Looking back on blog activities in June 2025
I looked back on the activities of the blog "Walking the Hanami River Basin" in June 2025.
Almost every day in June, I worked hard on inputting data for the Ariyoshi Kita Shell Mound in the morning, and in the afternoon, I enjoyed creating 3D models of the ruins and 3D models of the Iranian topography.
ブログ「花見川流域を歩く」の2025年6月活動をふりかえりました。
6月はほぼ毎日、午前中は有吉北貝塚入力作業に励み、午後は遺構3Dモデル作成やイラン地形3Dモデル作成を楽しみました。
1 ブログ「花見川流域を歩く」
・2025年6月の記事数は27です。
・ほぼ毎日午前中は有吉北貝塚北斜面貝層の遺物平面図から遺物の平面座標読取デジタル化作業に励みました。作業日誌記事を3編書きました。
・午後は有吉北貝塚の遺構(陥穴など)3Dモデル作成(記事6編)及びイラン地形3Dモデル作成(記事13編)を楽しみました。
・考古学切手記事1編を書きました。
2 ブログ「花見川流域を歩く 自然・風景編」
・早朝散歩記事を1編書きました。
3 2025年6月活動の特徴
3-1 有吉北貝塚北斜面貝層遺物平面座標読取デジタル化作業の本格スタート
有吉北貝塚北斜面貝層遺物平面座標読取デジタル化作業の本格スタートを切ることができました。毎日午前中は有無を言わせずに入力作業を行っています。地道な継続作業なくして6万4000件の遺物3Dデータベースは作成できません。(手入力作業による数万件以上のデータベース作成作業は千葉県遺物分布データベース、千葉県小字分布データベースなどで既体験しているので、地道な作業の大切さは身に染みて理解しています。)
6月は作業の効率化に注力しました。これから本格化する作業をいかに効率化するか、作業詳細面でのPythonスクリプト活用の工夫改善を多数行いました。
3-2 遺構3Dモデル作成プロジェクトスタート
考古における3Dモデルという観点で自分の技術をふりかえると、遺物をフォトグラメトリで3Dモデルにする技術だけでは跛行感がぬぐい切れません。そこで、発掘調査報告書掲載実測図(平面図、断面図)から遺構(竪穴住居跡、土坑、陥穴、炉穴、…)の3Dモデル作成技術を身に着けるプロジェクトをスタートさせました。
6月は自分のBlenderによる3Dモデル作成技術がいかに稚拙であるか実感する日々となりました。その稚拙感は物事のスタートでいつも感じる、その分野専門技術にはじめて接触した時の実感です。しかし、よくよく考えてみると、現時点より技術が下がることはあり得ないので、後は専門技術が少しづつ向上するだけですから、未来(と言っていもごく短い未来しかありませんが)が楽しみです。
このような感想をくどくどと記事に書くことははばかりました。
3-3 イラン地形3Dモデル作成完結
自分最初の会社(応用地理を標榜する日本最初の建設コンサルタント会社)で一緒だった中家さんから雑誌地理4月号(イラン特集号)を3月に謹呈していただきました。2カ月遅れとなりましたが、その雑誌論説の感想文装いで、イラン関連記事を書きました。しかし、記事内実は自分のイラン地形3Dモデル作成を楽しむ活動となってしまいました。中家さんや著者の皆さんにはお詫びします。6月に戦争が勃発し、イランに特別の興味を持たざるを得ない状況下での地形3Dモデル作成作業は、いつまでも印象に残ると思います。
3-4 考古学切手記事
考古学切手記事1編を書きました。この記事を書く中で、考古学切手ストックをあらためて眺めてみると、自分の考えていた以上に豊なコレクションになっていることに気が付きました。今後考古学切手蒐集趣味活動を発展させることにします。まずはいままで蒐集したコレクションの本格整理に取り掛かることにします。
4 2025年7月活動の展望
7月は6月活動を継続します。午前中は有吉北貝塚入力作業に励み、午後は縄文遺構3Dモデル作成を楽しむことにします。午前中活動では作業効率化のためのPythonスクリプト作成技術向上、午後活動ではBlender技術向上を目指します。
参考
ブログ「花見川流域を歩く」2025年6月記事
- イランのサルチャハン付近背斜構造地形(ノーマルマップバージョン)
- イランのサルチャハン付近背斜構造地形(干渉色バージョン)
- イランのサルチャハン付近背斜構造地形
- 有吉北貝塚北斜面貝層の遺物分布図座標入力作業日誌(2025.06.30)
- 陥穴TP005(千葉市有吉北貝塚)3Dモデル
- 考古学切手「モラヴィアのヴィーナス」
- イランの防災遊水ダムの集水域
- 陥穴のシカ猟想像図
- イランの岩塩ドーム付近の地形(干渉色バージョン)
- イランの岩塩ドーム付近の地形
- 陥穴TP008(千葉市有吉北貝塚)3Dモデル
- イラン縦貫鉄道のルートとなっているアラーク南西山地地域
- 有吉北貝塚北斜面貝層の遺物分布図座標入力作業日誌(2025.06.15)
- 陥穴の逆茂木設置イメージ
- 陥穴状土坑TP009(千葉市有吉北貝塚)3Dモデル
- イランのシールジャーン付近のカレーズ分布地形
- イランの農業
- 縄文遺構の3Dモデル作成習熟プロジェクト
- 遺物分布図から座標読取を行う作業の効率化
- Salt dome in Iran
- イランの地形
- イランルート砂漠の砂海 SAND SEA IN LUT DESERT
- イランの歴史
- 研究のまとめ
- 技術的工夫
- 有吉北貝塚北斜面貝層のデータベースを活用した検討事例のまとめ
- 2025年5月ブログ活動のふりかえり
ブログ「花見川流域を歩く 自然・風景編」2025年6月記事
2025年6月 Sketchfabに投稿した3Dモデル
2025年6月 YouTubeに投稿した動画
2025年6月 ブログ「花見川流域を歩く」投稿記事に掲載した画像