Planning of correspondence analysis activities between shell layers and pottery using Blender 3D space
Using the sense of the site obtained from observation of stripped cross-sections as a lever, I began a 3D correspondence analysis of the Ariyoshi Kita Shell Mound northern slope shell layer and the distribution of pottery. It's the beginning of a months-long struggle with blender.
剥ぎ取り断面観察で得た現場感覚をテコにして、有吉北貝塚北斜面貝層と土器分布の3D対応分析を始めます。blenderとの数か月にわたる格闘の開始です。
1 はじめに
千葉県立中央博物館に有吉北貝塚北斜面貝層の巨大剥ぎ取り断面が展示されています。その展示存在に気が付き、詳細に観察し、かつ3Dモデルを作成して自宅でも分析的に観察しました。その結果、これまで自分の意識の中に存在しなかった「現場感覚」のようなものが発生しました。その「現場感覚」により貝層発達史イメージをこれまで以上に納得的に構築できるようになりました。この貝層発達史イメージをより確実な仮説にするために、これから数か月をかけて貝層と土器の3D空間対応分析活動を行うことにし、その企画をまとめました。
2 有吉北貝塚北斜面貝層における貝層と土器分布の3D空間対応分析企画
2-1 概要フロー
概要フロー 北斜面貝層3Dモデルの模式的理解3Dモデル
北斜面貝層3Dモデルの模式的理解画像
3Dモデルの動画
2-2 貝層3Dモデル作成
2-2-1 ガリー侵食基底面の3Dモデル作成
発掘調査報告書断面における成田層上面線をガリー侵食基底面線とします。Blender3D空間で断面線からBsurfaces機能によりガリー侵食基底面3Dモデルを生成します。
断面図がない場所については合理的な方法で推測して情報を補完します。
参考図
発掘調査報告書掲載基底地形詳細情報を3Dモデルに取り込む方法について検討します。
参考図
2-2-2 ガリー侵食堆積物の堆積面3Dモデル作成
発掘調査報告書掲載断面毎にガリー侵食堆積物の堆積面の位置について推定検討します。堆積面位置の推定は土器との関係で変化するので、堆積面3Dモデル作成は多数回行い、徐々に精度をあげていく作業をイメージします。
ガリー侵食基底面3Dモデルとガリー侵食堆積物の堆積面3Dモデルの対応について分析考察します。
2-2-3 斜面貝層堆積面の3Dモデル作成
・斜面貝層堆積面の詳細検討
・ガリー侵食堆積面と斜面貝層堆積面の関係は?
2-3 土器分布3Dモデル作成
2-3-1 阿玉台式土器分布3Dモデル作成
阿玉台式土器分布3Dモデル
2-3-2 中峠式土器分布3Dモデル作成
中峠式土器分布3Dモデル
2-3-3 加曽利EⅠ式土器分布3Dモデル作成
加曽利EⅠ式土器分布3Dモデル
2-3-4 加曽利EⅡ式古分布3Dモデル作成
新しい土器分類に基づいて分布3Dモデルを新規に作成します。
2-3-5 加曽利EⅡ式中分布3Dモデル作成
新しい土器分類に基づいて分布3Dモデルを新規に作成します。
2-3-6 加曽利EⅡ中~新分布3Dモデル作成
新しい土器分類に基づいて分布3Dモデルを新規に作成します。
2-3-7 加曽利EⅡ新分布3Dモデル作成
新しい土器分類に基づいて分布3Dモデルを新規に作成します。
2-4 貝層3Dモデルと土器3Dモデルの対応分析
2-4-1 ガリー侵食堆積物3Dモデル(ガリー侵食基底面3Dモデルとガリー侵食堆積物の堆積面3Dモデルに囲まれる空間)と時期別土器分布3Dモデルとの対応分析
ガリー侵食堆積物3Dモデル(ガリー侵食基底面3Dモデルとガリー侵食堆積物の堆積面3Dモデルに囲まれる空間)と時期別土器分布3Dモデルとの対応分析を行います。
2-4-2 斜面貝層3Dモデル(ガリー侵食堆積物の堆積面3Dモデルと斜面貝層堆積面3Dモデルに囲まれる空間)と時期別土器分布3Dモデルとの対応分析
斜面貝層3Dモデル(ガリー侵食堆積物の堆積面3Dモデルと斜面貝層堆積面3Dモデルに囲まれる空間)と時期別土器分布3Dモデルとの対応分析を行います。
2-5 Blender操作技術検討
2-5-1 地形面3Dモデル作成に関する技術的検討
断面線を利用したBsurfaces機能による地形面作成方法の効率化について検討します。
断面線を利用したBsurfaces機能による地形面作成以外の方法を検討し、より精度の高い方法が在れば採用することにします。
2-5-2 土器3Dモデル作成に関する技術的検討
土器をcubeで表現する以外の表現方法を検討します。
多数cubeを立体的に選択指定する方法を検討します。
0 件のコメント:
コメントを投稿