことで挽回するしかない

実測図から空間の状況を思い浮かべ、べジェ曲線をどのように描いたら、思い浮かべた3Dモデリングができるかという認識力を空間識と呼ぶことにします。その空間識が、自分はとても虚弱であることを思い知らされました。空間の様子を漠然と思い浮かべることはできます。しかし、それをべジェ曲線の3D配置で的確に表現できないのです。平面図(地図など)は得意だけれども、立面図は分析対象にしてこなかったことの跛行性を思い知らされます。嘆いていてもらちが空きませんから、3Dモデリングの場数を踏むことにします。縄文遺構には複雑なものがあるといっても形状そのものは「たかが知れている」ことは明白です。従って、3Dモデリングの場数を踏めば、なんとかなると楽観します。

2-2 3Dモデリングのステップ

実測図として表現された縄文遺構に複雑な3D形状がある場合、その部分だけ概略3Dモデリングして、3D形状の確認を行うことは、空間識が虚弱な自分の現状では、大切であると考えます。

概略3Dモデリング→本3Dモデリングとステップを踏み、空間識を高めることが大切であると考えます。

2-3 3Dモデリングのより高度な取組み展望

現在の自分の取組みは、発掘調査報告書実測図に表現された3D形状を、そのままいかに効率的に3Dモデリングするかということです。それは大切で基本的なことです。

しかし、縄文遺構の3D形状はそれぞれ縄文人が所定の機能を得るために造形したものです。従って3Dモデリングは、より本質的には、実測図そのものを表現するのではなく、縄文人が利用した機能を的確に表現する3Dモデル復元でなければなりません。つまり、遺構の利用・機能について深い知識が、3Dモデリング実務者に求められます。

また、実測図と発掘写真を照合すると、実測図を金科玉条のもとして扱うことは適切でない場合があることにも気が付きます。


2025年6月30日月曜日

有吉北貝塚北斜面貝層の遺物分布図座標入力作業日誌(2025.06.30)

 Work log for inputting coordinates of artifacts on the distribution map of the shell layer on the north slope of the Ariyoshi Kita shell mound (2025.06.30)


We are currently working on obtaining planar coordinates of artifacts from the distribution map of artifacts on the shell layer on the north slope of the Ariyoshi Kita shell mound, and obtaining 3D coordinates by combining them with the elevation values ​​already obtained. The 3D distribution of a total of 9,828 artifacts was revealed near the head of the gully erosion terrain.


有吉北貝塚北斜面貝層の遺物分布図から、遺物の平面座標を取得し、既に取得している標高値と合わせて3D座標を取得する活動を進めています。ガリー侵食地形谷頭部付近では合計9828遺物の3D分布が明らかとなりました。

1 有吉北貝塚北斜面貝層の遺物3D分布データ(2025.06.30現在)

有吉北貝塚北斜面貝層の遺物3D分布データ(2025.06.30現在)

3DF Zephyr v8.013でアップロード


3Dモデルの動画


3Dモデルの画像


3Dモデルの画像

2 メモ

貝層の中における、遺物三次元分布の様子が少しずつ明らかになってきました。

ここまでの作業データだけでも、それを分析すれば新しい情報がたくさん獲得できることは確実です。しかし、北斜面貝層全体のデータ作成を急ぐことにして、分析活動は将来の楽しみとしてとっておきます。

遺物分布図からの平面座標読取作業の効率化をより一層進めることに、活動精力の大半を注ぎ込むことにします。連続作業はできるだけPythonスクリプトで自動化しています。6月前半より6月後半作業の方が大幅に効率化しました。しかし、まだ効率化できる作業単位はかなりあると見積もっています。


2025年6月15日日曜日

有吉北貝塚北斜面貝層の遺物分布図座標入力作業日誌(2025.06.15)

 Work log for inputting coordinates of artifacts on the distribution map of the shell layer on the north slope of the Ariyoshi Kita shell mound (2025.06.15)


We are currently working on obtaining planar coordinates of artifacts from the distribution map of artifacts on the shell layer on the north slope of the Ariyoshi Kita shell mound, and obtaining 3D coordinates by combining them with the elevation values ​​already obtained. We have reached the first milestone, so we have recorded the work log. The 3D distribution of 2991 artifacts near the head of the gully erosion terrain valley has been newly revealed.


有吉北貝塚北斜面貝層の遺物分布図から、遺物の平面座標を取得し、既に取得している標高値と合わせて3D座標を取得する活動を進めています。最初の区切りを迎えましたので作業日誌を記録しました。ガリー侵食地形谷頭部付近2991遺物の3D分布が新たに明らかとなりました。

1 有吉北貝塚北斜面貝層の遺物3D分布データ(2025.06.15現在)

有吉北貝塚北斜面貝層の遺物3D分布データ(2025.06.15現在)

3DF Zephyr v8.011でアップロード


3Dモデルの動画


3Dモデルの画像


3Dモデルの画像

2 メモ

Ⅰブロックの遺物出土がある全11グリッドについて、遺物分布図から遺物平面座標を取得し、既に遺物台帳から取得してある標高値と合わせて2991遺物の3D座標を取得しました。なお、遺物小破片等重要性の低い遺物は遺物台帳に複数が一括記載され標高値が記録されていません。この一括記載遺物は遺物分布図にも記載されていません。このような事情で3D座標がそろわない遺物件数は今回作業分で384件あります。

今回作業は煩雑な作業工程をいかに効率化するかという観点から取組みました。以前と較べるとかなり作業効率がよくなってきましたが、まだまだ作業効率化できる部分がありそうです。

今回作業分2991データを分析すれば有用な情報をいろいろと得ることができると考えますが、その取組みは今後の楽しみに残して置き、座標入力作業を急ぐことにします。