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2026年10月8日木曜日

遊び 切手3D化手順確認のための試作

 Just for fun: A prototype to test the workflow for converting stamps into 3D models


I’m starting a new hobby where I enjoy the process of turning my collection of archaeology-themed stamps into 3D models using Blender and then uploading the results to Sketchfab for my own satisfaction. To begin, I tested the basic workflow using a simple exercise. My goal is to create models that look authentic—retaining the thinness of a piece of paper while appearing as a true 3D object. Although this prototype is still far from that ideal, the process helped me better understand the fundamental steps involved.


収集した考古学切手を3D化するプロセスをBlenderで楽しんだり、成果をSketchfabにアップロードして自己満足したりする遊びを始めたいと考えています。まずその基本手順を簡易な作業で試してみました。紙片の薄さを保持しながら立体物であり、本物に近いテクスチャであることを目指しています。今回試作はそれにほど遠いものですが、基本手順の理解がすすみました。

1 素の考古学切手


素の考古学切手

ターヌムの岩絵群(牛による耕作ほか) スウェーデン発行 2001年

2026年8月16日日曜日 考古学切手 ターヌムの岩絵群

2 基本手順

2-1 画像に2値化

Photoshopで画像を白紺の2値にする。

2-2 画像トレース

Illustratorの「画像トレース」機能で2値境界のトレースを取得する。

今回の事例ではとてもきれいにトレースができました。実際のクリックによるトレース操作はゼロです。

必要なパスを次の作業レイヤにまとめます。

切手外周パス

切手額内四角パス

動物や文字(額内)パス

小文字(額外)パス

2-3 SVGファイル出力

上記パスだけをIllustratorからSVGファイル出力します。

2-4 Blender作業

BlenderにSVGファイルをインポートします。パスはカーブとしてインポートされます。

動物や文字(額内)カーブと小文字(額外)カーブをそれぞれ別に統合し、扱うカーブ数を4つにします。それぞれに作業用色をつけて扱いやすくします。

次の方針で立体をつくります。

切手外周カーブに厚みを付ける。

切手額内四角カーブに厚みを付け、その厚みを利用して切手外周カーブをブーリアンで削る。(一段低くする)

動物や文字(額内)カーブに厚みをつけ、額内に配置する。

小文字(額外)カーブに厚みをつけ、額外に配置する。

調整が済んだらカーブをそれぞれメッシュに変換し、適切なマテリアルを設定します。


Blender作業途中の様子

3 作業結果

切手3D化手順確認のための試作

素の切手:ターヌムの岩絵群(牛による耕作ほか) スウェーデン発行 2001年

Photoshop、Illustrator、Blenderによる切手3D化試作


3Dモデルの動画


3Dモデルの画像

4 感想

ここにまとめた基本手順は作業をする中で結果としてわかったことをまとめたものです。実際作業はChatGPT支援を受けたにもかかわらず、試行錯誤の連続で難渋しました。しかし、最終Blender作業でブーリアンを使えることに気が付いてからは作業項目が整理されました。

今回試作物を、紙を連想させるような薄さにして、かつ文様に立体感を感じさせ、さらに本物と間違うようなマテリアルを作れるようにすることが、目指すところです。



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【グッド&ニュー】(ブログ活動や生活・散歩中に思い浮かべた良い感情や考え、素晴らしいアイディアや注目すべき事柄)

車の運転中に聞いたラジオで、通勤線の良いところを自慢し合うようなトークがあった。たわいもない話しであるが、とても聞きやすく、何かうれしくなった。悪いところや嫌なところに焦点をあてる話しばかりではうんざりする。


2025年12月10日水曜日

剥ぎ取り断面の貝殻方向記録ツールの試作

 Prototype of a Tool for Recording Shell Orientation in Stripped Sections


We developed a prototype tool in Python to record the orientation of bivalves in stripped sections of shell layers on the northern slope of the Ariyoshikita Shell Mound (exhibited at the Chiba Prefectural Museum and Institute). Using this tool, we realized its potential for obtaining information related to the possible downslope migration of bivalves.


有吉北貝塚北斜面貝層剥ぎ取り断面(千葉県立中央博物館展示)の二枚貝方向を記録するツールをPythonで試作しました。このツールを試用したところ、二枚貝が斜面移動した可能性に関わる情報を得られる可能性を実感しました。

1 剥ぎ取り断面貝殻方向記録ツール

1-1 ツールの機能

断面写真から二枚貝について次の情報をcsvファイルに記録します。

・二枚貝の位置座標

・二枚貝と断面の交差切片が水平と成す角度(+90°~0°~-90°)

・二枚貝の貝殻の上下方向

1-2 ツールに使う写真

剥ぎ取り断面の3Dモデルを作成し、そのオルソ投影画面を使います。これにより貝殻角度測定の精度が増します。この記事では便宜的に通常撮影写真を使いました。通常写真をオルソ投影できれば、それでも十分実用的に使えそうです。

写真には座標を設定するための正方形を描き込みます。

このツールを正式活用する時には剥ぎ取り断面単位(2m×2m)を区画割りし、その一部の小区画写真をツールに適用することになります。


剥ぎ取り断面写真(オルソ投影していない)


ツール試用に使った剥ぎ取り断面写真(500pixel×500pixel)

1-3 ツール操作と情報記録

Pythonスクリプトを起動すると次の画面が出ます。


最初画面

この画面で座標空間を設定します。正方形枠の左下をクリックするとその場所が(0、0)、右上をクリックするとその場所が(1、1)となり、座標空間が設定されます。

この座標空間設定画面で二枚貝の左端、右端をクリックし、上下ボタンのどちらかをチェックし、「この線分を記録」をクリックすると、線分が青線で、線分の中点が赤丸で表示されます。内部的に中点座標、線分角度、上下(1か2)が記録されます。


二枚貝角度記録画面(最初の1つの二枚貝の記入が済んだ状態)


二枚貝角度記録が進んだ画面

全ての角度記録が終わったら、「csv保存して終了」をクリックします。記録がcsvファイル保存されます。


csvファイル(一部)

2 ツールの試用実感

ツールの使用感は快適であり、このツールを本格活用できる感覚を得ることができました。

二枚貝角度記録画面とcsvファイルから、プラスの角度(右上がり)が少なく、マイナスの角度(右下がり)が多いことが判ります。また、上向き(上に凸)より下向き(下に凸)が多いことが判ります。これらの情報は二枚貝が斜面(右下がり)を葡行移動したことと関連する情報である可能性があり、有用情報を獲得できる可能性を実感しました。また二枚貝角度記録画面から、葡行移動の結果としての「構造」にアプローチできる可能性も感じました。

このツールを本格活用することにします。

3 関連ツールの作成

記録csvファイル(座標、角度、上下)を分析するツールを引き続き作成します。平面上で構造を浮彫にするツールや角度頻度グラフなどを予定します。

4 ChatGPT感想

このツール(Pythonスクリプト)はChatGPT支援で作成しました。基本部分は30分で、スクリーンショット書き出し部分は細部不都合の直しで2時間かかり、合計2時間半で完成しました。

ChatGPTの支援が無ければこのような機能実現は自分の実力ではほぼ不可能です。

自分の活動に果たすChatGPTの役割がとても大きなものであることを実感します。


2024年6月20日木曜日

有吉北貝塚北斜面貝層 遺物のグリッド別標高分布3Dモデル(試作)

 Ariyoshikita Shell Mound North Slope Shell Layer: 3D model of the grid-based elevation distribution of artifacts (prototype)


I have created a prototype 3D model of the grid-based elevation distribution of artifacts in the Ariyoshikita Shell Mound North Slope Shell Layer. This 3D model shows the general shape of the 3D distribution of artifacts, i.e., the general shape of the north slope shell layer.


有吉北貝塚北斜面貝層における遺物のグリッド別標高分布3Dモデルを試作しました。この3Dモデルで、遺物3D分布の概形すなわち、北斜面貝層の概形がわかります。

1 有吉北貝塚北斜面貝層 遺物のグリッド別標高分布3Dモデル(試作)

有吉北貝塚北斜面貝層 遺物のグリッド別標高分布3Dモデル(試作)


3Dモデルの画像


3Dモデルの動画

2 メモ

有吉北貝塚北斜面貝層の遺物台帳素入力(遺物件数約64000)が完了しましたので、試しにグリッド別に遺物標高分布を表現してみました。グリッドから出土する遺物の最高標高と最低標高を表現したグラフです。

このグラフから遺物3D分布の概形を知ることができます。この3D分布概形は北斜面貝層そのものの3D概形でもあります。半年か1年後にはグリッド別ではなく、約64000遺物別に3D分布がわかりますので、その時にはこのグラフは役目を終えます。

なお、この3Dモデルを作成してみると、遺物台帳原票由来の異常値がみつかりました。転記ミスではない遺物台帳そのものに内在する問題が幾つかあるようです。今後この問題を解決することに取り組みます。