縄文土器学習 561
2021.03.09記事「埼玉編年のデータベース化による分析的学習」の続きです。
上記記事でⅨ期・Ⅹ期の1群土器だけという極小範囲についてカードを利用して土器細分類を整理しました。その整理を立体的モデルにして、より理解学習と考察を深めるためのツール作成を目指し、その試作に着手しました。
次の図の立体モデルを作成しました。
埼玉編年(1982) Ⅸ期・Ⅹ期(加曽利EⅠ式) 1群土器(キャリパー形土器)分類の理解
なお、この図は上記記事と時間軸を逆にしています。この図は古→上、新→下にしていて、古→奥、新→手前をイメージしています。
この2D資料を立体化すると次のようになります。
埼玉編年(1982)Ⅸa期・Ⅸb期・Ⅹ期(加曽利EⅠ式)1群土器(キャリパー形土器)分類カードの3D展開 素材1このモデルの趣旨:埼玉編年(1982)土器分類を理解学習するための3Dツール作成用素材。
3Dモデルの動画
●感想
・素材1はまだ完全なる素材ですが、このような3Dモデル作成が自分の技術的レベルでなんら問題なくできることを確認できました。慣れれば2D資料作成に準じた時間で作成出来そうです。Photoshopから直接カードのWabefront(.obj)ファイル作成ができることが効率化の鍵です。
・webにおける画像は解像度が低くなり見にくくなりますが、3Dモデルではそうした画質低下の問題は生まれないので、使い勝手のよいツールになることを確認できました。
・Sketchfab画面内で、多数カード間を高速で移動して拡大縮小できるので、情報を3次元配置のなかでその関係等について思考を深めることができそうです。
・今後整飾を加え、本格的なモデルを構築します。
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