縄文土器学習 341
縄文遺物3Dモデルの作成とそれに対する実寸法付与を3DF Zephyr Liteで行うこうとができるようになりました。
ブログ花見川流域を歩く番外編2020.02.06記事「3Dモデルに実寸法を付与する方法(3DF Zephyr Lite)」
ただし、3DF Zephyr Liteで遺物の距離計測を行うことは可能ですが、操作性が極めて劣悪で事実上使えません。
ブログ花見川流域を歩く番外編2020.02.06記事「縄文遺物3Dモデルの距離測定初体験」
そこで土器や土器片等を主対象とする考古遺物専門分析ソフトGigaMesh Software Frameworkで遺物の距離計測をしてみました。大変効率的かつ快適に距離を計測できましたのでその体験をメモします。
1 計測例3Dモデル
3DF Zephyr Liteで3Dモデルを作成し、実寸法を付与した人面付土版(千葉市内野第1遺跡)を計測例としました。
人面付土版(千葉市内野第1遺跡) 観察記録3Dモデルその2
縄文時代晩期前葉(約3300年前)
撮影場所:千葉市埋蔵文化財調査センター
撮影月日:2020.02.04
ガラス面越し撮影
3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v4.523 processing 63 images
2 3DモデルのGigaMesh Software Frameworkへの投入と背景平面の設定
3DモデルをGigaMesh Software Frameworkに投入して背景平面に対する遺物の位置を設定します(正面の設定)。その際キーボードで1度単位あるいは90度単位で回転させることができます。キーボードを画面に表示させることもできます。(ただし画面キーボードは操作できません。)
画面に表示したキーボード
一度設定した正面はいつでもそのデフォルト位置に遺物を戻すことができますから便利です。
なお、特筆すべきは背景平面のグリッドは3Dモデル実寸法単位になっていることです。この例ではグリッドが1㎝方眼となっています。このグリッドを利用して画像内の任意地点距離(平面投影距離)をPhotoshop等で計測することも可能です。
3 2点間距離測定
遺物の2点間距離(ユークリッド距離)測定の操作性が極めて良好です。
距離測定のための測点設定の様子
遺物を拡大して観察しながら測点を設定することが可能です。いつでも遺物をデフォルト位置に即座に戻すことが可能です。
距離測定のための2点を設定した様子
距離測定結果の表示
縦方向の寸法は16.92㎝という結果になりました。
距離測定結果の表示
横方向の寸法は11.38㎝という結果になりました。
遺物の厚さは1.5㎝~3㎝程度となりました。(3Dモデルの裏側が完成していませんから正確な測定は不可能です。)
なお、土器表面などの曲面における距離計測(接地距離計測)もGigaMesh Software Frameworkで可能です。
4 感想
GigaMesh Software Frameworkは土器や土器片などの考古遺物を主対象にした計測分析ソフトですが、その操作性が極めて良好であり即その虜になりました。
3Dモデル作成と実寸法付与までは3DF Zephyr Liteで行い、3Dモデルの計測分析はGigaMesh Software Frameworkで行うという手順が自分の中で確立しました。
GigaMesh Software Frameworkを開発されたHubert Mara様をはじめとする皆様、GigaMesh Software Frameworkを日本で紹介した奈良文化財研究所金田明大様はじめ文化財方法論研究会の皆様に心から感謝申し上げます。
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GigaMesh Software Frameworkから書き出した人面付土版正面画像
GigaMesh Software Frameworkから書き出した人面付土版左から画像
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追記メモ
GigaMesh Software Frameworkを稼働中にその画面のスクリーンショットを撮るためにAltキー+PrintScreenキーを押したところ、GigaMeshが誤動作(大きな影発生とマウス操作異常)しました。スクリーンショットはPrintScreenキーを押すだけで撮ることにしました。






