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2025年2月26日水曜日

千葉市埋蔵文化財調査センター特別展「貝と人」観覧

 Viewing the Chiba City Buried Cultural Property Research Center Special Exhibition "Shells and People"


I visited the Chiba City Buried Cultural Property Research Center Special Exhibition "Shells and People" (held until 2025.03.16) in 2024. As someone who was concentrating on learning about the Ariyoshi Kita Shell Mound, the displays and explanations were so intriguing that I lost track of time. It was a very valuable exhibition.


令和6年度千葉市埋蔵文化財調査センター特別展「貝と人」(2025.03.16まで開催)を観覧しました。有吉北貝塚学習に集中している自分にとって、興味を強く刺激する展示と説明のオンパレードであり、時間経過を忘れてしまいました。とても価値の大きな展示です。

1 会場風景、パンフレット


会場風景

展示物がとても多数になるにも関わらず、とても観覧しやすい会場です。


パンフレット

30ページのカラーパンフレットがとても充実しています。

2 観覧と撮影

自分の学習資料とするために展示物と説明パネル全部の撮影を行いました。

有吉北貝塚から出土した展示物や有吉北貝塚に関わる説明も多くみられ、興味を強く刺激されました。


有吉北貝塚北斜面貝層の写真(剥ぎ取り断面製作作業写真のようです。)

3 3Dモデル作成用撮影

アワビ、貝ヘラ、アワビ形土器、腰飾、彩色貝製品の5点について3Dモデル作成用撮影を行いました。今後3Dモデルを作成してブログ記事を書くことにします。


アワビ


貝ヘラ


アワビ形土器


腰飾


彩色貝製品

4 園生貝塚貝層断面


園生貝塚貝層断面

常設展示されている園生貝塚貝層断面を詳しく観察しました。以前3Dモデルを作成して検討記事を既に書いていますが、貝層の移動(流動)という視点から詳しく観察しました。

5 メモ

5-1 アワビ

アワビの干渉色の魅力に惚れ込みます。

以前にも別会場で展示された際に3Dモデルにしました。今回も3Dモデルにしますが、3Dモデルでは見る角度によって干渉色が変化(へんげ)する様子を表現することは難しようです。(もしかしたら3Dモデルで変化(へんげ)する干渉色を表現する技法があるかもしれませんが、今の自分にはその技術はありません。)

そこで、3Dモデル作成用に撮影した写真(一筆書きのような軌跡で撮影ポイントを移動する写真)をパラパラ動画にしてみることにします。パラパラ動画で視点移動で干渉色変化(へんげ)を再現できるか楽しみです。なお、自分のカメラ設定はいつも1シャッターでナチュラル、ポップアート1、ポップアート2、モノクローム、ドラマチックトーン、リーニュクレールの各フィルター写真計6枚を生成するブラケット撮影にしています。アワビについてこの5種のパラパラ動画を試作して、その比較を楽しんでみることにします。

5-2 貝ヘラ

貝ヘラの用途について、「土器製作時の器面調整などに用いられたものといわれている。」と説明されていて、別のところで読んだ「皮なめしの道具」という推察と別の用途になっていました。貝ヘラの用途については、さらに全く別の用途であった可能性もあり、興味が深まります。

5-3 彩色貝製品

I字文を赤彩白抜きで表現しています。白抜きという技法(技術)にとても強く興味を持ちます。


2023年12月14日木曜日

特別展「幸福を祈る -古代人の願いと造形-」を観覧しました

 Viewed the special exhibition "Praying for Happiness - The Wishes and Creations of the Ancients"


I viewed the 2023 special exhibition "Praying for Happiness - The Wishes and Creations of the Ancients" at the Chiba City Folk Museum. The main sculptures related to the wishes, prayers, and beliefs of the ancient Boso people were on display, and it was very interesting to see.


令和5年度特別展「幸福を祈る -古代人の願いと造形-」を千葉市立郷土博物館で観覧しました。房総古代人の願い、祈り、信仰に係る主要造形物が展示されていて、とても見ごたえがありました。

1 特別展「幸福を祈る -古代人の願いと造形-」

この特別展は、2023.11.23~2024.01.28まで千葉市立郷土博物館で、2024.02.13~2024.03.03まで千葉市埋蔵文化財調査センターで開催されています。


特別展

展示はすべて撮影OKです。


展示の様子


展示の様子

展示は次の4章から構成されています。

第1章 聖武天皇の願い -国分寺と民衆仏教の開花-

第2章 神仏に祈りを -悔過と祓い-

第3章 星に願いを -古代房総の星信仰-

第4章 幸福の印 -「福」施印土器と宝印-

2 見ごたえのある展示

どの展示物もとても見ごたえがあり、短時間の観覧では全部咀嚼できません。今後千葉市埋蔵文化財調査センター展示も含めて何回か観覧して理解を深めたいと思います。(千葉市埋蔵文化財調査センター展示では千葉市立郷土博物館展示よりも展示物が増えるらしいです。)

今回の観覧では手はじめということで、最初に興味を覚えた次の3点の展示物について、3Dモデル作成用の周回撮影をしました。


香印盤形土器(市原市、川焼台遺跡)


施印土器「寺」(千葉市、大椎第2遺跡)


仏像墨画土器(市川市、北下遺跡)

3 墨書土器分布図

展示ケースの中に墨書土器分布図がありました。


墨書土器分布図

この分布図は数年前に作成協力したものです。2016年頃は墨書土器学習に熱中していました。その頃、明治大学古代学研究所墨書土器データベースを毎日分析して楽しんでいました。墨書土器データベースを分析するためにわざわざデータベースソフトFileMakerを購入したほどです。この分布図を見て、その当時の学習を懐かしく思い出しました。



2021年10月7日木曜日

加曽利貝塚博物館特別展「-市原市史跡指定-祇園原貝塚 千年続いた縄文のムラ」の観覧

 加曽利貝塚博物館特別展「-市原市史跡指定-祇園原貝塚 千年続いた縄文のムラ」が令和3年10月2日~12月5日の期間で開催されています。早速観覧してきました。


特別展ポスター

1 特別展の様子

市原市にある祇園原貝塚は、約4000~3000年前(縄文時代後期~晩期)にかけての貝塚で、今年3月に市原市の指定史跡になりました。県内有数の貝塚であり、市原市の「歴史博物館」開館前のプレイベントとしていち早く加曽利貝塚博物館で展示を行うという企画です。


特別展入り口

特別展入り口には貝層剥ぎ取り断面が展示されています。


祇園原貝塚貝層断面

展示は7つのショーケースで行われ、3つのショーケースで縄文土器を、4つのショーケースでテーマ別に主に土器以外の遺物を展示しています。


縄文土器の展示


縄文土器の展示


展示 交易


展示 まつり


展示 よそおい

2 今回の観覧

コロナ禍の影響で博物館観覧は久しぶりです。展示物が多く、興味深いものばかりですから今回1回だけでおわるのではなく、これから何回も観覧して多くの遺物について3Dモデルを作成してそれを使って学習を深めることにします。今回は全遺物をじっくりみて、どの遺物について3Dモデル作成用撮影を行うかおおよその目星をつけることを目的とすることにしました。

観覧していて次のようなことに気が付き、興味を持ちました。

ア 剥ぎ取り断面の中の破砕イボキサゴ

剥ぎ取り断面の貝層の中に破砕イボキサゴの軸が多数残っているように見えます。その大きさは現生イボキサゴより小さいようです。

イ アホウドリ骨製の装飾品

小さなものですがアホウドリ骨製の装飾品が展示されていました。アホウドリはどこで獲ったのでしょうか?興味が深まります。


垂飾(ペンダント)アホウドリ骨製

ウ 異形の顔の土偶

定型的なミミズク土偶や山形土偶に混じって、鼻の穴一つで目が吊りあがった異形の顔のものなどがあります。強い印象を持ち、土偶の意味について感想がとめどもなく生まれました。


鼻の穴一つの土偶

エ スタンプ状土製品

スタンプ状土製品がどのように使われたのか興味を持ちました。


垂飾(ペンダント)スタンプ状土製品

オ 後晩期の土器

後晩期の土器は次回以降じっくり観察することにします。


後晩期の土器

幾つか遺物についてガラス面越しに3Dモデル作成用撮影を行いました。

今回の観覧は遺跡の特性を知るという高い立場ではなく、個別遺物に視線が次々に張り付くという細部重視の立場で楽しみました。