2016年9月20日火曜日

上谷遺跡 土坑の学習

2016.09.17記事「上谷池の土坑 馬の水飲み」で土坑の検討を行いましたが、この時、上谷遺跡の全土坑の情報を閲覧して、どのような土坑があり、その利用はどのようなものであるのか、予察的に検討してみました。

土坑についても遺跡の特徴となるような重要なものが含まれていることが推察されました。

そこで、ここでいったん立ち止まって、上谷遺跡の土坑そのものについて学習することにします。

上谷遺跡の土坑のほとんどは柱穴あるいは柱穴様であり、掘立柱建物を想定できないものです。

しかし柱穴ではない大型土坑もあり、その大型土坑には興味深いものがあります。

そこで、上谷遺跡の大型土坑及び興味ある出土物の土坑をピックアップして、検討し、感想を個別に述べてみることにします。

上谷遺跡の主な大型土坑

D025は火に関わる土坑です。

D128、D130、D131は深さは無いのですが大型で、場所が近接しています。同じ趣旨の土坑と考えて間違いありません。

D268は大変特徴的な形状、出土物があり、検討意欲が強く刺激されます。

D268、D125は趣旨が同じようです。

D241、D242も同じ趣旨かもしれません。

これらの土坑は南向き崖と台地面の境付近に分布しています。

その用途はあぶり出せると直観できます。

D203は鞴片が出土していますので、検討してみます。

D183は井戸であることを既に検討しました。

次の記事から具体的に検討(学習)します。

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