花見川地峡史-メモ・仮説集->3花見川地峡の利用・開発史> 3.4〔仮説〕律令国家の直線道路、東海道水運支路の検討>3.4.25 古代花見川船越付近の地物想定
古代「東海道水運支路」(仮説)の現場検討に入ります。
この記事では古代花見川-平戸川(※)船越付近の地物想定を説明します。
通称「新川」(河川行政名称は「印旛放水路(上流部)」)の近世以前の名称は平戸川であるので、古代記述では古称である「平戸川」名称を使います。
次の図はWEBサイト「ふさの国ナビゲーション」(千葉県)から取得した埋蔵文化財分布図に、古代「花見川-平戸川船越」付近地物想定を描きこんだものです。
古代「花見川-平戸川船越」付近の地物(想定)
Google earthを利用して斜めに地表を俯瞰した様子。
古代「花見川-平戸川船越」の地物として次の4つをこれからの記事で順次説明したいと思っています。
図に示した位置(円の位置)は埋蔵文化財データとのある程度整合をとったもので、概略位置を示しています。
ア 船越陸路(直線道路)
イ 高津(直轄港湾)
ウ 船着場(杵隈[かしわい])
参考 エ 高津馬牧
また古代「花見川-平戸川船越」に関連する浮島駅付近の地物について次の3つを別記事で説明します。
ア 花見川河口津
イ 浮島駅家
参考 ウ 浮島牛牧
参考図 古代「花見川-平戸川船越」の地物(想定)と標準地図
参考図 古代「花見川-平戸川船越」の地物(想定)と旧版1万分の1
参考図 古代「花見川-平戸川船越」の地物(想定)と8mより低い低地分布
参考図 Google earth画面
なお、浮島駅-船越(高津)-印旛浦河口津をセットで説明するのが筋だと思いますが、印旛浦の知識が不足し、また山方駅家の場所など再考する必要が出てきたので、船越から印旛浦下流(北側)域の検討は別に行います。
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