Twitterによる情報(焼町焼さん)に突き動かされて土器学習のとっかかりの一環として飛ノ台史跡公園博物館企画展「ここまでわかった!~1万年前の取掛西貝塚~」(3月3日まで)を観覧してきました。入場料100円で、写真撮影は入口で許可をとりました。
企画展パンフレット表紙
1 動物儀礼
取掛西貝塚の動物儀礼については以前から興味があったのでとても参考になりました。
2017.07.01記事「動物儀礼跡 取掛西貝塚」
動物儀礼跡出土竪穴住居が原寸でわかるような展示になっています。また詳しい写真が展示やパンフレットに掲載されています。
動物儀礼の様子 企画展パンフレットから
2 企画展及び常設展展示土器
縄文早期土器をはじめ船橋市の主要縄文遺跡から出土した多数土器の展示がありました。展示はガラス越しのものは少なく遮るものなく観察できる点はとても素晴らしいことでした。さらに360度から観察できる土器も幾つかあり、3Dデータ化のために多方面から写真を撮った土器もあります。
企画展展示縄文早期前半 東山式土器
常設展展示土器
常設展展示土器(海老ケ作貝塚出土)
常設展展示土器(船橋市出土最大土器、海老ケ作貝塚出土)
船橋市出土最大土器については学芸員の方に詳しい説明を受けることができました。加曽利貝塚博物館企画展展示巨大土器と類似した土器であり、煮沸用ではなく水等の貯蔵用の可能性の説明を聞くことができました。加曽利博巨大土器の疑問を解き素性を理解する上でとても参考になり、加曽利博巨大土器の再考察をする気持ちが生れました。
3Dデータ化が成功するかどうかまだメドはたっていませんが2月中に基礎技術獲得を目指しています。
飛ノ台史跡公園博物館の情報がとても充実しているので、とても短時間1回の観覧で全ての土器を咀嚼することは困難です。加曽利貝塚博物館と同様今後何回か訪問して土器学習を進めたいと考えました。同時に展示土器の私家版図鑑をつくることにしました。
飛ノ台史跡公園博物館観覧の後加曽利貝塚博物館に向かい企画展展示土器の3Dデータ用撮影を行いました。体を動かして学習するくせが形成されつつありよいことであると直観しました。
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