2012年2月29日水曜日

小崖2に起因する谷津パターン

小崖2には次のような谷津パターンが繰り返して観察できます。

小崖2に関わる谷津パターン

この谷津パターンは次のような経緯で形成されたと考えられます。

小崖2に起因する谷津形成の経緯(小崖2発生前)

小崖2に起因する谷津形成の経緯(小崖2発生中)

小崖2に起因する谷津形成の経緯(小崖2発生後)

2012.1.31記事「河川争奪の新発見」では小崖2に起因する河川争奪を説明してあります。

こうした形成経緯を前提に谷津に分類名称(仮称)を与えてみました。

小崖2に起因する谷津形成経緯からみた谷津分類名称(仮称)

小崖2に起因する谷津パターンを現実の地形(人工改変前)にあてはめると次のようになります。

実際に見られる小崖2に起因する谷津パターン(代表例)

詳細に地図をみると、もっと沢山の同じパターンが観察できます。
これと同じ谷津パターンが小崖3の長沼付近でみられます。

小崖3長沼付近の谷津パターン

小崖2がもたらしたのと同じ谷津パターンが、長沼地区で小崖3によって出現したものと考えます。

この谷津パターンは、形成後、その場所に湖沼(古長沼)が出現し、その湖沼が終焉した場所に再び表現された(出現した)ものと考えます。

小崖2がもたらしたのと同じような谷津パターンが、小崖3によっても普遍的に生まれたと考えると、東京湾側水系(犢橋川)の浸食作用で失われたかのように見えている小崖3沿いの場所の過去(東京湾側水系浸食以前)に、光が当たる可能性が高まります。 (つづく)

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