2011年11月1日火曜日

絵図注記文字の解読を教えていただく

八千代市立郷土博物館の学芸員の方と文字解読専門の方から、絵図注記文字の私の解読が間違っていたことを教えていただきましたので、報告します。

2011年10月15日記事「絵図から読み取れる興味深い情報」で「下総国印旛沼御普請堀割絵図」(八千代市指定文化財)の次の部分(赤囲い文章)を、「ここより 拾四丁芝地 高七丈壱尺」と解釈して、自分の考えを述べました。
「下総国印旛沼御普請堀割絵図」(八千代市指定文化財)部分
木原善和(1995):江戸期の印旛沼掘割工事で描かれた絵図、印旛沼自然と文化第2号より引用、赤線書き込み

八千代市立郷土博物館の学芸員の方と文字解読専門の方から、「コノ間 拾四丁芝地 高七丈壱尺」と読むことが正しいと教えていただきました。
「コノ」はカタカナ、間はくずし字であり、くずし字資料を見せていただきました。 丁寧な説明をしていただき、納得できました。

おかげさまで自分の間違いを訂正できました。
専門的見識を持って対応していただいた八千代市立郷土博物館に感謝します。

自分の考え(堀割普請前に台地に無能谷があった)をこの注記文字に投影したいという感情が強すぎた結果、「コノ」(カタカナ)を「ここ」(ひらがな)とよみ、間(くずし字)を「より」と読んでしまいました。

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