国土地理院に問い合わせる中で公共測量による航空レーザ測量による5mメッシュをダウンロードすることができました。
下の図に、これまで使ってきた写真測量による5mメッシュと航空レーザ測量による5mメッシュの対比してみした。
数値標高モデル5mメッシュ(標高)の測量方法の違いの対比
航空レーザ測量の方が精度が高いことは図を見て一目瞭然です。
なお、赤楕円で囲んだところは、古柏井川の河岸段丘の一部として次の記事で説明するところです。
航空レーザ測量による段彩図は実際の地形(帯状の河岸段丘の上に普請捨土の土手が乗っている)が表現されています。
写真測量による段彩図は地形表現が不正確で、これでは「帯状の河岸段丘の上に普請捨土の土手が乗っている」といくら口で言っても説得力が出てきません。
航空レーザ測量による5mメッシュを入手して、古柏井川河岸段丘の説明方法を思考するときの心に刺さっていた大きなトゲがとれました。
写真測量による5mメッシュが不正確な理由は、この部分が樹林に覆われていて、下の地形が見えないためであるとともに、その場所の地形が「河岸段丘」と「普請の土手」の組み合わせという、測量技術者にとって想定できないほどの特異なものであるからです。
0 件のコメント:
コメントを投稿