Ariyoshikita Shell Mound Study Work Journal (2025.01.13) Pothole Mini Waterfall
I am currently working on inputting elevation points to create a 3D model of the ground plan of the shell layer on the northern slope of the Ariyoshikita Shell Mound. I have made notes of my impressions and thoughts that have arisen during this work.Potholes and mini waterfalls have been unearthed.
有吉北貝塚北斜面貝層の地山平面図の3Dモデル化のための標高点入力作業を進めています。作業のなかで生まれた感想・思考をメモしました。ポットホールやミニ滝が出土しています。
1 標高点入力作業の状況
標高点入力作業状況(QGIS画面)
ガリー谷中上流の約2500標高点を入力し、残りは下流約1000標高点くらいのようです。
標高点入力作業状況の3Dモデル表示(QGISプラグインQgis2threejs画面)
2 3Dモデル試作
3Dモデル試作(QGIS画面)
3Dモデル試作(QGISプラグインQgis2threejs画面)
「谷底」の微地形だけが表現されている3Dモデルです。
3 感想・メモ
3-1 作業上の感想・メモ
・標高点分布が「谷底」部分に限られていて、斜面にはないので、自分が知りたい谷地形を知るためには、セクション図から(貝層断面図から)斜面の高さ情報を汲み取り、補充する必要があることがわかりました。
・QGISの仮想地形生成機能利用が順調に展開しています。(現実の地理地形とは無関係に、QGISの機能だけを利用しています。)
3-2 地形に関する感想・メモ
・「谷底」に凹地(閉じた穴)が多数存在していて、ポットホールと同じ原理で生成したものではないかと想定します。ガリー侵食の過程で生まれたもので、貝殻や土器片がその生成に大きな役割をはたしているかもしれないと想像します。この想定、想像の検証が一つの検討課題となります。
・「谷底」に段差が多数あり、ガリー侵食の特徴を表現していると考えます。オーバーハングしている段差もあり、ガリー侵食の過程で生まれたミニ「滝」です。貝層で保存され縄文時代のミニ「滝」が出土したことは、面白いことだと思います。ミニ「滝壺」から貝殻や土器片が出土します。
・北斜面貝層が収まっている箱形谷地形の成因がわからないと、北斜面貝層の特質もわからないことが直観されます。貝殻や土器片投棄が無垢の斜面に崩壊やガリー侵食を誘発促進したと考えるからです。谷地形の形成に縄文人の人為が関わっていたのではないだろうか?
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