2011年11月9日水曜日

天保期普請前後の地形横断復元 続続続

花見川河川争奪を知る37 花見川河川争奪の成因検討3 クーラーの説12
3期地形横断復元5

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oryzasan氏からコメント「花見川の河川争奪に関して3」をいただきました。このコメントをページにそのままアップしましたのでお知らせします。oryzasan氏に感謝します。このコメントに対する私の感想は後日記事にしてこのブログに掲載します。(2011.11.9)
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前記事で作成した堀割断面図(標高、実際掘削深入)を左右反転し、作成してある地形横断図と同じスケールに縦、横ともに変えて、その中に入れ込みました。
地形横断図+堀割断面図

堀割断面図に示される天保期普請の掘削部分が大正6年測量旧版地形図による断面線にピタリとはまりました。
天保期の資料と戦前の地形資料の対応がつきました。

この作業図上で天保期普請の掘削部分を強調した図を次に示しました
地形横断図+堀割断面図(天保期掘削部分強調)

次に天保期普請の掘削部分のみを残して堀割断面図を消去しました。
地形横断図の中に天保期の掘削部分をプロットした図になります。
地形横断図(天保期掘削部分プロット) 天保期地形を抜き出して、地形横断図にプロットしたものが、次の図です。
地形横断図(天保期普請前地形プロット)

天保期普請前の地形が復元されたことは画期的であると思います。
この地形は天明期普請後の地形を表しています。
天明期(及びその前の享保期)普請の実態は明らかではありませんが、天保期普請の実態が明らかになったので、類推することが可能になりました。
したがって、あと1歩(天明期までの普請実態の類推)で3期地形の復元が可能となります。

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