縄文土器学習 264
飯田市上郷考古博物館の縄文土器展示を観覧しました。
飯田市上郷考古博物館の縄文土器展示の様子
通路と展示を区切る背の低いガラス柵以外のガラス面がない「露天」的な展示方式であり、3Dモデル撮影をする自分にとってはうれしい展示方式です。
千葉の土器と比べると装飾が強いものが多いように感じます。
縄文土器展示の様子(3Dモデル作成用撮影の一コマ)
縄文土器展示の様子(3Dモデル作成用撮影の一コマ)
縄文土器展示の様子(3Dモデル作成用撮影の一コマ)
施設入り口にはガラス張りケースに収められた「顔面把手付釣手土器」(黒田垣外遺跡、縄文中期中葉末~後葉)が展示されています。
「顔面把手付釣手土器」(黒田垣外遺跡、縄文中期中葉末~後葉)
興味を引く土器ばかりであり、3Dモデルを作成しながらじっくり学習することにします。
館で過去企画展図録「下伊那唐草文土器~縄文中期後葉伊那谷南部の地域性~」を入手しました。
過去企画展図録「下伊那唐草文土器~縄文中期後葉伊那谷南部の地域性~」
加曾利EⅡ式頃の伊那谷南部の縄文土器が「下伊那唐草文土器」として独立形式となっています。興味深い土器文化圏模式分布図が掲載されています。
下伊那唐草文文化圏を中心とする土器文化圏模式分布図
H17企画展図録「下伊那唐草文土器~縄文中期後葉伊那谷南部の地域性~」から引用
多数の展示縄文土器すべてについて3Dモデルを作成してモニター画面上でじっくり観察することにします。
唐草文は列島規模で共通している模様であり、その意義について学習を深めることにします。
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