2024年9月14日土曜日

千葉市人形塚古墳付近の開発前地形3Dモデル

 3D model of the terrain before development near Ningyozuka Tomb in Chiba City


I created a 3D model of the terrain before development near Ningyozuka Tomb, which once existed in Oyumino, Chiba City. The tomb is located on a narrow ridge with a dead end.


千葉市おゆみ野にかつて存在した人形塚古墳付近の開発前地形3Dモデルを作成しました。古墳は行きどまりの狭い尾根を利用して立地しています。

1 千葉市人形塚古墳付近の開発前地形3Dモデル

千葉市人形塚古墳付近の開発前地形3Dモデル

作成方法:1960年代千葉市都市図等高線からDEM作成、3Dモデル化(QGIS、GRASSプラグイン)

等高線間隔:2m(標高14m~38m)

垂直比:×3.0

人形塚古墳・円墳全体図(発掘調査報告書掲載)貼付

3DF Zephyr v7.531でアップロード


3Dモデルの画像


3Dモデルの動画

2 開発前地形3Dモデル作成の意義

2-1 初見としての意義

千葉市おゆみ野にかつて存在した人形塚古墳付近の開発前地形3Dモデルはこれまでつくられたことが無かったので、今回作成は初見としての意義があります。

2-2 人形塚古墳立地検討材料としての意義

開発前地形を3Dモデルにすることによって、それを材料に人形塚古墳立地に関する検討を推し進めることができます。詳しくは改めて検討しますが、3Dモデルを観察していると、次のような感想を持つことができました。


3Dモデルを一瞥して浮かんだ感想

・狭い行き止まりの尾根に古墳が立地していて、使い勝手の悪い土地の有効活用となっています。

・古墳を見せる視点場が存在しています。(古墳立体シルエットと埴輪列を見せる)

・既存集落(椎名崎、刈田子)が直ぐ近くにあり、労働力確保や維持管理に有利です。

・台地面道路網に直結していて、交通に便利です。


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