2012年4月7日土曜日

1960年代都市図の入手

1960年代の千葉市都市図を入手しました。
この都市図(1:3000)は、団地開発や高速道路建設など戦後の高度成長期における土地開発が実施される前の正確な地図であり、地形の詳細な検討をする上で貴重な情報を含んでいます。

現在、この都市図は都市計画課の所管を離れ、千葉市立郷土博物館が所蔵管理する文化財資料となっています。
このたび、千葉市教育委員会の許可を得て、花見川流域付近の15葉を専門業者の手でスキャンして電子化し、その情報を入手しました。
今後順次GISに取り込む予定です。

都市図入手範囲
基図は「絵にみる図でよむ千葉市図誌 下巻」(千葉市発行)より転載

入手した都市図の例
千葉市郷土博物館所蔵

例として示した「千葉15」は犢橋付近ですが、さつきが丘団地をはじめとする住宅団地開発、京葉道路と東関東自動車道の建設以前の詳しい地形・地物を表現した地図であり、旧版1万分の1地形図では分からなかった精細な情報を得ることができることがわかります。

この地図は、今後このブログにおける検討・思考で活用する場面が多くなる資料であると予感します。

この地図の入手を許可していただいた千葉市立郷土博物館、千葉市教育委員会に感謝します。

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