2014年5月13日火曜日

印旛沼筋河川争奪の証拠1 -水系パターン異常-

シリーズ 花見川地峡成立の自然史 -仮説的検討- 
第3部 印旛沼筋河川争奪に遡る その2

印旛沼筋河川争奪の第1の証拠は水系パターン異常です。

現在の水系は自然現象では形成しえない異常パターンとなっています。

現在水系パターンの異常

この水系パターン異常は河道が真逆に変化する特殊な河川争奪である河道逆行争奪でしか説明することができません。
(河道逆行争奪は2014.4.24記事「新たな河川争奪タイプ分類 河道逆行争奪」参照)

印旛沼筋の水系パターンは当初次のような正常パターンとしてできました。

最初の水系パターン

参考 地形段彩図

地形段彩図+標準地図

2 件のコメント:

  1. 海老川(Ebigawa) 乱歩(Ranpo) です。

    地形を見ると水のはけ口が見えないので大昔は、
    古手賀沼?もしくは、古印旛沼?とも言うべき湖なり沼なりが
    白井市民プールの北西側の谷の行き止まり近辺に
    (もしくは神埼川の谷に一帯に)存在したのでしょうか。

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  2. 海老川乱歩さん

    コメントありがとうございます。

    この付近は特徴的局所的地殻変動があって印旛沼筋(神崎川)と手賀沼方面とが現在では断絶しています。アーチダムみたいな隆起帯ができています。
    言葉では説明しにくいので、記事で絵で説明します。

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