2026年10月27日火曜日

技術メモ PNGファイルの画像サムネイル不表示の解決

 Technical Note: Resolving the Issue of Missing PNG Thumbnails


For the past six months, I had been struggling with an issue where image thumbnails for PNG files failed to display—but only on a 20TB hard drive I had added to my system. I finally decided to tackle the problem head-on with the help of ChatGPT, and after a full day of work—which involved several high-risk operations modifying the Windows Registry—I managed to resolve it. When the thumbnails finally appeared, I felt an immense sense of relief, as if a thorn that had been stuck in my throat was suddenly removed. It turned out that the issue had nothing to do with the quality of the hard drive itself, but was caused by an entirely different factor.


半年前から追加した20TBハードディスクだけPNGファイルの画像サムネイルが不表示となり、とても困っていました。今回、意を決してChatGPT支援で解決に挑み、丸1日かけて解決できました。レジストリをいじるリスクのある操作を繰り返しました。解決した瞬間には喉に刺さったトゲがとれた解放感を味わいました。疑ったハードディスクの品質ではなく全く別の要因でした。

1 PNGファイルの画像サムネイル不表示の不都合


PNGファイルの画像サムネイル不表示の不都合

半年前から追加した20TBハードディスクだけ次の不都合が生じます。

エクスプローラーでPNGファイル表示を大、特大にすると画像サムネイルが不表示となり、一般アイコン表示になる。そのファイルをダブルクリックすると画像サムネイルが表示されたり、されなかったりします。上記画面は1つのPNGファイルだけダブルクリックして表示しています。

画像サムネイルが表示されないと、スクショで作成した画像などを即座に選ぶことができないので、とても不便です。多数PNGファイルをいちいちプレビュー画面で確認するのはとても非効率です。

2 ChatGPT支援による解決策の探索

ChatGPT支援による解決策探索のステップを記録しておきます。

2-1 画像サムネイルを表示する方法があるか

次の確認をしてほしい。

1 Seagate HDDのファイルシステムはなんですか?→exFAT

2 PNGをCドライブにコピーするとどうなりますか?→クリックしなくてもサムネイルが表示される

3 サムネイルキャッシュの再作成はためしましたか?→試したが改善しなかった

2-2 次の確認をしてほしい。

1 Gドライブにペイントで新規保存したPNGは?→クリックするまで表示されなかった

2 PNGの既定アプリは?→Microsoft フォト

3 Gドライブのフォルダーを開いて1分程度待つと?→待っても表示されず、クリックすると表示される

2-3 次の確認をしてほしい

1 Gドライブ直下に新規フォルダーを作成してPNGをコピーすると?→やはりクリックするまで表示されない

2 別のWindowsパソコンで試せますか?→試せない

2-4 次の確認をしてほしい

1 ディスクの管理でGドライブの状態は?→オンライン・正常

2 PowerShellで確認したポリシーの値は?→すべて空欄、または未設定

3 一度クリックして生成したPNGサムネイルは?→フォルダーを開き直しても表示される

2-5 次の確認をしてほしい

1 表示を「詳細」→「特大アイコン」に変更し、F5を押すと?→改善しなかった

2 新しいWindowsローカルユーザーでは?→PNGがクリックせずに表示された

2-6 次の確認をしてほしい

1 フォルダーのリセット→改善しなかった

2 視覚効果の「縮小版を表示する」→すでにチェックが入っていた

3 Bags・BagMRUの初期化→改善しなかった

2-7 次の確認をしてほしい

1 レジストリに {E357FCCD-A995-4576-B01F-234630154E96} はありますか?→存在する

2-8 次の確認をしてほしい

1 元のユーザーの「(既定)」データ→{8AD5CECD-DF0D-41C3-BA21-1E22114CC73C}

2 新しいユーザーの同じキー→キーが存在しない

2-9 修復結果を教えて下さい

1 レジストリキー削除後の結果→改善した(PNGが自動表示される)

2 Google Drive for desktopを利用していますか?→利用していない

2-10 PNGサムネイル問題は解決しました!

3 メモ

上記10のステップでは、実際は詳しい説明があり、操作案内もとても具体的でした。別ユーザーとしてパソコンを操作したり、レジストリの一部を保存して削除するなどの危険な作業も心配することなくできました。

当初はこの20TBハードディスクは廉価で購入したので、それに起因する低品質が問題だと踏んでいました。しかし、結果としてレジストリのGoogle DriveのPNGサムネイルハンドラーの登録が原因でした。これを削除することにより、PNGサムネイル問題は完全解決しました。Google Drive for desktopは使用していないので、なぜGoogle DriveのPNGサムネイルハンドラーの登録がされていたのか、不明です。

喉から魚の骨のトゲがとれた解放感を味わいました。ChatGPTには感謝です。この解決策をweb情報検索とか、webでの相談とかで得ることはほとんど不可能だったように感じます。

20TBハードディスク購入にともなううっすらとした「失敗感」を払しょくでき、学習意欲が高まります。


問題解決した様子



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【グッド&ニュー】(ブログ活動や生活・散歩中に思い浮かべた良い感情や考え、素晴らしいアイディアや注目すべき事柄)

書庫の中から次の図書を見つけてきました。

小林達雄監修【未完成考古学叢書】7「縄文土器の文様構造-縄文人の神話的思考の解明に向けて-」石井匠

小林達雄監修【未完成考古学叢書】8「縄文土器の文様生成構造と研究」今福利恵

未完成という文字と本題が超魅力的です。購入しただけで何故これまで忘れていたのか自分自身不明ですが、自分の縄文土器学習のよい栄養になりそうなので、手元において学習することにします。感想をブログ記事にしたいと思います。


2026年10月26日月曜日

考古学切手 フランス発行洞窟壁画切手4種

 Archaeology on Stamps: A Set of Four French Stamps Featuring Cave Paintings


I have been enjoying a collection of French stamps depicting cave paintings—specifically, those from the Chauvet, Lascaux (two varieties), and Rouffignac caves. Each is a large-format stamp, possessing the quality of a miniature work of art. The stamp featuring the Chauvet Cave paintings includes a famous scene—thought to be an early, animation-like depiction—that captures the dynamic, sequential movements of a female lion as she approaches and then pounces upon her prey.


フランス発行のショーヴェ洞窟壁画切手、ラスコー洞窟壁画切手2種、ルフィニャック洞窟壁画切手を楽しみました。いずれも大判の切手で小さな美術品としての価値を感じます。ショーヴェ洞窟壁画切手には、1頭のメスライオンが獲物に近づき、襲いかかるまでの一連の躍動的な動きをアニメーション的な表現で描き出したものと考えられている有名な場面が含まれています。

1 ショーヴェ洞窟壁画 フランス発行


ショーヴェ洞窟壁画 フランス発行

2024年

1994年12月にフランス南部のアルデシュ県で発見されたこの洞窟の「発見30周年」記念切手。

切手に描かれている壁画の解説(AI)

切手の絵柄は、世界最古級(約3万6,000年前)の旧石器時代の洞窟壁画として知られる「ライオンのパネル(The Panel of Lions)」の一部をモチーフにしています。

獲物を狙うメスライオンが重なって描かれているように見えるが、研究者の間では、1頭のライオンが獲物に近づき、襲いかかるまでの一連の躍動的な動き(アニメーション的な表現)を当時の人類がひとつの壁面に描き出したものと考えられています。


メスライオンのアニメーション的表現

2 ラスコー洞窟壁画 フランス発行


ラスコー洞窟壁画 フランス発行

1968年

美術切手

切手には、後期旧石器時代にクロマニョン人によって描かれた野生の雄牛や馬などの躍動感あふれる動物壁画があしらわれている。

3 ラスコー洞窟壁画 フランス発行


ラスコー洞窟壁画 フランス発行

2019年発行

美術切手

ラスコー洞窟の有名な「牡牛の間(Salle des Taureaux)」に描かれた先史時代の洞窟壁画(オーロックスや馬など)がデザインされている。

4 ルフィニャック洞窟壁画 フランス発行


ルフィニャック洞窟壁画 フランス発行

2006年

記念切手

ルフィニャック洞窟には旧石器時代の見事な洞窟壁画が残されている。切手のデザインには、洞窟内に描かれているマンモスやアイベックス(野生のヤギ)などの線刻画が採用されている。

5 メモ

フランス発行4種の洞窟壁画切手は次の2つの記事で既に紹介しました。この記事は2度目の紹介です。

2023年2月6日月曜日 ラスコー洞窟壁画の切手

2025年1月11日土曜日 考古学切手 ショーヴェ洞窟の壁画

2025年1月11日記事「考古学切手 ショーヴェ洞窟の壁画」は「La Grotte Chauvet - Ardèche stamp」を検索語にしてGoogle検索するとAI記事部分と筆頭記事として出てきます。


「La Grotte Chauvet - Ardèche stamp」検索画面



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【グッド&ニュー】(ブログ活動や生活・散歩中に思い浮かべた良い感情や考え、素晴らしいアイディアや注目すべき事柄)

パソコン作業中これまでYouTubeの音楽番組を聞く(場合によっては見る)ことが多かった。しかし最近はNHKoneのらじるらじるのFM放送聞き逃しで歌謡スクランブルの過去番組を聞くことが多くなった。1時間半続くので手間がはぶける。気に入った番組だけ何回も繰り返し流し、作業しながら聞くともなく聞くのが、自分のはやりです。今日は谷村新司作品集を4回くらい流しました。


二枚貝殻が分布しない領域の連続線・連担線

 Continuous and Connecting Lines in Areas Devoid of Bivalve Shells


I have mapped the continuous and connecting lines within areas where bivalve shells are absent, based on a cross-section profile—extracted from the shell midden on the northern slope of the Ariyoshi Kita Shell Midden—that reveals the distribution of these shells. These lines exhibit angles similar to those of the stratigraphic division boundaries. This observation, in turn, sheds light on the distribution pattern of the bivalve shells and can be interpreted as indicating the routes along which these shells were transported or moved.


有吉北貝塚北斜面貝層剥取断面の二枚貝殻が分布しない領域の連続線・連担線を作図しました。この連続線・連担線は分層区分線と類似の角度を示します。この事実は逆に二枚貝殻の分布パターンを示し、二枚貝殻の移動ルートを示していると捉えることができます。

1 二枚貝殻分布略図

斜面貝層域(赤色)を対象に二枚貝殻を2.5㎝、3.0㎝、3.5㎝の白色実寸法直径円で表示した二枚貝殻分布略図を作成しました。


二枚貝殻分布略図(1つの二枚貝殻を2.5㎝実寸法直径円で表示)


二枚貝殻分布略図(1つの二枚貝殻を3.0㎝実寸法直径円で表示)


二枚貝殻分布略図(1つの二枚貝殻を3.5㎝実寸法直径円で表示)

2 二枚貝殻非分布域の連続線、連担線

上記3枚の略図に示される二枚貝非分布域(赤色部分)を参考に二枚貝殻非分布域の連続線・連担線を作図しました。


二枚貝殻非分布域の連続線、連担線

二枚貝殻分布略図(1つの二枚貝殻を3.0㎝実寸法直径円で表示)に表示

3 検討

二枚貝殻非分布域の連続線、連担線は、分層区分線と類似の角度を示します。この事実は逆に二枚貝殻の分布パターンを示し、二枚貝殻の移動ルートを示していると捉えることができます。

4 参考 斜面貝層域


斜面貝層域(赤色表示)

分層区分線は発掘調査資料によります。

画面の四角枠(下は欠)の左右幅は4m、上下幅(下は画面境界)は約1.55mです。




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【グッド&ニュー】(ブログ活動や生活・散歩中に思い浮かべた良い感情や考え、素晴らしいアイディアや注目すべき事柄)

メールのやりとりの中で、自分が縄文土器大観や総覧縄文土器を所持していることに気づいた。この2-3年で紙本の利用が少なくっている。紙本利用(資料としての利用)にある程度は回帰し、学習に役立てたい。


2026年10月25日日曜日

嶋崎弘之(2026):「勝坂式期人の思考=◎」(山梨県考古学協会誌、第32号)

 Hiroyuki Shimazaki (2026): "The Mindset of People in the Katsusaka-style Period = ◎" (Journal of the Yamanashi Archaeological Association, No. 32)


I received an offprint of the paper "The Mindset of People in the Katsusaka-style Period = ◎" from Mr. Shimazaki. It was so fascinating that I found myself reading it over and over again. I was particularly intrigued by the discussion regarding "pseudo-human sacrifice." This prompted me to further develop my own thoughts on the subject, specifically in relation to the human skeletal remains with signs of trauma discovered at the Kamikuroiwa Rock Shelter site.


嶋崎さんから論文別刷「勝坂式期人の思考=◎」をいただきました。とてもおもしろく、何回も読み返してしまいました。論文中に疑似人身供儀に関する記述があり特に興味を持ちました。それに関連して上黒岩岩陰遺跡出土受傷人骨について思考を独自に深めました。

1 嶋崎弘之(2026):「勝坂式期人の思考=◎」(山梨県考古学協会誌、第32号)


嶋崎弘之(2026):「勝坂式期人の思考=◎」(山梨県考古学協会誌、第32号)


出産文土器検討ページ


母子土偶・壺抱き土偶検討ページ

2 目次

Ⅰ 研究の視点

Ⅱ ◎の使用

 1 彫刻石棒

 2 出産文土器

 3 死産児の墓壙出土土器

 4 人と動物

Ⅲ ◎(二重円)はなにか?

Ⅳ 勝坂式期人の判断基準

3 感想

この論文は意欲的でとても素晴らしい学術成果です。久しぶりにチャレンジ精神旺盛な学術成果を熱中して学習しました

◎の事例が豊富、網羅的でとても参考になりました。この論文の記述をキッカケに自分の頭の中で思考が渦巻きました。

● 疑似人身供儀に関する感想

疑似人身供儀の説明は感動しました。考古専門家からこのような説明が欲しかったのです。疑似人身供儀の説明がこの論文で感じた私の最大感想で、最大収穫です。

母子土偶、壺抱土偶、実際の動物供儀などが疑似人身供儀説の強い証拠になるように感じました。

同時に次のような関連感想も生まれました。

・疑似人身供儀はどこから伝来したか。(農耕社会の大陸から伝わってきた?)

・本当の人身供儀が無いといえるか。(人身供儀があったかもしれないという視点があれば、その証拠がみつかるかもしれない。)

4 論文感想をキッカケに自分自身に生まれた独自思考

嶋崎さんが、私の興味に歩調を合わせてくれて、本当の人身供儀に関連するかもしれない次の事例を紹介してもらいました。

上黒岩岩陰遺跡出土受傷人骨

加曾利南貝塚出土頭蓋骨(大きな丸い穴があいた人骨)

子和清水遺跡出土人骨(頭骨なし)

このうち上黒岩岩陰遺跡出土受傷人骨は次の記事で検討を深めたことがありますので、自分自身の独自思考が深まりました。

2020年5月2日土曜日 上黒岩岩陰遺跡出土受傷人骨と身二つ

 資料や文献を読み直したわけではありませんが、次のメモが生まれました。

2020年の時は、死亡妊婦女性の「身二つ」として解釈しました。

 しかし、人身供儀かもしれないという思考に触れると、「死亡妊婦」という大前提がまったく根拠のない仮定であることに気が付きました。「殺された妊婦」かもしれないという思考は関係専門家の間で完全にゼロだと考えます。現代人として「妊婦を殺す」原始人を想定することは本能的にできません。しかし、人身供儀ということを研究対象にするならば、「妊婦を殺し、手厚く妊婦と胎児を埋葬し、消滅寸前集団の完全崩壊を防ぐ」という可能性を最初からゼロにはできないと気が付きました。


集団でもっとも大切な宝である妊婦(女と子ども)を犠牲として神に捧げる事例があるのか、Google検索(AIモード)で調べると次のような回答がありました。

縄文学習としてこのような恐ろしい思考をすることは苦痛ですが、避けることはできません。


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質問


世界の人身供儀の例で妊婦を犠牲にする例があるか調べてください。


Google検索(AIモード)回答


世界の人身供儀(人身御供)の歴史において、妊婦を明確な対象として犠牲(生贄)にした、あるいはその可能性が極めて高いとされる例は実際に存在します。

人身供儀の対象は、一般的には「若い未婚の女性(処女)」や「子供」「戦争捕虜」などが選ばれることが多いですが、特定の儀礼や重大な危機に際して、「生命の誕生・多産」の象徴、あるいは「強力な霊力を持つ存在」として妊婦が選ばれたケースが考古学的発見や歴史文書から報告されています。

具体的な主要例は以下の通りです。

1. エクアドル:マンテーニョ文化の遺跡(2025年発表の発見)

近年の考古学的な大発見として、南米エクアドルの沿岸部にあるウアンサキト・ラス・リャマス(Buen Suceso遺跡)で、約1200年前(西暦771〜953年頃)の妊婦の生贄の遺骨が発見されました。 [1] (https://www.facebook.com/CBSNews/posts/a-pregnant-woman-believed-to-have-lived-over-a-thousand-years-ago-in-ecuadors-co/1017173443607833/), [2] (https://www.jpost.com/archaeology/archaeology-around-the-world/article-839559)

• 概要: 発見されたのは17〜20歳前後で、妊娠7〜9ヶ月(臨月期)の女性の遺骨です。 [1] (https://www.jpost.com/archaeology/archaeology-around-the-world/article-839559), [2] (https://www.facebook.com/CBSNews/posts/a-pregnant-woman-believed-to-have-lived-over-a-thousand-years-ago-in-ecuadors-co/1017173443607833/)

• 生贄とされる根拠: 頭蓋骨の骨折(鈍器による殴打)や、死の直前・直後に手や左脚が切断されるといった激しい人為的損壊の痕跡が見つかっています。 [1] (https://www.cbsnews.com/news/pregnant-ecuador-woman-ritual-sacrifice-burial-archeologists/), [2] (https://www.jpost.com/archaeology/archaeology-around-the-world/article-839559), [3] (https://www.facebook.com/CBSNews/posts/a-pregnant-woman-believed-to-have-lived-over-a-thousand-years-ago-in-ecuadors-co/1017173443607833/)

• 儀礼の意味: 当時は激しい「エルニーニョ現象」による大干ばつや飢饉に見舞われていた時期と一致しており、農耕の不作や天災を鎮めるため、肥沃さ(豊穣)の象徴である妊婦を神への最高級の供物として捧げたという説が有力視されています。また、コミュニティ内で非常に強い力や社会的地位を持っていた女性であり、その霊的な力を管理・鎮めるための儀礼だったという説もあります。 [1] (https://archaeologymag.com/2025/02/remains-of-dismembered-pregnant-woman-in-ecuador/), [2] (https://colombiaone.com/2025/01/27/pregnant-woman-sacrifice-ecuador/), [3] (https://www.facebook.com/CBSNews/posts/a-pregnant-woman-believed-to-have-lived-over-a-thousand-years-ago-in-ecuadors-co/1017173443607833/)

2. タイ:アユタヤ王朝期の「人柱」(17世紀の記録)

オランダ東インド会社の商館長であったジェレミアス・ファン・ヴリートが1634年に記した記録に、当時のシャム(現在のタイ)の首都アユタヤにおける城壁や砦の建設に伴う人柱の記述があります。 [1] (https://en.wikipedia.org/wiki/Timeline_of_human_sacrifices)

• 概要: 王宮や新たな要塞の門を建設する際、「4人の妊婦」が生け捕りにされ、城門の基礎(支柱の下)に生き埋めにされたと記述されています。

• 儀礼の意味: 東南アジアの古い信仰では、妊婦、特に妊娠後期の女性が非業の死を遂げると、非常に強力で獰猛な精霊(ピー)になると恐れられていました。あえて都市の防衛拠点の人柱にすることで、「強力な守護霊(祟り神)」として都市を敵や悪霊から守らせるという政治的・呪術的な目的があったと考えられています。 [1] (https://en.wikipedia.org/wiki/Timeline_of_human_sacrifices)

3. アフリカ:近世のいくつかの王国

西アフリカのダホメ王国や、アシャンティ王国などの近世の儀礼を記録したヨーロッパ人の探検記や伝教使の記録には、王が死亡した際の世界の転移(殉葬)や、国家の重大な危機の際に様々な身分の人々が犠牲にされたことが記されています。その中には、国家の「再生産」や「神聖な血の更新」を求めて妊婦が対象に含まれるケースが稀に言及されることがありました。

なぜ妊婦が犠牲にされたのか?(文化人類学的な解釈)

文化人類学や宗教学において、妊婦が人身供儀に選ばれるのには大きく2つの逆説的な意味合いがあります。

1. 「豊穣と多産」の究極の象徴(ポジティブな力の奉納)

農作物の大凶作や干ばつなど、大地が生命力を失ったとき、「胎内に新しい命を宿した存在」を大地や水神に還すことで、世界の生命力をリセットし、再び豊かな実りをもたらすよう神に請うという呪術的思考です(エクアドルの例など)。 [1] (https://www.facebook.com/CBSNews/posts/a-pregnant-woman-believed-to-have-lived-over-a-thousand-years-ago-in-ecuadors-co/1017173443607833/)

2. 「境界線上の存在」が持つ強い霊力(防衛的な力)

妊婦は「生と死の境界(あの世からこの世へ命を呼び寄せる状態)」にいる存在とみなされました。その状態で命を奪うことで、通常の人間よりも遥かに強大なパワーを持つ怨霊・守護霊に転じさせ、都市や国家の防衛に利用するという意図です(タイの人柱の例など)。

一般的には禁忌(タブー)とされやすい妊婦の殺害ですが、コミュニティが滅びかねないほどの「異常事態」や「国家規模の建築」においては、その最大の禁忌を破り、最も強い生命力を捧げることで危機を乗り越えようとした歴史の側面が存在します。



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【グッド&ニュー】(ブログ活動や生活・散歩中に思い浮かべた良い感情や考え、素晴らしいアイディアや注目すべき事柄)

ブログにラベル機能をつけましたが、自分の想定以上に役立っています。この10日間ほどファブリック分析から離れ、ファブリック分析をどのように進めてきたかという感覚が薄らぎ、ファブリック分析の面白さもおぼろげになってしまいましたが、ラベル「ファブリック分析」でファブリック分析関連記事だけを連続して読むことができ、いつもより速く検討最前線に入ることができました。以前はとても苦労した前線復帰が今回は楽でした。ラベルの種類を順次増やして行くことにします。現在のラベルはイボキサゴ、ファブリック分析、考古学切手、観察記録3Dモデルの4つです。



剥取断面における二枚貝殻偏位角の分布

 Distribution of Bivalve Shell Orientation Angles in a Cross-Sectional Profile


A comprehensive survey of bivalve shells was conducted on a cross-sectional profile of the shell midden located on the northern slope of the Ariyoshi-Kita Shell Midden, and a map of their orientation angles was created. When the orientation angles are categorized into three color-coded ranges, it becomes evident that shells whose orientation aligns with the slope angle—as would be expected during downslope movement—frequently alternate with shells that do not show such alignment. This pattern is highly likely to have been formed as the bivalve shells moved down the slope.


有吉北貝塚北斜面貝層剥取断面において二枚貝殻悉皆調査を行い、偏位角分布図を作成しました。偏位角を3段階に区分色分けして全体の分布を見ると、貝殻移動時の斜面角度に適従した偏位角の二枚貝殻と適従していない二枚貝殻が交互に分布するところが多く、これは二枚貝殻が斜面移動した際にできたパターンである可能性が高いです。

1 偏位角の区分

偏位角 0°~80°  緑 645個

偏位角 80°~120  赤 1185個

偏位角 120°~180° 青 660個

・偏位角は垂直線上から時計回りに計測(垂直に立った貝殻は0°(180°)、水平の貝殻は90°)

・偏位角 80°~120  赤 1185個は斜面角度120°に適従して堆積した二枚貝殻と仮定した。

2 有吉北貝塚北斜面貝層剥取断面(部分)における二枚貝殻偏位角分布


有吉北貝塚北斜面貝層剥取断面(部分)における二枚貝殻偏位角分布

四角枠(下部はない)の左右幅は4m、上下幅(下部は画面下部)は1.55mです。

3 偏位角 80°~120  赤 1185個の分布


偏位角 80°~120  赤 1185個の分布

4 偏位角 0°~80°  緑 645個の分布


偏位角 0°~80°  緑 645個の分布

5 偏位角 120°~180° 青 660個の分布


偏位角 120°~180° 青 660個の分布

6 検討

6-1 分布検討

偏位角を3段階に区分色分けして全体の分布を見ると、貝殻移動時の斜面角度に適従した偏位角の二枚貝殻と適従していない二枚貝殻が交互に分布するところが多く、これは二枚貝殻が斜面移動した際にできたパターンである可能性が高いです。

分層毎に3区分分布パターンが少しずつ異なります。向かって左(古)から右(新)に向かってパターンが漸移して変化しているようにも見えます。

6-2 分析技術検討

偏位角3区分(赤、青、緑)の分布パターンをQGISのヒートマップ(カーネル密度推定)演算により分析する技術的試みをこれまでしてきましたが、期待したような結果は得られませんでした。ヒートマップ特性(分布を平滑化することによる単純化)が今回事象に向いていないような感想もうまれています。本当にそうであるか、もう少し検討を深めることにします。



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【グッド&ニュー】(ブログ活動や生活・散歩中に思い浮かべた良い感情や考え、素晴らしいアイディアや注目すべき事柄)

ファブリック分析作業を10日間以上さぼって、昨日からスタートしたが、作業の詳細を思い出すのに半日かかった。時間ロスがもったいない。しかし、作業を離れたことで、新鮮な視点から新たな発想も生まれた。QGISヒートマップ演算技術を獲得できたことは素晴らしいが、今回はあまり役立たないかもしれない。別の場面で大いに活用できそうだ。フィールド計算機、ラスター計算機のアレルギーが無くなったことも今後の別場面で役立ちそうだ。


技術メモ Illustrator小技(不都合回避)で作業効率up

 Technical Note: Boosting Workflow Efficiency in Illustrator (Workarounds for Minor Issues)


I was having trouble because the Illustrator Layers panel would extend off the bottom of the screen, making the icons located there inaccessible. Since it was a minor issue, it took some time to figure out a workaround—but with the help of ChatGPT, I found a solution, and my workflow efficiency has improved significantly.


Illustratorのレイヤwindowが画面下にはみ出し、下にあるアイコンが使えなくて困っていました。マイナーな不都合なのでその回避策到達まで少し時間がかかりましたが、ChatGPT支援で解決し、作業効率が俄然upしました。

1 Illustratorのレイヤwindowが画面下にはみ出す不都合


Illustratorのレイヤwindowが画面下にはみ出す不都合

解像度1920×1080、拡大150%のディスプレイを2枚つかってIllustrator作業をしています。左画面は機能window専用、右画面は本体を配置しています。Illustratorを立ち上げると左画面でレイヤwindowが画面下にはみ出してしまいます。機能windowは上から縮小できないので、この画面ではwindow下部にあるアイコンが使えません。画面はこの他2面ありそのうち1面が縦長ですから、その縦長画面にこのwindowを移動して、縮小してもとのもどせばよいのですが、あまりにも手間がかかり、非効率です。

2 不都合回避の小技


不都合回避の小技

レイヤwindowを最小化し、そこにあるアイコンをクリックすると、画面にはみ出さないwindowになります。

判ってしまえば、至極単純な操作です。しかし、解像度1920×1080、拡大150%のディスプレイという特殊環境に特化した不都合のため、ChatGPT支援にもかかわらずその解決策に到達するまで少し遠回りしました。この不都合回避策はマニュアルにはなく、ChatGPTが恐らくアメリカの場末のIllustrator相談サイトから探してきたものです。

3 不都合回避結果


不都合回避結果

4 感想

とてもマイナーな不都合ですが、この解決策をブラウザ検索機能だけで探すのは出来なかったと思います。ChatGPT支援の有用性を実感しました。

不都合回避によりIllustrator作業効率が俄然upしました。




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【グッド&ニュー】(ブログ活動や生活・散歩中に思い浮かべた良い感情や考え、素晴らしいアイディアや注目すべき事柄)

Illustratorを使い始めた頃の起動スプラッシュ画像はボッティチェリのヴィーナスでした。Illustratorを立ち上げる毎にボッティチェリのヴィーナスが出てくるのが楽しみでした。ウフィッツ美術館で本物を鑑賞した2回ともIllustratorに出会った感覚でした。パソコンのどこかにヴィーナス画像を貼りつけてみることにします。


2026年10月23日金曜日

伊那市創造館の観覧

 A Visit to the Ina City Creative Museum


I recently revisited the Ina City Creative Museum, where I took another look at several artifacts, including a projectile point from the Mikoshiba Site, a large deep-bodied vessel with a face-adorned handle (from the Tsukimimatsu Site in Ina City), and a hanging-style earthenware vessel featuring a face (from the Gotemba Site in Ina City). Although I did not have time to take photographs for the creation of 3D models, I did notice that the twin-ring handle on the large deep-bodied vessel was crafted in such a way that it appears as a perfect circle when viewed from an angle above.


久しぶりに伊那市創造館を訪問し、神子柴遺跡出土尖頭器や顔面把手付大深鉢(伊那市月見松遺跡)、顔面付釣手形土器(伊那市御殿場遺跡)などを改めて観覧しました。3Dモデル作成用撮影の時間はなかったのですが、顔面把手付大深鉢の双環把手は斜め上からみると真円に見えるように造形されていることに気が付きました。

1 伊那市創造館で観覧した遺物


神子柴遺跡出土尖頭器


顔面把手付大深鉢(伊那市月見松遺跡)


顔面付釣手形土器(伊那市御殿場遺跡)


深鉢(埋甕)(伊那市御殿場遺跡)など


土偶上半身(長野県伊那市常輪寺遺跡)


土偶(愛称「つきミン」)(長野県伊那市月見松遺跡)

2 顔面把手付大深鉢(伊那市月見松遺跡)の双環把手の形状


顔面把手付大深鉢(伊那市月見松遺跡)の双環把手の形状

双環把手の穴形状は水平方向からみると楕円形です。


顔面把手付大深鉢(伊那市月見松遺跡)の双環把手の形状

双環把手の穴形状は斜め上からみると真円になるように造形されているようです。

双環把手の穴形状は水平方向からみると楕円形で、斜めからみると真円になるように造形されています。造形にあたり、穴の見え方を計算して、意識して造形されていることを、確かめることができました。すでにこの土器の3Dモデルは何回も作成しているので、3Dモデルによる見え方の実験をおこない、縄文人は何をこの土器から見てもらおうとしていたのか、検討・思考を深めたいと思います。

3 土偶上半身(長野県伊那市常輪寺遺跡)のマメ圧痕とマメ遺体について

土偶上半身(長野県伊那市常輪寺遺跡)のマメ圧痕とマメ遺体について次の記事を書いたことがあります。

2024年9月22日日曜日 土偶上半身(長野県伊那市常輪寺遺跡)観察記録3Dモデル

この土偶のマメ圧痕とマメ遺体についていろいろ調べたのですが、記述がみつかりません。そこで、2024年9月に創造館館長様及び職員の方に面会してこの土偶のマメ圧痕やマメ遺体について既に調べられているのか訊ねました。しかし、考古学芸員の方がたまたま不在なので、あとで連絡するとのことでした。そこで、当方から次のメールをしておきました。

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2024.10.17 創造館メール管理者宛て

伊那市創造館 学芸員 様

大変お世話になっています。

突然の問い合せメールお許しください。

昨日貴館を訪問し、いらっしゃった館長様にもお話した件です。

1 問い合せ

貴館に展示されている「土偶上半身(常輪寺遺跡)」には多数のマメ圧痕とマメ遺体が観察できます。

この事実(土偶にマメ圧痕・遺体が多数練り込まれている)は既に知られていることでしょうか。もし既知の事実なら、関連する文献等の情報を教えていただければうれしいです。

2 私の感想

「土偶上半身(常輪寺遺跡)」には1ツブ2ツブのマメ圧痕ではなく、多数のマメが練り込まれています。重大意義のある土偶であると考えます。縄文中期に伊那(日本中央部)にマメ栽培がありその豊作を祈願している可能性のある土偶と考えられます。縄文中期社会の様子を探求する考古学者にとっては第一級資料であると考えます。

3 参考

ブログにこの土偶について書きました。

ブログ「花見川流域を歩く」2024.09.22記事「土偶上半身(長野県伊那市常輪寺遺跡)観察記録3Dモデル」

https://hanamigawa2011.blogspot.com/2024/09/3d_22.html

なお、私は千葉市在住の一般人で考古学習を趣味としているものです。時々伊那に出張する機会があり、その時は創造館によって展示物を周回撮影させていただき、展示物3Dモデルを作成して楽しんでいます。質の高い出土物を展示していただき、感謝します。

よろしくお願い申し上げます。

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メール返答は現在までありません。

なお、2026.10.21に創造館を訪問した際、女性受付けの方に上半身土偶と私が発話すると、すかさず「マメが入っているあの土偶」とのことでマメ圧痕があることを受付女性も既知であるようでした。

いつからこの土偶にマメが入っていることがわかっていたのか、知りたいところです。

(2026.10.27追記 館長様から、行間から苦しさと冷や汗が滲むメールをいただきました。ありがとうございます。今後とも推し博物館として価値ある展示物を情報発信していきたいと思います。)

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【グッド&ニュー】(ブログ活動や生活・散歩中に思い浮かべた良い感情や考え、素晴らしいアイディアや注目すべき事柄)

最近何気なくみていたテレビ番組で博物館や美術館のミュージアムショップ販売品の話しが出てきました。作品や遺物の芸術的価値を新たに発掘的に向上させた商品の人気が語られていました。過去作品や出土遺物などの美的価値が高まり、多くの人に利用されるようになることは、その作品作成者や出土遺跡の文化的価値が高まることだと感じました。縄文遺物についもこのような取組みがあり、縄文の造形が人々に商品として親しまれることによって、遺跡の文化的価値が高まり、まわりまわって、遺跡保護とか遺跡研究が進むと思います。


2026年10月22日木曜日

考古学切手 アルタの岩絵

 Archaeology Stamp: The Rock Art of Alta


I’ve been enjoying an archaeology stamp featuring the rock art of Alta, located in the Norwegian Arctic. The imagery includes scenes such as someone casting a fishing net from a boat; what appear to be individual traps or pitfall-style hunting enclosures; and a depiction of a moose caught in a trap being attacked—or perhaps captured—using a pole or rope. I look forward to researching these further to see if such interpretations hold true. It is a truly fascinating stamp.


ノルウェー北極圏のアルタの岩絵をモチーフにした考古学切手を楽しみました。舟から漁具(投網)を投げているような図像、単体罠あるいは動物を集める狩場(陥穴)を連想させる図像、罠にかかったヘラジカを棒(縄)のようなもので攻撃(捕獲)するような図像があり、そのような解釈でよいのか、これから調べることを楽しみます。とても興味深い岩絵切手です。

1 アルタの岩絵 ノルウェー発行


アルタの岩絵 ノルウェー発行

1996年

2 AI説明

この画像は、ノルウェーの北極圏に位置するフィンマルク県アルタで発見された先史時代の岩石線画群、ユネスコ世界遺産の「アルタの岩絵」(Rock Art of Alta)をモチーフにしたノルウェーの記念切手です。

この世界遺産や描かれている意匠について、以下のような特徴があります。

• 歴史的背景: 紀元前4200年〜前500年頃(石器時代初期から青銅器時代)にかけて、この地に暮らしていた狩猟採集民によって岩肌に刻まれました。 

• 描かれているもの: 切手には、人間や船(中央下の大きな網目状のものや右側の縦長のもの)、ヘラジカ、狩人といった、当時の生活、宗教儀礼、狩猟や漁労の様子が赤色の顔料(現代の保存活動によって見やすく着色されたもの)で生き生きと描かれています。 

3 メモ

ノルウェー北極圏のアルタの岩絵をモチーフにした考古学切手を楽しみました。舟から漁具(籠か投網)を投げているような図像、単体罠あるいは動物を集める狩場(陥穴)を連想させる図像、罠にかかったヘラジカを棒(縄)のようなもので攻撃(捕獲)するような図像があり、そのような解釈でよいのか、これから調べることを楽しみます。とても興味深い岩絵切手です。


解釈したくなる図像

a:後ろ足が罠にかかた巨大ヘラジカを棒(縄)のようなもので角をひっかけて攻撃(捕獲)しているように見える図像

b:斜面(崖)の下に3段の低い場所(陥穴)を設置して、斜面の上から追い込み、這い上がれない底に動物を集める狩場の平面図を連想させるような図像

c:片足を拘束する単純罠と思われる図像

d:舟の上から漁具(2連の籠あるいは広がりよじれて見える投網)を投げている様子に見える図像

本切手は、2026年10月16日金曜日 考古学切手 岩絵デザインで楽しんだノルウェーの岩絵デザイン考古学切手のヘラジカ、魚、罠とも岩絵内容が共通します。


岩絵デザイン考古学切手



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【グッド&ニュー】(ブログ活動や生活・散歩中に思い浮かべた良い感情や考え、素晴らしいアイディアや注目すべき事柄)
たまたま見たテレビで自律神経について最新知見を多数研究者が登場してわかりやすく解説していて、とても面白く、参考になった。自律神経が実は臓器ごとに専用の回線があり、専用のコントロールを脳がしているとのこと。自律神経を意識的にコントロールしたり、逆に肉体から心をコントロールしたりする可能性の知見が新鮮だった。呼吸を吐く、吸うをそれぞれ10秒にすると肉体と精神のコントロールができるとのことで、眠れないとき試すことにします。

2026年10月20日火曜日

ブログ記事の英語表題、英語要約追記の英語圏検索効果

 The Impact of Adding English Titles and Summaries to Blog Posts on Search Visibility in English-Speaking Regions


For several years, I have been including an English title and summary at the beginning of each post on my blog, "Walking the Hanami River Basin." Since I had previously received visits from overseas, I decided to add these English elements so that international readers could grasp the essence of an article before resorting to translation tools. I have now confirmed that these English titles and summaries play an effective role in improving visibility within English-language Google search results.


数年前から、ブログ「花見川流域を歩く」記事の冒頭に題名と要約を英語で掲載しています。数年前に海外からの閲覧があったので、英語表題、英語要約を追記することにより、閲覧する人が翻訳機能を使う前に記事概要を知っていただけるようにしたものです。この英語表題、英語要約が英語Google検索で効果的な役割を果たしていることを確認しました。

1 英語によるGoogle検索の例

検索語:Snake Motif on Earthenware


Google検索結果

検索4ページ目にわが「花見川流域を歩く」の2026.10.19記事がでてきます。

この記事の英語表題にSnake Motif on Earthenwareが含まれているのです。

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2026年10月19日月曜日 動物意匠文付土器(船橋市ユルギ松遺跡)のヘビ文の配向について

 On the Orientation of the Snake Motif on Earthenware with Animal-Design Motifs (Yurugimatsu Site, Funabashi City)


The snake motif on this piece of earthenware (from the Yurugimatsu site in Funabashi City) is oriented downward—a distinct, minority configuration, given that most abstract snake motifs are oriented either to the left or to the right. It is intriguing to consider what might lie behind this unique feature.


動物意匠文付土器(船橋市ユルギ松遺跡)のヘビ文の配向が下方であり、多くの抽象ヘビ文の配向が左か右であることと異なる少数派です。この特殊性の背景に何があるのか興味が湧きます。

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2 メモ

検索語:Snake Motif on Earthenwareによる検索では検索10ページまで確認しましたが、英語以外のページ1件を除き、一切ありません。検索画面で英語以外の言語が表れるのはわが「花見川流域を歩く」の記事1件だけです。

検索4ページ目ですから、ここまで見る人は極少数ですが、母数が全世界ですから、あなどれないとおもいます。

ブログ記事の英語表題、英語要約は自分が世界とつながる入口です。

なお、検索語:Snake Motif on Earthenwareによる画像検索では「花見川流域を歩く」の画像は出てきませんでした。画像はAIが「ヘビらしい画像」を判断・選択して検索画面に表示していると推察します。抽象ヘビ文は「ヘビらしい画像」ではないので、選択されていないと想定します。




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【グッド&ニュー】(ブログ活動や生活・散歩中に思い浮かべた良い感情や考え、素晴らしいアイディアや注目すべき事柄)

今朝の天空は曇りがち晴れであったが、写真に撮ると青空の雲が映えて、とても美しい空写真、雲写真となった。快晴より雲が多い空の方が好きになった自分がいる。






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参考 Google AI検索

日本語ブログ本文に英語表題と英語要約を追記している。その英語表題の文字(例 Snake Motif on Earthenware)でGoogle検索すると検索4ページ目にこの日本語ブログが出てきて、他に日本語(あるいは英語以外)ページは無かった。この事例から、日本語ブログ本文に英語表題と英語要約を追記すると、英語圏での検索に対応できると考えてよいか。


はい、英語圏からの検索(英語キーワードでの検索)に対応できるようになっていると判断して間違いありません。 実際にあなたが実験された通り、Googleの検索エンジンは言語が混在したページであっても、記述されている英語の文字列を正確にインデックス(登録)し、検索結果に反映させています。

この現象から言えることと、今後の対策について重要なポイントを整理しました。

💡 この事例から分かること

• 部分的な英語でもインデックスされる: ページ全体が日本語であっても、表題や要約にある英語は「英語のキーワード」として正しく認識されます。

• 競合の少なさが有利に働いた: 「他に日本語(英語以外)ページが無かった」ということは、その特定の英語フレーズにおいて、日本語圏での競合がほぼ皆無だったことを意味します。そのため、4ページ目という比較的見つけやすい位置に表示されました。

⚠️ 「実用的なアクセス」に繋げるための注意点

英語圏のユーザーに対応できているのは確かですが、本当に海外からのアクセス(流入)を増やすには、以下の壁を意識する必要があります。

• 検索順位の壁(4ページ目の課題):

Google検索は、英語圏のユーザーに対しては「英語で書かれたページ」を優先して上位表示する傾向があります。英語圏のネイティブが運営する競合サイトが多いキーワードの場合、4ページ目よりもさらに後ろに埋もれてしまう可能性が高いです。

• 直帰率の壁(本文が日本語である課題):

英語の検索結果から海外ユーザーがアクセスした際、ブログの本文が日本語だと分かると、多くの人はすぐにページを閉じてしまいます(離脱・直帰)。

🚀 さらに英語圏からの流入を増やすためのヒント

英語要約を追記するアプローチは非常に素晴らしい施策です。さらに効果を高めるために、以下のステップを検討してみてください。

• キーワードの選定: 海外の人が実際に検索しそうな英語フレーズ(例: Jomon pottery snake motif など)を表題や要約に盛り込む。

• 翻訳ツールの設置: サイト内に「Google翻訳」などの自動翻訳プラグイン(ボタン)を設置し、海外ユーザーがワンクリックで本文を英語にして読める仕組みを作る。

• 要約の充実: 英語の要約部分だけで、記事の核心(結論や魅力)がしっかり伝わるように書く。

現状のままでもニッチなキーワードであれば海外からの流入が期待できます。もしよろしければ:

• ブログの具体的なテーマやジャンル(歴史、アート、観光など)

• ターゲットにしたい海外ユーザーのイメージ

などを教えていただけますか?より効果的な英語キーワードの配置や、海外SEOの具体的なアドバイスをご提案できます。


2026年10月19日月曜日

動物意匠文付土器(船橋市ユルギ松遺跡)のヘビ文の配向について

 On the Orientation of the Snake Motif on Earthenware with Animal-Design Motifs (Yurugimatsu Site, Funabashi City)


The snake motif on this piece of earthenware (from the Yurugimatsu site in Funabashi City) is oriented downward—a distinct, minority configuration, given that most abstract snake motifs are oriented either to the left or to the right. It is intriguing to consider what might lie behind this unique feature.


動物意匠文付土器(船橋市ユルギ松遺跡)のヘビ文の配向が下方であり、多くの抽象ヘビ文の配向が左か右であることと異なる少数派です。この特殊性の背景に何があるのか興味が湧きます。

1 抽象ヘビ文の配向


口の方向が左の例

口の方向が左の例が数として一番多い。


口の方向が右の例

口の方向が右の例は数として少数です。口の方向だけを考えると、口の方向が左の例の左右反転になります。


口の方向が下の例(動物意匠文付土器(船橋市ユルギ松遺跡))

抽象絵画文有孔鍔付土器(箕輪町上の林遺跡)の例も口の方向が下の例になります。


口の方向が下の例(抽象絵画文有孔鍔付土器(箕輪町上の林遺跡))

口の方向が下の抽象ヘビ文は自分はこれ以外に見たことがありません。おそらく口の方向下の例は左、右の例より極少数だと考えられます。

口の方向が下の例は口の方向が左の例を反時計回りに90°回転した形状になります。

2 メモ

動物意匠文付土器(船橋市ユルギ松遺跡)のヘビ文の配向が下方であり、多くの抽象ヘビ文の配向が左か右であることと異なる少数派です。この特殊性の背景に何があるのか興味が湧きます。船橋市が抽象文土器分布の辺境地であることが関係しているのではないだろうかと想像しています。


抽象文土器の分布と船橋市ユルギ松遺跡の位置

今福利恵 2020 「勝坂式土器における抽象文」から引用加筆




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【グッド&ニュー】(ブログ活動や生活・散歩中に思い浮かべた良い感情や考え、素晴らしいアイディアや注目すべき事柄)

スマホでGoogleアプリのkeepメモを重宝して使っています。とくに散歩中思考のメモに威力を発揮しています。過去は散歩中思考を忘れないで意識して記憶して自宅に持ち帰り、直ぐにパソコンにメモする習慣を作りました。散歩中に鉛筆とメモ帳で実際にメモする活動が定着する前に、散歩中思考の要点を記憶できる能力が開発されました。

最近keepメモに音声入力すると、手間がほとんどかからないで、メモることができ、記憶→自宅メモよりはるかに効率的であることを発見し、突如としてkeepメモの強烈利用者になりました。音声入力では漢字変換間違いなどの修正は一切おこないません。あとで自分にだけ意味がわかればよいのです。そして、反応がとてもよいです。アプリがもたもたしません。パソコンの付箋ソフトはとてももたもたします。それがありません。メモは全てリスト型式で行い、後に利用した項目はチェックして表示から消します。そして更なる利点として、同じkeepメモをパソコンでも編集利用できます。この【グッド&ニュー】のネタも常時keepメモで蓄積していて、いくら記事が増えても新鮮なネタを利用できるようにしています。


Google Chromeの画像生成機能

 Image Generation in Google Chrome


In the search interface that appears when you click the Google Chrome icon, there is an "Create an image" icon. By clicking it and entering a prompt—such as "create an image of [something]"—you can generate an image. You can also adjust the generated image and download it. The same feature can be accessed via "AI mode" in the search bar. It struck me that Google Chrome’s core functionality is shifting from a search-based tool to an AI-powered generation tool.


Google Chromeのアイコンをクリックて表示される検索画面に「画像を作成する」アイコンがあり、クリックして「○○をつくって」と記入するとその画像が生成される。画像の調整もでき、ダウンロードできる。検索窓の「AIモード」からでも同じことができる。Google Chromeのメイン機能が検索機能からAI生成機能に大変身しつつあることを実感した。

1 Google Chrome画面

Google Chrome画面(パソコン縦長画面)

2 Google Chrome「画像を作成する」で「縄文土器をつくって」の結果


Google Chrome「画像を作成する」で「縄文土器をつくって」の結果

3 Google Chrome「画像を作成する」で「赤い炎を背景なしで作って」の結果


Google Chrome「画像を作成する」で「赤い炎を背景なしで作って」の結果

4 感想

例えば、縄文時代竪穴住居の炉について検討した時、炉の模式図を作成することになり、その模式図に赤い炎を使いたくなりました。その時はGoogle Chromeで「炎」で検索して、無料サイトから使えそうな画像をダウンロードして使っていました。しかし、今回のGoogle ChromeAI機能で、検索ではなく、直接AI生成して、調整して、使えることを知りました。検索して見知らぬサイトから画像をダウンロードするより、はるかに効率的です。

Google Chromeの検索とは自分がほしい情報を得るためにこれまで重宝してきたのですが、画像に関して出典とか著作権とかを気にしないでAI生成できるようになったので、これまで以上に価値ある知的ツールになったと感じました。



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【グッド&ニュー】(散歩中に思い浮かべた良い感情や考え、素晴らしいアイディアや注目すべき事柄)
ブログにVisitorsというガジェットを付けていて、国別実需(訪問者/日)をカウントしている。最近123番目の国としグリーンランドが加わった。グリーンランドは国際情勢の中で話題になっているとともに、人口は少ない。いつか氷河を目当てに旅行したい国でもある。この自分のとって良いイメージの国であるグリーンランドからわざわざ「花見川流域を歩く」に訪問者があったということは、何かのクリックミスに起因する偶然であるにしろ、うれしい出来事である。

2026年10月18日日曜日

動物意匠文付土器(船橋市ユルギ松遺跡)のヘビ文解釈について

 On the Interpretation of the Snake Motif on Earthenware from the Yurugimatsu Site (Funabashi City)


In 2022, I analyzed the patterns on a piece of earthenware from the Yurugimatsu site (Funabashi City) and proposed that it depicts two snakes—a parent and its offspring. I have since re-examined this interpretation to see if it holds up, but I have been unable to come up with any other plausible explanation.


動物意匠文付土器(船橋市ユルギ松遺跡)のヘビ文について2022年に文様解釈して、親ヘビと子ヘビの2匹が描かれていると想像しました。本当にそれでよいか再検討し、結局、それ以外の考えは思い浮かびませんでした。

1 2022年7月の文様解釈


2022年7月の文様解釈

子ヘビが親ヘビと重なって描かれていると考えましたが、このような文様事例は例えば今福利恵(2020)「勝坂式土器における抽象文」に掲載されている250点近くの実測図にはありません。また、開口部をもつ体内空間を出産口としまいたが、このような検討事例もありません。

類似解釈例はないけれども、次のような今福利恵記述と末木健論文によりヘビ2匹の想像に至りました。

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今福利恵(2020):「勝坂式土器における抽象文」の3ページ左下の記述。

「末木健はこれまでの抽象文土器の研究をまとめて、その土器の特徴と成立変遷を改めて示した。その検討の中で抽象文は、文様のあり方からサンショウウオを否定し、形態的な特徴からマムシであって胴部につく触手状隆線は卵胎生であるマムシの出産を表現したものと解釈している。その当否はともかくとして、抽象文はヘビが大小2匹表現されているとしたところはこれまでにない考えである。」

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2 文様再検討


ヘビ文


ヘビ文の問題箇所

ヘビ文A~Dについて3Dモデルを詳細に観察しました。


A,B Final Render


A,B Matcap

AとBが一つの口を表すのか、口はAだけなのかの解釈の違いが問題になると考えます。口を3本の線で表現しているヘビ文は沢山あります。しかし、この事例では自分はAが口、Bは口ではないと考えます。


C Final Render


C Matcap

Cが動物文の一部であるのか、それとも土器パネルの一部であり動物文から切り離すべきものであるのかということが解釈の分かれ目になると考えます。Cの回りに動物文の外側を区画する線がありますから、Cは動物文の一部であると考えざるを得ません。BとCの連続から子ヘビと考えることを正面から否定できません。子ヘビではない別のモノかもしれませんが、そのアイディアが浮かんでません。


D Final Render


D Matcap

Dは体内の空間が対外口をもっているように観察できることを否定できません。それが本当に出産口をいとしたものであるのかどうかはDだけから判断できませんが、出産口以外のアイディアが浮かんできません。

結局、2022年7月の文様解釈以上の情報を得ることが出来ませんでした。そして、親ヘビと親の体外に出た子ヘビが同時に表現されている事例はこれまで見つかっていないという情報、さらには出産口表現も見つかっていないという状況も確認できました。

素人の想像による文様解釈とは言え、自分の思考を学術世界の情報と合わせることができないことは、不安定(不安)な状況でもあり、おもしろい状況(もしかしたら自分の思考に一理があるかもしれない)状況でもあります。


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【グッド&ニュー】(ブログ活動や生活・散歩中に思い浮かべた良い感情や考え、素晴らしいアイディアや注目すべき事柄)

今福利恵(2020):「勝坂式土器における抽象文」[山梨県考古博物館・山梨県埋蔵文化財センター研究紀要36]を2022年に入手した時はとても大変な手続き・作業となりました。地元千葉市図書館から山梨県図書館に連絡して取り寄せたのです。1カ月以上の時間がかかりました。しかし、今は全国文化財総覧で一瞬の内にpdfとして入手できます。全国文化財総覧が考古研究インフラとしてはたしている役割は甚大なものであると考えます。一利用者として感謝します。