2024年6月26日水曜日

発掘された日本列島2024の観覧

 Viewing “Excavated Japanese Archipelago 2024”


I visited the special exhibition “Excavated Japanese Archipelago 2024” at the Chiba Prefectural Museum. For me, it was a chance to see valuable archaeological materials from all over the country that I don't usually get to see. This was the first of several visits I plan to make, and I was able to choose which artifacts were interesting.


千葉県立中央博物館で特別展示「発掘された日本列島2024」を観覧しました。普段お目にかかれない全国各地の貴重な考古資料を観覧できるチャンスです。今回は複数回観覧予定の初回であり、どの遺物が面白いか品定めしました。

1 発掘された日本列島2024


チラシ


会場入口


別途webで購入した解説本

2 観覧方法

複数回(3~4回)観覧を予定し、今回(初回)は次のような観覧を行いました。

ア カメラは使わないで、展示全部を一通り観覧して、自分が興味を持つ遺物の見当を付ける。

イ 展示の様子全部を自宅で全部確認して見ることができるように撮影する。

ウ 興味を持った遺物の3Dモデル作成用撮影を行う。(今回は時間の都合で1点のみ)

次回以降は興味を持った遺物の3Dモデル作成用撮影を順次行います。

同時開催地域展「大多喜 台古墳群の鏡がうつし出す時代」は列島展とは別の取り組みとして記事にする予定です。

3 興味を持った遺物

全部を到底消化できないほどの多量の考古資料が展示され、詳しく説明されています。どれもこれも興味が湧きます。しかし、3Dモデル作成用撮影できる遺物数には限りがありますから、今回は縄文遺物に限定して、興味の強いモノ数点を選びました。これらの3Dモデル用撮影が終わり、時間があれば、対象を順次増やすことにします。

3-1 彫刻のある木柱


彫刻のある木柱(群馬県東吾妻町唐堀遺跡)

この遺物はショーケースではなく会場に直接展示されています。珍しい木製品であり興味が深まります。3Dモデル用撮影をおこないました。

3-2 イモガイ形土製品


イモガイ形土製品(北海道余市町大川遺跡)

イモガイを輪切りにしたような形状をしています。この遺跡や近隣同時代遺跡からイモガイ製製品が出土しているのか、興味が湧きます。「イモガイ」の言葉がどうして当てはめられたのか、調べたくなります。

単純な渦巻ではなく、イモガイであることに興味を持ちます。

3-3 遺跡出土のアンモナイト


遺跡出土のアンモナイト(北海道千歳市美々4遺跡)

「中心部に孔が開けられており、装飾品の可能性がある。北海道浦河地域の産地から縄文人が採集して持ち込んだものと考えられる」

縄文人の心性を考える上で、とても興味が刺激される遺物です。

3-4 動物形土製品(レプリカ)


動物形土製品(レプリカ)(北海道千歳市美々4遺跡)

3Dモデルを作成して、じっくり観察したくなります。

3-5 フクロウ意匠貼付鉢形土器


フクロウ意匠貼付鉢形土器(北海道千歳市美々4遺跡)

3-6 土偶


土偶(北海道千歳市美々4遺跡)

土壙墓からみつかった完形土偶で副葬品とのこと。

4 感想

普段お目にかかれない全国各地の貴重な考古資料を観覧できるチャンス到来となりました。今回は複数回観覧予定の初回であり、どの遺物が面白いか品定めとなり、じっくり観覧はできませんでした。次回以降観覧が楽しみです。


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