Investigation of pottery on the stripped cross section of Ariyoshi Kita Shell Mound
I visually created a map of the distribution of pottery fragments in the stripped cross-section of the shell layer on the northern slope of the Ariyoshi Kita Shell Mound. Certain pottery fragments 51 were confirmed, and about half of them were found in the lower part of the sloping shell layer, in other words, near the waterside at that time, indicating the characteristics of pottery fragment dumping activities.
有吉北貝塚北斜面貝層剥ぎ取り断面における土器破片分布図を目視で作成しました。確実な土器破片51を確認し、約半数が斜面貝層下部に、つまり当時の水辺付近に分布していて、土器破片投棄活動の特徴が読み取れます。
1 土器破片分布図
土器破片分布図 (3Dモデルのオルソ投影図 高さ4.3m、幅4.0m)
目視で土器破片と確実に確認できたもの(赤丸)は51あります。展示上部は照明が暗く目視が不十分であった可能性があります。なお、双眼鏡を持参しましたが、近すぎて効果的に利用できませんでした。
目視で土器破片の可能性があるけれども確認できなかったもの(青丸)が7あります。
断面左下部に剥ぎ取り作業痕のようですが、最初は土器破片と直観したもの(空色丸)が3あります。
作業痕か土器か、土器か否か
作業痕か土器か
2 考察
土器破片分布図 考察
土器破片は斜面貝層分布に対応して土器破片が分布しているように見えます。このことから、貝層投棄活動と土器破片投棄活動は時期的に連動していることが推察できます。
同時に、土器破片は斜面貝層下部に半数が集中分布していますから、貝分布と比べて土器破片分布は偏在性がきわめて強いことが判ります。斜面貝層下部は当時の水辺付近です。土器破片投棄は水辺付近で行われる祈願活動の一環で行われたと想像します。
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