船橋市飛ノ台史跡公園博物館展示バイオリン型土偶(小室上台遺跡出土)の3Dモデルをつくり観察しました。
1 バイオリン型土偶の3Dモデル
バイオリン型土偶3Dモデル
船橋市飛ノ台史跡公園博物館展示
3Dモデル画面下のmodel inspector(i)でmatcapにすると写真が除去され立体物だけの表示になります。
2 観察
2-1 豊胸の表現
乳房の表現がメインテーマであると考えることができます。細長い形状で乳房を表現していることから未婚女性を表現していると考えます。
バイオリン型土偶 小室上台遺跡出土
船橋市飛ノ台史跡公園博物館展示
2-2 へそ及び首付け根、足付け根の表現
3Dモデルをよく観察するとへそ付近の凹み、首付け根付近の凹み(鎖骨付近)、足付け付近の足-下腹部-足の境が表現されているように推察できます。
バイオリン型土偶 小室上台遺跡出土
船橋市飛ノ台史跡公園博物館展示
2-3 首差込口
3Dモデルでは表現できませんでしたが、四角い形状の首差込口があります。
バイオリン型土偶 小室上台遺跡出土
船橋市飛ノ台史跡公園博物館展示
3 バイオリン型土偶展示の様子
バイオリン型土偶展示の様子
船橋市飛ノ台史跡公園博物館展示
バイオリン型土偶展示の様子
船橋市飛ノ台史跡公園博物館展示
4 メモ
小さい土偶の3Dモデル作成が困難であることを実感しました。通常土器の3Dモデル作成とは異なる写真撮影技術が必要です。
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