2024年6月7日金曜日

趣味の考古学切手 スキタイの胸飾り (ウクライナ2013年小型シート)

 Hobby Archaeological Stamps: Scythian Pectoral Ornament (Ukraine 2013 Small Sheet)


As an archaeological stamp, I enjoyed obtaining the Scythian Pectoral Ornament (Ukraine 2013 Small Sheet). Obtaining this stamp deepened my interest in the ancient Scythian culture that spread across Ukraine and southern Russia. The decoration of the Pectoral Ornament is said to depict a peaceful life resulting from the reconciliation of two tribes.


考古学切手として、スキタイの胸飾り (ウクライナ2013年小型シート)を入手して楽しみました。この切手入手をキッカケにウクライナや南ロシアに拡がる古代スキタイ文化に対する興味が深まりました。胸飾り装飾は2部族の和解による平和な生活が描かれているそうです。

1 スキタイの胸飾り(ウクライナ2013年小型シート)


スキタイの胸飾り(ウクライナ2013年小型シート)


スキタイの胸飾り(ウクライナ2013年小型シート)部分拡大

2 web情報

webサイトРусcкий следの記事Толстая Могила — скифский царский курган.を閲覧すると、このスキタイの胸飾り出土の経緯と胸飾りの説明が詳しく書かれています。


webサイトРусcкий следのТолстая Могила — скифский царский курган.画面

私はブラウザ機能で日本語訳してワクワクしながら読みました。


webサイトРусcкий след掲載の出土現物拡大写真

おそらく、「黄金の羊毛」と思われる羊の皮から何かを縫っている様子


webサイトРусcкий след掲載の出土現物拡大写真

グリフィン(有翼四足想像獣)に苦しめられる馬

黒海北岸のチェムトムリクから10㎞離れたニコポル近くの鉱山町オルジョニキゼ近くのスキタイ王族の古墳(発掘時の高さ9m)が1971年に発掘され、多量の金製装飾品などが出土しました。紀元前4世紀前半頃の古墳です。その中でもっとも重要な出土物が黄金の胸飾りです。1150g、直径30.6㎝あります。戦争をしていたスキタイ人の2部族が和解して平和に暮らしている様子が描かれていると考えられています。出土した金製品の重さは4.5キログラムになります。

なお、古墳からは盛大な葬儀の宴の跡(13トンの肉が使用され、3000人分であったと推定)や多数の身内親族・使用人の殉死跡が発掘されています。殉死した者には生き埋めとなりもがき苦しんだ様子も残っています。

とても興味深い古墳です。

3 感想

考古学切手を入手する機会はとても稀です。たまたま入手したこの切手から、いままで自分にとって未知領域だったスキタイ古代社会に興味を持ったことは楽しいことです。考古学切手趣味とは、自分にとって歴史考古世界に興味を深め、見聞を拡げる有用ツールです。


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