1 縄文時代時期区分
「千葉県の歴史 通史編 原始・古代1」(千葉県発行)では土器形式の変化を基礎にした縄文時代時期区分研究史を紹介しながら、小林達雄の提唱した草創期、早期、前期、中期、後期、晩期という6時期区分を採用して記述しています。
縄文土器の移り変わり
「千葉県の歴史 通史編 原始・古代1」(千葉県発行)から引用
縄文時代の時期区分案
「千葉県の歴史 通史編 原始・古代1」(千葉県発行)から引用
縄文時代上限の案
「千葉県の歴史 通史編 原始・古代1」(千葉県発行)から引用
縄文時代の時期区分と絶対年代の対応については精度の高い情報が得られていない様子が述べられています。
縄文時代と測定値等
「千葉県の歴史 通史編 原始・古代1」(千葉県発行)から引用
2 縄文時代時期区分の概要
「千葉県の歴史 資料編 考古4(遺跡・遺構・遺物)」(千葉県発行)の貝塚の項に説明書きのある縄文時代時期区分表が有りますの、この表により縄文時代の概要をイメージすることができます。
千葉県の縄文時代遺跡全体を俯瞰できる大変便利な表です。
縄文時代の時期区分
「千葉県の歴史 資料編 考古4(遺跡・遺構・遺物)」(千葉県発行)から引用
3 縄文時代時期区分と古地理との関係
「千葉県の歴史 資料編 考古4(遺跡・遺構・遺物)」(千葉県発行)の貝塚の項には古地理図も掲載されていますので、時期区分表と古地理図の対応図をつくってみました。
縄文時代時期区分と古地理との対応
この対応図で千葉県縄文時代の概要を把握することができるようになりました。
草創期、早期、前期、中期、後期、晩期の大まかなイメージを持てるようになりました。
4 千葉市大膳野南貝塚発掘調査報告書の記述区分と時期区分の対応
千葉市大膳野南貝塚発掘調査報告書は幅を持たせた時期別に記述していますので、その記述区分と時期区分との対応表を作成しました。
千葉市大膳野南貝塚発掘調査報告書の縄文時代時期区分別記述と一般時期区分との略対応
この対応表により発掘調査報告書の記述区分の時期イメージを大まかに持つことができます。
今後の発掘調査報告書内容学習で何度もふりかえる表になると思います。
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