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2026年10月7日水曜日

船橋市飛ノ台史跡公園博物館の観覧

 Visiting the Funabashi City Tobinodai Historic Site Park Museum


I visited the Funabashi City Tobiodai Historic Site Park Museum for the first time in a while to view the exhibits. Focusing on fascinating artifacts for which I had previously created 3D models, I conducted a series of "orbit" photo shoots with the aim of producing even better 3D models.


久しぶりに船橋市飛ノ台史跡公園博物館を訪問し、展示物を観覧しました。過去に3Dモデルを作成した興味深い遺物を中心に、より良い3Dモデル作成を目指して周回撮影を実施しました。

1 リーフレット


リーフレット(表紙)


おまけのしおり

2 写真撮影

以前は写真撮影は許可が必要でしたが、今は写真撮影自由となっていました。

3 展示風景


展示風景


展示風景

手前は船橋市最大土器


展示風景

一番手前が獣面把手付土器


展示風景(炉穴)


展示風景(野島式土器)

一部を除き多くの展示物にガラス遮蔽がありません。直接観覧できます。貴重な遺物をガラス面無しで観覧できるので、とても観察しやすいです。3Dモデル作成用撮影にはとても良い環境です。

4 3Dモデル作成用撮影

次の6展示物について3Dモデル作成用撮影を行いました。


クジラ骨製石皿代用品

船橋市最大土器

以前の展示は柱の近くで周回撮影が困難でしたが、今回は完全な周回撮影ができ、撮影枚数も300枚以上となりましたので、よりよい3Dモデルが作成できると期待しています。


バイオリン形土偶

以前の3Dモデル作成用撮影は極少枚数でしたが、今回は240枚ほど撮影しましたから、よりよい3Dモデルができると期待しています。


動物意匠文土器

この土器は別施設で展示された時3Dモデルを作成しました。その時は、撮影という観点でいえば最悪環境でした。今回はガラス面が無く、完全なる周回撮影が可能であり、撮影枚数も230枚となりましたので、よい3Dモデル作成ができると期待しています。

獣面把手付土器

前回は完全周回撮影が可能だったのですが、今回は壁の近くで、期待がはずれました。


取掛西貝塚断面

有吉北貝塚北斜面貝層のファブリック分析を行っている最中であるため、この断面を見るとシジミの配向や殻位に興味が集中してしまいました。有吉北貝塚北斜面貝層との比較材料になると考え、一部空間の3Dモデル作成用撮影を行いました。

5 今後の再訪

炉穴の模型や野島式土器など多数の遺物・展示について3Dモデルを作成したくなりましたので、近々再訪することにします。



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【グッド&ニュー】(ブログ活動や生活・散歩中に思い浮かべた良い感情や考え、素晴らしいアイディアや注目すべき事柄)

PASMOはスマホ内蔵で便利に使っているのですが、妻のカード式PASMOが出てきて、それに金額がいくらはいっているのか知りたくなりました。駅にでかけるしかないのかと思案して、webを検索すると、スマホでできることを知りました。最近たまたまインストールしたヤフー乗換案内というアプリでできるとのことです。早速試すと、確かに4150円という残高が判りました。本当にそれができるとは想定していなかったので、世の中の進歩に大感動しました。自分の浦島太郎感覚が強化されました。


2019年3月1日金曜日

船橋市海老ケ作貝塚出土器台の観察

縄文土器学習 50

船橋市の飛ノ台史跡公園博物館に海老ケ作貝塚出土器台が展示されていますので観察しました。

1 海老ケ作貝塚出土器台

海老ケ作貝塚出土器台
船橋市飛ノ台史跡公園博物館展示

海老ケ作貝塚出土器台
船橋市飛ノ台史跡公園博物館展示

海老ケ作貝塚出土器台
船橋市飛ノ台史跡公園博物館展示

加曽利E式期のものであると考えられます。

2 観察

海老ケ作貝塚出土器台の観察
・全体の概形は加曽利貝塚博物館企画展展示器台2種と似ていて、お椀を伏せたような形で孔があいています。海老ケ作貝塚出土器台は大きな楕円孔が4つ開いています。
・器台上面付近が黒くなっていて、器台の利用に関わる色であるのかどうか知りたいところです。
・上面の中央付近の凹んだ部分が白っぽくなっています。この色もこの器台の利用(液体の蒸発気化装置)に関わるものであるかどうか知りたいところです。
・上面と側面がなす角の部分が他の部分と比べて摩耗が進んでいます。器台の利用により「何か」が擦れることが多く、摩耗したものと考えられます。その「何か」は摩耗の様子から土器のような固いものではないと直観します。
・側面上部の黒くなっている部分とそうでない部分の境目付近に同じ形状のキズが連続します。キズは円周方向に細長くなっています。器台作成時にできたキズではなく、利用時にできたキズのように観察できます。
・孔を通して器台内部の様子を見ようとしましたが、設置位置の関係で観察できませんでした。
・孔を通して「海老ケ作2次」の文字が見えました。
・観察結果は器台の利用が単純な少量液体蒸発ではなく、他の「何か」を使ってその機能を実現しているように暗示されます。

3 別の海老ケ作貝塚出土器台
文献をみると海老ケ作貝塚から展示器台とは別に3点の器台が出土していますので紙上観察してみます。

3-1 海老ケ作貝塚出土器台 ア

海老ケ作貝塚出土器台 ア
「船橋市の遺跡 船橋市史資料(二)」(船橋市発行)から引用
展示器台と形状が大きく異なります。お椀型ではありません。また孔も大きなものが2つとなっています。

3-2 海老ケ作貝塚出土器台 イ

海老ケ作貝塚出土器台 イ
「船橋市の遺跡 船橋市史資料(二)」(船橋市発行)から引用
写真を見る限り器台下部が丸ごと欠損しているようです。引用図書には「脚部が山状に連続するもので、穴を穿った器台とは異なるものである。」(第2次)と書いてありますが間違いだと思います。

3-3 海老ケ作貝塚出土器台 ウ

海老ケ作貝塚出土器台 ウ
「船橋市の遺跡 船橋市史資料(二)」(船橋市発行)から引用

海老ケ作貝塚出土器台 実測図 ウ
「船橋市の遺跡 船橋市史資料(二)」(船橋市発行)から引用
器台内面に弧状模様が沈線で描かれています。
「半円状のマドは全部で5コと推測」されています。
器台内面が一般土器外面に該当するという自分の作業仮説を支持する遺物です。

参考 器台に関する作業仮説

2019年2月7日木曜日

飛ノ台史跡公園博物館企画展「ここまでわかった!~1万年前の取掛西貝塚~」

縄文土器学習 18

Twitterによる情報(焼町焼さん)に突き動かされて土器学習のとっかかりの一環として飛ノ台史跡公園博物館企画展「ここまでわかった!~1万年前の取掛西貝塚~」(3月3日まで)を観覧してきました。入場料100円で、写真撮影は入口で許可をとりました。

企画展パンフレット表紙

1 動物儀礼
取掛西貝塚の動物儀礼については以前から興味があったのでとても参考になりました。
2017.07.01記事「動物儀礼跡 取掛西貝塚」

動物儀礼跡出土竪穴住居が原寸でわかるような展示になっています。また詳しい写真が展示やパンフレットに掲載されています。

動物儀礼の様子 企画展パンフレットから

2 企画展及び常設展展示土器
縄文早期土器をはじめ船橋市の主要縄文遺跡から出土した多数土器の展示がありました。展示はガラス越しのものは少なく遮るものなく観察できる点はとても素晴らしいことでした。さらに360度から観察できる土器も幾つかあり、3Dデータ化のために多方面から写真を撮った土器もあります。

企画展展示縄文早期前半 東山式土器

常設展展示土器

常設展展示土器(海老ケ作貝塚出土)

常設展展示土器(船橋市出土最大土器、海老ケ作貝塚出土)
船橋市出土最大土器については学芸員の方に詳しい説明を受けることができました。加曽利貝塚博物館企画展展示巨大土器と類似した土器であり、煮沸用ではなく水等の貯蔵用の可能性の説明を聞くことができました。加曽利博巨大土器の疑問を解き素性を理解する上でとても参考になり、加曽利博巨大土器の再考察をする気持ちが生れました。

船橋市出土最大土器を多方向から写真に撮った様子
3Dデータ化が成功するかどうかまだメドはたっていませんが2月中に基礎技術獲得を目指しています。

飛ノ台史跡公園博物館の情報がとても充実しているので、とても短時間1回の観覧で全ての土器を咀嚼することは困難です。加曽利貝塚博物館と同様今後何回か訪問して土器学習を進めたいと考えました。同時に展示土器の私家版図鑑をつくることにしました。
飛ノ台史跡公園博物館観覧の後加曽利貝塚博物館に向かい企画展展示土器の3Dデータ用撮影を行いました。体を動かして学習するくせが形成されつつありよいことであると直観しました。