2012年2月13日月曜日

横戸6谷津の縦断形

横戸6谷津の縦断形を検討しました。

 1 横戸6谷津の谷筋確認
次の図は旧版1万分の1地形図の谷筋線図で横戸6谷津を示しています。

横戸6谷津の位置(旧版1万分の1地形図谷筋線図)
旧版1万分の1地形図は大正6年測量

 等高線の分布から小崖1より南で、横戸5谷津は南に向かって下っている様と、それが東京湾側水系の谷によって切られていることが判ります。

 2 横戸6谷津谷筋の現代地図投影
次の図は現代地図(DMデータ)に上記谷筋線を投影したものです。

横戸6谷津の位置(DMデータ)
 DMデータは千葉市提供

 この図から、横戸6谷津の位置は、県立犢橋高校付近で横戸5谷津に合流する谷津で、千葉市北清掃工場付近がその上流部にあたることがわかります。

 3 横戸6谷津谷筋の3D表現
次の図は横戸6谷津谷筋を0.5m間隔標高区分図に投影し3D表現したものです。

横戸6谷津谷筋の0.5m間隔標高区分図の3D表現
地図太郎PLUS+カシミール3D+5mメッシュ
 DMデータも投影表示している

 4 横戸6谷津の縦断面図作成
上記3のデータから、谷筋の現代地形における縦断面図を作成しました。縦断面図には1で得た旧版1万分の1地形図の等高線交点情報による大正6年地形の縦断線も記入しました。

横戸6谷津の縦断面図
現代地形はカシミール3D+5mメッシュによる

 横戸6谷津縦断面図から、横戸1谷津から横戸5谷津と同様に、横戸6谷津も地殻変動に伴う小崖1の成立に際してその南が相対沈下しただけでなく、南に傾斜したことを確認できます。

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