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2026年8月29日土曜日

縄文土器3Dモデルの簡易デジタル補修

 Simple Digital Repair of a Jomon Pottery 3D Model


I performed a simple digital correction on a 3D model of Jomon pottery created via photogrammetry in an environment with limited camera angles. This represents the least challenging type of case.


カメラ視線が限定されている環境でフォトグラメトリで作成した縄文土器3Dモデルの簡易デジタル補正をしました。最も難易度の低い事例です。

1 簡易デジタル補修の対象3Dモデル

Sketchfab

加曽利EⅡ式新段階意匠充填系深鉢(No.26)(市原市草刈遺跡H区) 観察記録3Dモデル

ブログ記事

2023年1月21日記事 加曽利EⅡ式新段階意匠充填系深鉢(No.26)(市原市草刈遺跡H区) 観察記録3Dモデル


展示の様子

2 3Dモデル-簡易デジタル補修の結果

2-1 左上から


3Dモデル


3Dモデル(ワイヤフレーム)


簡易デジタル補修結果


簡易デジタル補修結果(ワイヤフレーム)


補修素材(ワイヤフレーム)

2-2 左下から


3Dモデル


3Dモデル(ワイヤフレーム)


簡易デジタル補修結果


簡易デジタル補修結果(ワイヤフレーム)


補修素材(ワイヤフレーム)

2-3 上から(オルソ投影)


3Dモデル


3Dモデル(ワイヤフレーム)


簡易デジタル補修結果


簡易デジタル補修結果(ワイヤフレーム)


補修素材(ワイヤフレーム)

3 メモ

カメラ視線が限定されている環境ではフォトグラメトリで作成した縄文土器3Dモデルは結像できない部分が多く生じます。この結像していない部分の不格好を隠すための簡易デジタル補修をしました。最も難易度の低い事例です。

補修素材と元3Dモデルが乖離している部分がありますが、この乖離部分を塞ぐ行為が意味があるかどうかまだ検討していないので、現状ではそのままです。


2026年8月28日金曜日

縄文土器3Dモデルの簡易デジタル補修

 Simplified Digital Restoration of Jomon Pottery 3D Models


When creating 3D models of Jomon pottery—such as pieces exhibited in museums—using photogrammetry, areas inevitably arise that are not visible to the camera. I have undertaken an attempt to perform a simplified digital restoration of these unseen areas. I began by working with a piece of pottery that could be modeled as a simple solid of revolution, representing the least complex case.


博物館等で展示されている縄文土器を対象にフォトグラメトリにより3Dモデルを作成すると、カメラ視線が届かない部分が生まれます。このカメラ視線が届かない部分を対象に簡易デジタル補修を試みることにします。まず最も難易度の低い回転体だけで模擬3Dモデルができる土器を事例に取組みました。

1 簡易デジタル補修の対象3Dモデル

Sketchfab

堀之内式土器(千葉市加曽利貝塚)観察記録3Dモデル

ブログ記事

2026年4月28日記事「堀之内式土器(千葉市加曽利貝塚)観察記録3Dモデル

2 展示写真-3Dモデル-簡易デジタル補修結果

2-1 左上から


展示写真


3Dモデル


簡易デジタル補修結果

2-2 正面上から


展示写真


3Dモデル


簡易デジタル補修結果

2-3 右上から


展示写真


3Dモデル


簡易デジタル補修結果


簡易デジタル補修結果(ワイヤフレーム)

2-4 上から(オルソ投影)


簡易デジタル補修結果(ワイヤフレーム)

2-5 右から(オルソ投影)


簡易デジタル補修結果(ワイヤフレーム)

3 メモ

自作Blender専用AIアシスタントにより回転体で模擬3Dモデルが出来るようになったので、その模擬3Dモデルを復元すべき部分に貼りつけて、簡易デジタル補修を行いました。土器外面だけの補修となっています。

縄文土器作成では轆轤が使われていないので、どの縄文土器も回転体としてみるとかなりいびつになっています。そのため補修作業では補修用回転体(その土器の模擬3Dモデル)を動かすなどして現場合わせ的、試行錯誤的に不都合を最小化して調整しています。

今回のデジタル補修は最も難易度の低いものです。

口縁部が波状のものや把手のあるものは簡易デジタル補修の難易度が高くなります。


2023年1月25日水曜日

縄文土器3Dモデルの色塗り遊び

 Jomon pottery 3D model coloring play


I painted a Jomon pottery 3D model for a casual break. I realized that if you want accuracy, it's a surprisingly time-consuming task. It seems that this play will deepen the recognition of the pattern structure of the pottery.


気軽な息抜きのつもりで縄文土器3Dモデルの色塗りをしました。正確性を求めるならば、意外と手間がかかる作業であることに気が付きました。この遊びで、土器の文様構成認識を深めることが出来そうです。

1 縄文土器3Dモデルの色塗り

縄文土器3Dモデルの色塗り

隆線…空色

縄文施文部…緑色


3Dモデル色塗り手順


縄文土器3Dモデルの色塗りの様子

この縄文土器の3Dモデルリンク

https://skfb.ly/oCUwI

この縄文土器の記事リンク

https://hanamigawa2011.blogspot.com/2023/01/eno26h3d.html

Jomon pottery 3D model coloring

Ridges…sky blue

Jomon pattern part…green


縄文土器3Dモデルの色塗りの動画

2 縄文土器3Dモデルの色塗りのGigaMesh Software Frameworkによる展開


縄文土器3Dモデルの色塗りのGigaMesh Software Frameworkによる展開の様子

3 メモ

気軽な息抜きのつもりで縄文土器3Dモデルの色塗りを始めたのですが、Photoshop作業で、隆線の凸部にあわせて空色線をひくことが、起伏にエッジがないので、少しやっかいであることを体験しました。正確性を求めるならば、意外と手間がかかる作業であることに気が付きました。短時間に限定した色塗り遊びのつもりでスタートした作業に、いつの間にか熱中してしまいました。こうした作業をすることによって、単に3Dモデルを観察するのでは気が付かない文様構成の特徴に気が付くことができました。


2022年7月19日火曜日

メモ 縄文土器3Dモデルの塗色方法

 Memo: How to paint the Jomon pottery 3D model


When considering the meaning of the Jomon pottery pattern, it is tempting to color the pattern components to classify and identify them for observation. In order to meet my learning needs, I organized and wrote down how to paint the Jomon pottery 3D model. I tried using Blender and Photoshop.


縄文土器文様の意味について検討する際、文様構成要素に色を塗って分類識別して観察したくなります。そうした学習上の自分のニーズを満たすために、縄文土器3Dモデルに塗色する方法を整理してメモしました。あくまでも3D技術入門者としてのメモであり、より高等技術を習得すればより効率的で正確な作業方法があると予感します。

0 はじめに

フォトグラメトリソフト3DF Zephyr Liteで3Dモデルを作成し、Wabefront(.obj)データをエクスポートした状況を前提とします。

縄文土器3Dモデルに関して次の3つのファイルが整備された状況です。

mtlファイル

objファイル

pngファイル(テクスチャ画像をpngファイルとした場合)

使用するソフトは3DF Zephyr Lite、Blender、Photoshop(あるいはillustratorなど)です。

以下技術難易度順に4つの方法に分けてメモします。

1 Blenderによる塗色 その1 レイヤー無し

2 Blenderによる塗色 その2 レイヤー有り

3 Photoshop等によるUV展開再生成テクスチャ画像の塗色

4 3と2の合成

1 Blenderによる塗色 その1 レイヤー無し

準備

・pngファイルのコピーを保存しておく。(塗色結果がpngファイルに上書きされるため、コピーを残しておかないと塗色前3Dモデルの復元が出来なくなる。)

手順

1-1 3DモデルをBlenderにインポートします。

1-2 ワークスペースでテクスチャペイントを選択し塗色します。

・色を設定する。

・ブレントモードを設定する(乗算を利用すると元のテクスチャと色の双方を表示できる)。

・ブラシの半径、強さを設定する。

・塗りを失敗した場合、その場でctrl+zで戻る。

感想

・後から消去・修正できないので不便。

・マウスを持つ手が震えると線も震えるのでとても原始的描画方法。精細な作業は困難。

・線分や鋭角のない大柄図形だけの塗色なら簡易的方法として有用です。


Blender テクスチャペイントでの塗色の様子

1-3 画像保存

画像→画像保存する。テクスチャ画像に塗色結果が上書きされます。

塗色結果が上書きされたテクスチャ画像ができたので作業は完了したことになります。Blenderは特段に保存する必要はなく、終了します。

Blenderによる塗色(レイヤ無し)による作業結果例

出産文土器(北杜市海道前C遺跡) 観察記録3Dモデル(動物文塗色)

2 Blenderによる塗色 その2 レイヤー有り

準備

・pngファイル(テクスチャ画像ファイル)の大きさをPhotoshop等で調べておきます。(pixel単位)

手順

2-1 3DモデルをBlenderにインポートします。

2-2 次のノードネットワークを作成します。


最初に作成するノードネットワーク

2-3 画像テクスチャを追加しペイント書き込み用設定をします。

新規→名前記入、幅と高さの数値を記入(テクスチャ画像ファイルと同じ数値)、カラーで適当な色を選んでからAを0にする→OK

2-4 追加した画像テクスチャをマッピングとミックスにつなげます。


完成したノードネットワーク

2-3 ワークスペースのテクスチャペイントでペイントを行います。

・色のミックスモードは「ミックス」でのみペイント可能です。

・色のミックスモードを「アルファを消去」にするとペイント部分を消去できます。


作業風景

2-4 画像保存

画像→画像保存でペイントした画像を保存します。Blenderファイルも保存します。(後に修正追加がしやすい。)

2-5 画像調整

元3Dモデルのテクスチャ画像ファイルとペイントした画像ファイルをPhotoshopに取り込み、乗算で重ねるなどして調整画像をつくり、3Dモデルの画像ファイルとします。

感想

・正確で精緻な作業が出来ない点で2と同じですが、随時使える消去手段があるのと、塗色が別レイヤになるので少しだけ使いやすくなります。

・乗算で作業できないので、場合によっては2より使い勝手が悪くなる場合もあります。

この方法を試行する上で参考としたページ

Blenderの標準機能だけでテクスチャをレイヤーの様に重ねてペイントで消したり描いたり調整をしやすくする方法

3 Photoshop等によるUV展開再生成テクスチャ画像の塗色

第1ステップ

3DF Zephyr Liteで作成した3Dモデル(Wabefront(.obj)ファイル)をBlenderにインポートします。

Blenderで土器形状に応じて必要なシームを入れてUV展開します。(双眼突起がある場合や把手形状が複雑な場合は、シームの入れ方に工夫が必要となります。)

BlenderからWabefront(.obj)をエクスポートします。(Blenderの保存は特段必要ありません。)

そのWabefront(.obj)ファイルを3DF Zephyr Liteに「UVマップ付メッシュを入力」で入力します。

3DF Zephyr LiteからWabefront(.obj)をエクスポートします。そのWabefront(.obj)ファイルのテクスチャ画像ファイルはUV展開に適合した再生成画像となります。


当初テクスチャ画像とUV展開適合再生成テクスチャ画像

詳しい説明記事 2022.05.26記事「3Dモデル直接描画方法

3DF Zephyrの関連チュートリアル

Unwrapping a texture generated by 3DF Zephyr

第2ステップ

第1ステップで作成した再生成テクスチャ画像をPhotoshop等で編集(塗色や線分記入など)し、pngファイルとして出力します。この画像が塗色したテクスチャ画像となります。


再生成テクスチャ画像編集例

同上例の3Dモデル

資料 顔面把手付大深鉢(伊那市月見松遺跡) 観察記録3Dモデル (胴部動物文ゾーニング検討)


同上例のGigaMesh Software Framework展開

感想

・2次元図面をPhotoshopで編集するのですから正確精緻で多様な表現が可能になります。作業も効率的にできます。文字を3Dモデル表面に書き込むことも可能です。

・3DF Zephyr Liteを使う自分の場合、縄文土器の塗色はこの方法をメインにすることにします。

・画像編集をPhotoshopではなく、illustratorで作業した際に、書き出しpngファイルの大きさが当初ファイルの大きさと微妙に異なり、一部ソフトでエラーとなりました。(ファイルの大きさを直したところエラーは無くなりました。)

illustrator作業ファイルでエラーの生まれたソフト

・MeshLab

・GigaMesh Software Framework

illustrator作業ファイルでエラーが生まれなかったソフト

・3DF Zephyr Lite

・Blender

・Sketchfab

4 3と2の合成

UV展開適合再生成画像ファイルでも、双眼突起や複雑形状把手部分では大きなゆがみが生まれます。その場合、許容できるゆがみ部分では3による作業を行い、許容できないほどの極端なゆがみ部分では2の作業を行い、その双方を合体することが考えられます。

5 感想

地図や空中写真から様々な情報を読み取ることができます。通常、それらの情報は地図や空中写真に描き込み、新たな色別分布図や加色画像にして情報を定着させます。

一方、縄文土器に関して、その文様を文字で詳しく記述することはあります。しかし観察して得た情報を3Dモデルや展開モデルに描き込んで判りやすく示したものはほとんど見かけません。専門家同士では必要としないのかもしれません。しかし、自分のように一般市民として縄文土器に興味を持つと、どうしても3Dモデルや展開モデルに観察情報を描き込んで学習過程として記録したくなります。そのような自分の学習ニーズに即して、3Dモデルに描き込みする方法に興味を持っています。最近その方法の入門的技術を獲得できましたので、メモした次第です。



2022年5月25日水曜日

縄文土器3Dモデルに直接描画

 Draw directly on the Jomon pottery 3D model


I can now freely draw lines and colors such as patterns on the Jomon pottery 3D model, so make a note of it. It seems to be useful for learning Jomon pottery patterns.


縄文土器3Dモデルに文様などの線や色を自由に描画できるようになりましたのでメモします。縄文土器文様学習に役立ちそうです。

1 加曽利EⅤ式深鉢(No.39)(千葉市六通貝塚) 観察記録3Dモデル 色塗版

加曽利EⅤ式深鉢(No.39)(千葉市六通貝塚) 観察記録3Dモデル 色塗版 Kasori E Ⅴ type deep bowl Paint color version

縄文施文域をグリーンで塗色

元3Dモデル:https://skfb.ly/osRYJ

Paint the cord-mark impressions area with green

Original 3D model: https://skfb.ly/osRYJ


加曽利EⅤ式深鉢(No.39)(千葉市六通貝塚) 観察記録3Dモデル 色塗版の3DF Zephyr Lite画面


3Dモデルの動画

2 参考 加曽利EⅤ式深鉢(No.39)(千葉市六通貝塚) 観察記録3Dモデル 色塗透明版

加曽利EⅤ式深鉢(No.39)(千葉市六通貝塚) 観察記録3Dモデル 色塗透明版 Kasori E Ⅴ type deep bowl Colored transparent version

縄文施文域をグリーンで塗色

元3Dモデル:https://skfb.ly/osRYJ

Paint the cord-mark impressions area with green

Original 3D model: https://skfb.ly/osRYJ

3 感想

小さな土偶や小さな土器半分など立体性の少ない対象物の3Dモデル直接描画技術は3月4月に獲得しましたが、この度通常の縄文土器3Dモデルについてそのテクスチャ画像に線や色等を直接描画する技術を獲得できました。

3Dモデルを使った縄文土器文様学習では3DモデルをGigaMesh Software Frameworkで展開して、平面上で文様を把握して学習することが最も有効です。縄文土器文様の全体像を把握できます。一方3Dモデルそのものに分析結果を記入することがこれまで出来なかったのですが、この度の3Dモデル表面直接描画技術獲得により、3Dモデルで文様の分布等を検討(議論)できるようになりますから、学習ツールとしての3Dモデルの有用性が自分にとって向上することになります。学習における表現技術の選択肢が増えたことになります。

この技術の詳細は別記事でメモします。


参考 3Dモデルオルソ投影とGigaMesh Software Frameworkによる展開


2022年4月24日日曜日

縄文土器3Dモデルへの直接描画

 Direct drawing on Jomon pottery 3D model


It is now possible to draw lines and colors directly on the Jomon pottery 3D model, so make a note of it. It relies on the technique of unwrapping the texture image of a Wabefront (.obj) file into an editable image. Since it is possible to draw characters, it has opened the way to use 3D models as appealing explanatory materials.


縄文土器3Dモデルに線分や色を直接描画することができるようになりましたのでメモします。Wabefront(.obj)ファイルのテクスチャ画像を編集可能な画像にアンラップする技術に依拠するものです。

1 Wabefront(.obj)ファイルのテクスチャ画像のアンラップ


Wabefront(.obj)ファイルのテクスチャ画像アンラップのイメージ

通常、Wabefront(.obj)ファイルのテクスチャ画像は人が見て意味のある画像になっていないため、Photoshop等による画像編集はほとんど不可能です。しかし、3DF Zephyr LiteとBlenderを使ってアンラップすると人が見て意味のある画像になり、編集可能になります。

Unwrapping a texture generated by 3DF Zephyr

ブログ花見川流域を歩く番外編2022.03.20記事「3Dモデルテクスチャ画像の書き込み

2 称名寺Ⅰ式鉢(No.16)(千葉市上谷津第2遺跡) Syomyoji I type bowl

称名寺Ⅰ式鉢(No.16)(千葉市上谷津第2遺跡) 観察記録3Dモデル

撮影場所:加曽利貝塚博物館令和3年度企画展「あれもE これもE 加曽利E式土器 千葉市編2 -加曽利EⅣ式土器とその末裔たち-」

撮影月日:2022.03.02


展示の様子

ガラスショーケース越し撮影

3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v6.503 processing 136 images

Syomyoji I type bowl (No.16) (Kamiyatsu No.2 site,Chiba City) Observation record 3D model

Location: Kasori Shellmound Museum Reiwa 3rd year exhibition “That is also E Kasori E type pottery Chiba city edition 2 -Kasori E IV type pottery and its descendants-“

Shooting date: 2022.03.02

Shooting through a glass showcase

Generated with 3D model photogrammetry software 3DF Zephyr v6.503 processing 136 images

この3Dモデルはフォトグラメトリーの結果そのものです。

3 3Dモデルテクスチャ画像編集例 Texture image editing

3Dモデルテクスチャ画像編集例(テクスチャ画像に界線等を直接描画した例)

称名寺Ⅰ式鉢(No.16)(千葉市上谷津第2遺跡) Syomyoji I type bowl


テクスチャ画像編集風景(テクスチャ画像に界線等を直接描画)

元モデルは称名寺Ⅰ式鉢(No.16)(千葉市上谷津第2遺跡) 観察記録3Dモデル

4 3Dモデルのテクスチャ画像欠如例 Lack of texture image

3Dモデルのテクスチャ画像欠如例(界線等接描画例)

称名寺Ⅰ式鉢(No.16)(千葉市上谷津第2遺跡) Syomyoji I type bowl


テクスチャ画像に代替して界線等を直接描画している風景

元モデルは称名寺Ⅰ式鉢(No.16)(千葉市上谷津第2遺跡) 観察記録3Dモデル

5 比較動画


3つの3Dモデル比較動画


称名寺Ⅰ式鉢(No.16)(千葉市上谷津第2遺跡) Syomyoji I type bowl


3Dモデルテクスチャ画像編集例 Texture image editing


3Dモデルのテクスチャ画像欠如例 Lack of texture image

6 感想

縄文土器3DモデルをGigaMesh Software Frameworkで平面展開して、その画像に文様等を描き込む方法をこれまで有力な分析方法として使ってきました。このGigaMesh Software Frameworkによる方法をサポートするものとして、立体物に直接線分や色等を描き込むという今回開発した方法を使うことにします。文様をなぞるだけでなく、矢印や説明文を書くことも可能です。3Dモデルに分析思考結果・文字情報を含めることによって、訴求力のある立体説明資料として使う道が開けました。


2022年2月15日火曜日

縄文土器3Dモデルを平面展開してつくる赤色立体画像

 A red stereoscopic image created by expanding the Jomon pottery 3D model in a plane


From the Jomon pottery 3D model, I created a planar shape expansion 3D model with GigaMesh Software Framework, and then created a red stereoscopic image that expresses unevenness from the planar shape 3D model. It is a test work to confirm the operation procedure and to examine whether the red stereoscopic image is useful for Jomon pottery observation.


動物意匠文付土器(勝坂Ⅲ式)(船橋市ユルギ松遺跡)3DモデルをGigaMesh Software Frameworkで平面形状に展開した3Dモデルを作成し、さらにその平面形状3Dモデルから凹凸を表現する赤色立体画像を作ってみました。操作手順の確認と赤色立体画像が土器観察でも役立つかどうか検討するためのテスト作業です。

1 動物意匠文付土器(勝坂Ⅲ式)(船橋市ユルギ松遺跡) 観察記録3Dモデル Earthenware

動物意匠文付土器(勝坂Ⅲ式)(船橋市ユルギ松遺跡) 観察記録3Dモデル

撮影場所:八千代市立郷土博物館「らくがく縄文館-縄文土器のマナビを楽しむ-」

撮影月日:2021.11.02


展示の様子

ガラスショーケース越し撮影

3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v6.010 processing 78 images

https://hanamigawa2011.blogspot.com/2021/11/3d_4.html

https://youtu.be/e8tMXmefphg

Earthenware with animal design (Katusaka type III) (Yurugimatsu Ruins, Funabashi City) Observation record 3D model

Location: Yachiyo Municipal Folk Museum “Rakugaku Jomonkan-Enjoy the Jomon Pottery Manabi-“

Shooting date: 2021.11.02

Shooting through a glass showcase

Generated with 3D model photogrammetry software 3DF Zephyr v6.010 processing 78 images

参考記事 2021.11.04記事「動物意匠文付土器の3Dモデル観察

2 動物意匠文付土器平面形状展開3Dモデル 3D model developed into a plane shape

動物意匠文付土器(勝坂Ⅲ式)3Dモデルの平面形状展開モデル

元3Dモデル(https://skfb.ly/osDF9)をGigaMesh Software Framework(https://gigamesh.eu/?page=home)で平面形状に展開した3Dモデル


GigaMesh Software Frameworkによる操作の様子

Earthenware with animal design (Katsusaka type III) 3D model developed into a plane shape

A 3D model developed from the original 3D model (https://skfb.ly/osDF9) into a planar shape using the GigaMesh Software Framework(https://gigamesh.eu/?page=home).


3Dモデルの動画

3 動物意匠文付土器平面形状展開3Dモデルの赤色立体画像

3-1 高さグレー濃淡図の作成

動物意匠文付土器平面形状展開3Dモデルから高さグレー濃淡図を作成しました。


高さグレー濃淡図の作成

3-2 赤色立体画像の作成

高さグレー濃淡図を基に、赤色立体原理(千葉達朗先生発明)に基づいて赤色立体画像を作成しました。


赤色立体画像

赤色立体画像をより見やすくするための工夫として、3Dモデルテクスチャ(写真)をモノトーン画像にして赤色立体画像に貼り付け(乗算)てみました。


赤色立体画像(モノトーンテクスチャ貼り付け)

4 メモ

4-1 赤色立体画像の意義

・土器表面の凹凸を赤色立体画像で表現できることを確認しました。ただし、縄文文様という凹凸は現状3Dモデル精度では表現できないので、縄文文様を赤色立体画像で表現することはできません。

・3Dモデルから赤色立体画像を作るときに情報の過半が脱落するので、3Dモデルが利用できる状況では赤色立体画像の出番は限定されたものになると考えます。

・3Dモデルが利用できない状況や場面では赤色立体画像が土器表面の凹凸を的確に表現するという点で有用であると考えます。赤色立体画像は立体性を二次元資料で表現する際の一つの選択肢になると考えます。

4-2 縄文土器の赤色立体画像をつくるステップ

ア 縄文土器の撮影

イ 縄文土器の3Dモデル作成

・(自分の場合)3DF Zephyr Liteの利用

ウ 縄文土器3Dモデルの平面形状展開3Dモデル作成

・GigaMesh Software Frameworkの利用

エ 高さグレー濃淡図の作成

・(自分の場合)3DF Zephyr Liteの利用

オ 赤色立体画像の作成

・Photoshop利用

4-3 GigaMesh Software Frameworkについて

GigaMesh Software FrameworkはLinux用メインソフトの他、Windows10用ベータ版がGigaMesh Software Frameworkサイトからダウンロードできます。

なお、Windows11ではWindows10用ベータ版は正常に作動しませんでした。