縄文土器学習 617
国宝「仮面の女神」観察記録3Dモデルを回転させて見ました。回転体と静止体を同時に観察することによって、これまでの自分の感想がそのまま保持されるのか、それとも違う感想が生まれるのか、調べるための学習資料です。
1 土偶(国宝仮面の女神)(茅野市中ッ原遺跡) 観察記録3Dモデル(回転2)
土偶(国宝仮面の女神)(茅野市中ッ原遺跡) 観察記録3Dモデル(回転2)撮影場所:茅野市尖石縄文考古館
撮影月日:2019.09.13
4面ガラス張りショーケース越しに撮影
3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v4.530 processing 82 images(Masquerade機能利用)
調整前3Dモデル画面(3DF Zephyr Lite画面)
回転3Dモデルの動画
2 メモ
仮面の女神については次のような感想を持ってきています。
当初3Dモデルに付した注記
感想メモ画面1
感想メモ画面2
感想メモ画面3
回転体モデルを観察してみると、これまでの自分の感想の「もっとらしさ」感が増大しました。
この土偶はその背後を観察することが特別に重要であると感じます。仮面と帽子と衣服を結合する接続具の観察が可能となります。
妄想レベルですが、この土偶は「成人式」(集団見合い)の女性装束であり、生殖可能であることを示しているのだと思います。同じ成人になった男性(群)に生殖可能であることを視覚や嗅覚で示す儀式用であり、仮面は女性が恥ずかしさなどを持たないための意味も有していると考えます。(現代アフリカには逆に男性(群)が目隠しして、女性(群)陰部の臭いを嗅ぐ若者集団見合い儀式があります。)
なお、この土偶出土状況ジオラマが尖石縄文考古館に展示されていて、学習上の強い興味が喚起されます。
2020.03.17記事「国宝土偶「仮面の女神」出土状況ジオラマの3Dモデル」
0 件のコメント:
コメントを投稿