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2026年3月28日土曜日

顔面突起(八千代市赤作遺跡)観察記録3Dモデル

 顔面突起(八千代市赤作遺跡)観察記録3Dモデル


Observation Record 3D Model of Face-Mounted Handle (Akasaku Site, Yachiyo City)


I enjoyed creating an observation record 3D model of the face-mounted handle (Akasaku Site, Yachiyo City) exhibited at the Yachiyo City Local History Museum. I had created a 3D model of the same object five years ago, and comparing the two, I was able to confirm an improvement in quality.


八千代市郷土博物館に展示されている顔面突起(八千代市赤作遺跡)の観察記録3Dモデル作成を楽しみました。5年前にも同じ対象の3Dモデルを作成していて、較べると品質向上を確認できました。

1 顔面突起(八千代市赤作遺跡)観察記録3Dモデル

顔面突起(八千代市赤作遺跡)観察記録3Dモデル

撮影場所:八千代市郷土博物館

撮影月日:2026.03.10


展示の様子

2重ガラス面越し撮影

3DF Zephyr v8.038で生成 processing 96 images


3Dモデルの動画


3Dモデルの画像(テクスチャ有り)


3Dモデルの画像(テクスチャ無し)


3Dモデルの画像(テクスチャ有りと無しのハードライトミックス)

2 顔面突起(八千代市赤作遺跡)展示風景の視覚変奏動画


顔面突起(八千代市赤作遺跡)展示風景の視覚変奏動画

6フィルター写真のバリエーションをクロスディゾルブを使って連続表示したスライドシーケンス動画です。Photoshopで作成しました。

3 参考 同一対象過去作成3Dモデル

顔面突起(十三菩提式)(八千代市赤作遺跡) 観察記録3Dモデル

撮影場所:八千代市立郷土博物館「らくがく縄文館-縄文土器のマナビを楽しむ-」

撮影月日:2021.11.02

ガラスショーケース越し撮影

3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v6.010 processing 33 images

2021.11.06記事「十三菩提式土器顔面突起の3Dモデル観察

4 技術的感想

2重のガラス面越しという劣悪な撮影環境ですが、3Dモデル品質はそれなりのものになりました。2021年に作成した3Dモデルと較べるとメッシュの粗さが異なり、今回作成3Dモデルの相対精緻さが確認できます。撮影枚数の違いとフォトグラメトリソフト(3DF Zephyr Lite)バージョンアップの双方に起因して品質向上しています。


今回作成3Dモデル(テクスチャ無し)


2021年作成3Dモデル(テクスチャ無し)

2021年11月6日土曜日

十三菩提式土器顔面突起の3Dモデル観察

 八千代市立郷土博物館で開催中の「らくがく縄文館-縄文土器のマナビを楽しむ-」で展示されている顔面突起(十三菩提式)(八千代市赤作遺跡)を3Dモデルを作成して観察しました。

1 顔面突起(十三菩提式)(八千代市赤作遺跡) 観察記録3Dモデル

顔面突起(十三菩提式)(八千代市赤作遺跡) 観察記録3Dモデル

撮影場所:八千代市立郷土博物館「らくがく縄文館-縄文土器のマナビを楽しむ-」

撮影月日:2021.11.02


展示の様子

ガラスショーケース越し撮影

3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v6.010 processing 33 images


3Dモデルの動画

2 観察

パンフレット説明をもとに観察しました。数値は3Dモデルから計測した略値です。

・前期末葉(十三菩提式)の顔面で、顔面発生期のものであり、千葉県ではこの1例だけのようです。

・沈線と沈刻で顔の輪郭を表現しています。顔面の大きさは縦約2.8㎝×横約3.8㎝になります。

・沈線と沈刻の様子は展示パネル写真で、光線の当たり方が適切なので、今回展示よりもよくわかります。


展示パネルの写真

・目の上から鼻筋にかけて幅約6㎜の黒い部分が眉弓を表現していて、隆起線の剥落跡のようです。眉毛と鼻筋を一緒に表現しています。

・目と口はえぐられた表現され、縦約5㎜、横8-9㎜、目の深さ2.5㎜、口の深さ4㎜となっています。

・前期土偶では顔の表現はほとんどありません。また、あっても点4つだけで表現するなどきわめて抽象的です。しかしこの顔面突起は具象的な顔で、前期末葉のものです。土偶よりも一足早く土器突起として具象顔面造形があらわれたということでしょうか。

・顔面は縄文人が人に模してイメージした(擬人化した)カミの顔であると想像します。さらに想像を深めれば、顔が平面でつくられていて、上下が沈線と沈刻で境されている様子から、顔面とは仮面である可能性があります。シャーマンが仮面をつけてカミに憑依して演舞する様子にカミをイメージしたのだと想像します。


3Dモデル画面


3Dモデル画面(ソリッドモデル)