1 質問
河川改修事業に対する住民参加に関連して、次の質問を千葉土木事務所にしました。
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● 花見川の河川整備計画の策定プロセスについて
質問その4 利根川水系手賀沼・印旛沼・根子名川圏域河川整備計画の策定プロセスにおいて、住民参加がどのように行われたのか具体的に教えてください。
● 花見川の河川改修計画・事業について
地域住民の一人として、花見川の河川改修計画・事業に関して、特に堀割部のあり方について、治水・利水面だけではなく、歴史的、自然環境的、生活環境的側面からの慎重な検討と配慮が必要であると思っています。
これまでどのような調査計画を行い、今後どのような事業を展開するのか教えてください。
質問その5 花見川の河川改修計画策定状況と事業実施予定の概要
質問その6 花見川の河川改修計画策定と事業実施における住民説明(住民参加)の予定
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2 回答
これらの質問にたいして次の趣旨の回答(情報)をいただきました。
(回答(情報)は口頭でいただいた話を当方でまとめたものです。)
質問その4の回答
河川整備計画策定時の住民参加として次のことがらを実施した。
① 関係市町に流域委員メンバー候補の推薦情報をいただき、流域委員選定の参考にした。
② 流域委員会開催時に県ホームページで広報し、住民の傍聴参加を可能とした。傍聴参加者には書面による意見提出を許可した。
質問その5の回答
花見川の河川改修事業のための基本的な設計は既に済んでいる。
昨年度実施したボーリング調査結果を踏まえて、今年度中に経費見積書を作成し、国に補助申請する。
補助が決まってから工事に入る。(次年度以降予定)
工事の順番では、堀割部が後になる。
質問その6の回答
(明確な回答は無く、特段の住民参加は予定されていないと理解した。)
3 感想
上記回答から、住民サイドから能動的に河川管理者に情報を求めない限り、住民が河川事業について知る機会は無いということが判りました。
現在、花見川堀割部の河川改修事業実施について次のような心配をしています。
堀割部の護岸工事は、現在の形状が構造物がない素掘堀割であることから、現在の環境を確実に大きく変えることになります。
工事のあり方によっては、生態環境的、風景的、土木遺構保全的等の観点から多大なマイナス影響が発生する可能性があります。
しかし、現在は県によって「花見川の河川改修事業のための基本的な設計は既に済んでいる。」という言葉情報だけしか知ることができません。実際の設計情報は公開されていません。
また、工事によってどのようなマイナス影響があるのか、マイナス影響がある場合、それを少なくするような工夫がされているのか、マイナス影響と事業がもたらすプラス影響の比較考量をどのような方法で行っているのか等の検討について知ることができません。
こうした情報を知らないで、工事のおぜん立てが全て整ってしまってから、具体的工事の説明を聞いても手遅れになると感じます。
このような心配をしているので、今後自分が住んでいる地域の自治会等に働きかけて、まずは、自治会等から河川改修事業に関する情報の提供を千葉土木事務所に申し入れしたいと考えました。
参考 「利根川水系手賀沼・印旛沼・根子名川圏域河川整備計画」に掲載されている断面イメージ図
おわり
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