2025年9月10日水曜日

技術資料 考古学切手画像作成技術

 Technical Information: Archaeological Stamp Image Creation Techniques


I've always been dissatisfied with the poor image resolution of the archaeological stamps I post on my blog. So I decided to compare image creation methods and equipment. As expected, using a specialized photo scanner produced the best results.


ブログに掲載している考古学切手の画像精細性が雑駁であり、自分事ながらいつも不満でした。そこで画像作成の方法・機器の比較をしてみました。やはりですが、写真専門スキャナーの利用が最もよい成績となりました。

1 比較方法

スキャナーはdpi300でスキャンし、Photoshopで画像調整し、ブログ掲載用とするため300KB程度で出力しました。

カメラはスマホ(Google pixel 9a)で撮影し、Photoshopで画像調整し、ブログ掲載用とするため300KB程度で出力しました。

2 旧式スキャナーによる考古学切手画像


旧式スキャナーES-10000Gによる考古学切手画像

この画像は実際にブログ記事に使ったものです。切手現物をルーペで見た印象と較べると、あまりに雑駁です。

3 簡易プリンター附属スキャナーによる考古学切手画像


簡易プリンター附属スキャナーTS3330による考古学切手画像

旧式スキャナーによる画像より精細さは改善されましたが、実際には存在しない縞模様が出てしまっています。

4 写真専門スキャナーによる考古学切手画像


写真専門スキャナーGT-X980による考古学切手画像

スキャナーの中では最も難の少ない画像を得ることができました。ブログ掲載用としてサイズを小さくする前の画像の精細性は圧巻です。

5 カメラ撮影による考古学切手画像


スマホ(Google pixel 9a)カメラによる考古学切手画像

画像の精細性という点では写真専門スキャナーに匹敵します。(厳密には写真専門スキャナーのほうが優れているようです。)しかし、光源がセットされないとスマホの影が画像に落ちてしまうことや、正確な矩形画像は作れないこと(必ずオルソ投影画像のようにみせる補正が必要なこと)などから、この方法(カメラ一般を使う方法)は実用性がないと判断しました。

6 メモ

やはりというべきですが、考古学切手画像作成は写真専門スキャナーで高解像度スキャンをすることにします。その画像を楽しみ、活用し、最後にブログ掲載用として画質は落ちますが、サイズを小さくすることにします。

光源の付いた顕微鏡をパソコンにつなぎ、顕微鏡で考古学切手を撮影するなどの方法が可能ならば、あるいはよい結果が得られるかもしれません。いつか試してみれば面白いと思います。


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